仕事は準備が9割と聞いている。
なので、最近はとことんまで歩いてロケハンをしている。
よくハッセルブラッドでは都市探検家という言い方をしている。
それに倣うなら私は都市探検家なのだろう。

特に都内東側を歩く、歩く、歩く。
浅草、上野、秋葉原、神田、日本橋、京橋、大手町、丸の内、銀座、有楽町、日比谷、新橋、浜松町。

歩くことによって都市の表情が見えてくる。
ここに人が立っててほしい、この角度のビルが面白い、この看板すぐに無くなるんだろうな。
歩けば歩くほどどんどん見えてくる都市の表情。

また、ポートレート撮影を上手くなりたいという欲求に対して出てきた答えが
ポートレートというのも写真のジャンルの一つ。すなわち、写真が上手くなることはポートレートの上達につながる、という結論だった。

というわけで、全てつながっていることに気づいたので、ポートレート無くてもただひたすら都市を歩いて撮っている。
泳ぐのをやめたら死ぬマグロのように撮るのをやめたら死ぬんじゃないかってくらい撮ってる。