思い出すように出てこなくていいから。

情緒が安定しない気がする。
懸命に掃除をして物を捨てて、忘れようとしてもナチュモラな元パートナーのことが頭に浮かぶ。
はっきり言うと、私は彼が怖い。
怖いから、彼との家を飛び出した。
いつか私に飽きるだろう。
私の容姿が変わったら、他の人にしているみたいにその容姿を貶すだろう。
私が少しでも気に入らないことをすると、途端にその攻撃性をこちらに向けるだろう。
私は彼がどこまでも信用できなかった。
いつか歳をとった時、「君といた時間が無意味だった」と言われるかもしれない恐怖。
それは、彼が私を社会的に潰しに来る恐怖を上回ったのだ。
モラハラは外面がいいという。
彼も例外ではない。
そしてその外面を使って何人も気に入らない人を追い出してきたと自慢げに語っていた。
なんという無意味な誇示だろう。
そんなことで自分を大きく見せようとするちっぽけな人だ。
それでも、臆病な私が怯えるには十分だ。
頭でわかっていても、怖い。
忘れることが一番の仕返しだとわかっていても、辛い。
大丈夫、私はそんなに弱くない。

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