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会社設立1期目のまとめ ー 【ご参考】8月以降に行ったこと

この記事は約2,500文字。5〜6分で読めます。


前回の投稿で、
2022年12月末に終了したディアログ合同会社 
第1期を「総括」しました。

前回のリンク


今回はご参考情報として、
8月以降に行ったことをご紹介します。


8月以降に行ったこと

◉ インボイス申請しました


昨年(2022年)12月後半に
税務署に適格請求書発行事業者の登録申請、
いわゆる「インボイス制度」の申請書を提出しました。


ぼくの場合
最小稼働時間での目標売上達成を目指す」
 (売上拡大を目指さない)
ことを方針として経営を行っています。

そのため課税売上高が1,000万円に満たない免税事業者になるので、
申請書を提出しないことも選択可能です。
でもあえて申請しました。


ぼくの認識では、消費税は「預かっているもの」。
「もらったもの」ではないので、
小規模だから払わなくていいということに違和感を感じました。

そのため、お金の面では損になるかもしれませんが、
自分の違和感(価値観)を優先して申請しました。

※「消費税は預かり金ではない」という話しが
 あることも理解していますが。


申請したとき税務署の方からは、
「手続きに2ヶ月ぐらいかかる」といわれました。

3月に入りましたが、今のところ連絡は来ていません。

もう少し待ってみます。

インボイス制度特設サイトへのリンク


◉ 自力で「決算申告」手続きしました


12月末までにに使用した経費の請求がすべてあがったきたことを確認して、
2023年1月の終わりに決算処理を行いました。

決算は年度末から2ヶ月以内が期限です。

ぼくの場合12月末締めなので2月末までにやればいいのですが、
初めてでどのくらい時間がかかるかわからなかったことと、
早く決算処理をやってみたかったという個人的な興味もあって
準備が整ったら速攻でやってみました


「コストは最小化する」運営方針のもと、
決算書作成手続きも専門家の力は借りずに
「freee申告」を使って自力で行いました。


慣れない作業なので、
かなり時間がかかることを覚悟していたのですが、
「freee申告」の画面の指示通りに作業を進めると
わずか1.5時間ほどで手続きを終えることができました。

もともと日々の記帳処理をきっちりやっていたお陰もありますが、
拍子抜けするほど簡単で、特に困る場面もありませんでした。

やっぱり経理処理も掃除やダイエットと同じで、
まとめてやるんじゃなくて毎日コツコツやるのが
いちばんラクで効率的ですね。


無事書類の作成が終わったので、今度は申請手続きです。

ぼくはICカードリーダーを持っていないので、
電子申請はできません。

書類を紙に印刷して
芦屋税務署、兵庫県税事務所、芦屋市役所に持参しました。

市役所で45,000円、県税事務所で16,500円の住民税を支払い
手続きはすべて完了です。


決算処理を税理士にお願いすると、
10〜15万円ぐらいかかるといわれています。

freee申告のベーシックプランだと24,800円/年(税別)なので、
かなりコストセーブすることができました。

経理処理や決算処理は、
好き嫌い(得意/不得意)がはっきりしている作業なので
すべての方にはおススメできませんが、
嫌いじゃない方にとってはかなりお得だと思います。

決してfreeeの回し者ではありません(笑)

freee申告へのリンク


◉ 役所に各種書類を提出しました


総務省、税務署、市役所などに各種の書類を提出しました。

■ 総務省統計局

 ・事業所・企業照会票

新たに事業を開始した企業の概要(属性や売上等)を
把握するための調査だそうです。

ウェブサイトからオンラインで回答が可能でした。

総務省統計局へのリンク:


■ 税務署

税務署に以下の書類を提出しました

 ・源泉徴収票等の法定調書
 ・所得税徴収高計算書
 ・給与所得源泉徴収票個人別


■ 市役所

市役所には以下の書類を提出しました

 ・給与所得源泉徴収票総括
 ・給与所得源泉徴収票個人別
 ・償却資産申告書

源泉徴収関連の書類は、
去年の7月にも提出していたので認識していました。

でも「償却資産申告書」は、まったく知りませんでした。

この書類は、
固定資産税把握のために毎年1月1日時点の償却資産の状況
1月31日までに申告するものだそうです。

償却資産といっても、ぼくの会社で「資産」と呼べるものは
パソコン1台だけなので、作成にはまったく時間はかかりませんでした。

「償却資産申告書」テンプレートへのリンク

https://www.city.ashiya.lg.jp/kazei/download/documents/r5sinnkokusyo.pdf


◉ 出張規定を作成しました


前回の投稿でご報告したように
昨年後半にはじめて長距離出張がありました。

それに合わせて「出張規定」を作成しました。

1人しかいない会社なので、
規定を作っているときは何か妙な気分でした。

でも決算の点からも重要なことなので、
ぜひ作成しておきたいですね。

ネットで検索すると、
テンプレートがいくつも見つかります。

自社の状況に合わせてお好きなものを選んで、
作成してみてはいかがでしょう。


気づき


会社をつくると、
いろんな書類の作成や役所への提出があります。

個人的に新しいことを知れるのは楽しいのと、
この手の事務作業が嫌いではないので
ついつい時間を使いがちです。

でも冷静に考えれば、
これらはお客様に付加価値を生み出す「仕事」ではなく、
まさに「作業」なんですよね。

ひとりでやっていると、
誰かが指摘・注意してくれるわけではないので、
ついつい「楽しい」ことに時間を使いがちです。

「楽しさ」と「付加価値」のバランス
しっかり意識する必要がありますね。


次回のテーマ


会社設立1期目に関する投稿は今回で最後です。
ご覧いただき、ありがとうございました。

今日の投稿も「マガジン」にも保存しています。

マガジン保存先:


これからも、起業を検討している方のお役に立つように、
継続的な状況報告を行っていきたいと考えています。

もし知りたい・聞いてみたいテーマがありましたら
お知らせください。

ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」


美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。