「お悔やみの贈り物って、なにを選べばいいですか？」

沢山の供養品を見渡してから、困ったようにお声かけくださるお客さま。
最近、こうしてお悔やみの贈り物を探しにこられる方が、以前よりもとても増えたように思います。

「なんと声をかけていいか分からないけれど、
　せめて何か贈りたいんです」

そんな思いの中、多くの方がお相手さまに何を贈ろうか悩み、スタッフに相談しながらじっくりと贈り物を選ぶ姿を見てきました。

その度に、そのお気持ちが何よりの贈り物だよなと感じています。

家族以外の誰かが、うちの子や自分のことを想ってくれること。
悩みながら時間をかけて、何かを選んでくれること。

何より、うちの子の旅立ちを当たり前のように”悲しいこと”だと感じて、”せめて何かを贈りたい"と思ってくれるほど、大きな出来事として受け止めてくれること。

私もうちの子を亡くした経験がありますが、友人のそうした想いがとても嬉しかったことを覚えています。

本当に、心にしみるんですよね。

今日も、きっと誰かを想い贈り物を探す方がいるかと思います。

どうか贈り物につまった優しいお気持ちが、お相手さまと旅立った大切な家族へと届きますように。

心より、祈っています。