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【FateSN感想】好きなゲームが型月リスペクト?Fate何も分からないけど触れてみようかしらね…

最近ツイッターのトレンドやTLを席巻しているソーシャルゲームがある。

ブルーアーカイブ

何を隠そう、現在私もこのソーシャルゲームのシナリオに魅了されている。

端的に説明すれば、ブルーアーカイブとは学園都市キヴォトスで発生する事件に対して、シャーレの先生としてワイが解決することを試みていくストーリーだ。学校同士の条約提携に賛成する者、反対する者の争いに過去の因縁が絡んでくるストーリーなど、思ったより政治的な話が多い。

12月7日からは新ストーリー『時計じかけの花のパヴァーヌ編 第二章友情と勇気と光のロマン』後編が更新されることが決まっており、今からワクワクしている。

https://twitter.com/Blue_ArchiveJP

数か月前、私はこのハチャメチャに面白いブルーアーカイブの世界観構築のため、シナリオチームがリスペクトした存在のひとつにTYPE-MOONがあるという話を耳にした。

この動画がリスペクトであることに言及したインタビュー。韓国語は分からないが、確かに字幕にTYPE-MOONの名前が出てくる。

TYPE-MOON、Fateシリーズは私にとって未知の存在である。数年前にサービス開始されたFateのアプリゲーム「Fate Grand Order」をクラスメイトがプレイしていたのを後ろから覗き込む形で見たことはあるが、そこの世界観やキャラクターは何も知らない。

嘘をついた。唯一知っていることがある。アビゲイルウィリアムズは二次創作で見かけて、かわいいなと思っている。彼女が人間なのかは知らない。

詰まるところ

ブルーアーカイブが型月リスペクトらしいので、せっかくだからFate触れてみたいよな~~

と思っているわけで………………

何から触れていいか分からなかったので、インターネットの型月作品に詳しい人たちに聞いてみた。

ワイ:Fateについて何も知らない(アビゲイルがかわいい)ので、どこから始めればいいか何も分からないんですが、私はどうしたらいいですか

Aさん:理想かつある程度時間を抑えられるルートは
UBWアニメ(ufotable版)→HF映画→そこから好きそうな作品やFGOなど

Bさん:一応アニメubw→zero→hf→fgo他作品が定石でもあるけど省略しても全然いい

Aさん:fateって突き詰めると「愛と美しさと希望」だと思ってるから、愛、美しさ、希望のいずれかが好きな人におすすめしたすぎる

Bさん:原作全年齢版がアプリで出てて、セイバールートは無料でプレイできるのでそこから始めるのもあり(時間はかかる

ワイ:それはアニメとは別のストーリー?

Bさん:別のルートだね

Aさん:stay nightには3つのルートがある

Bさん:アニメはubwが凛ルートでHFが桜ルート

ワイ:そう考えるとセイバールートのアプリ版から始めるのが結構個人的には合うのかもしれないな

Bさん:【劇場版「プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」の画像リンク】
    ロリエロ注意です

ワイ:これ(雪下の誓い)に達したすぎる………………

Aさん:あの有名な「男の子は男の子と 女の子は女の子同士で恋愛すべきだと思うの」を生み出したことでもおなじみ、プリズマイリヤ

ワイ:それってこれなんだ!

Aさん:めんたま(ワイ)には割とUBWアニメ→ZERO→HF→プリヤアニメがおすすめかもな

ワイ:了解です!プリヤまでいきます

私は無料でアプリで配信されている Fate stay/night のセイバールートから読み進めることにした。そこから凛ルート、桜ルートをアニメで見て、前日譚であるZEROを見て、プリズマイリヤに向かう。プリズマイリヤはロリが好きな私にはぴったりな作品に見える。

さて、ここからはFate stay/nightから始まる私のFateシリーズ初見感想を綴った記録である。

一日1時間~2時間で読み進めた。
感想が区切ってあるのは一日読んだところまでの感想を都度書いているためである。

単純にフルボイスで驚く。最初から争い?戦争?が勃発するのかと身を構えていたが、一時間早くめざましをかけてしまうお茶目な一人暮らしの女の人の話が始まったので、少々安心。
そんな彼女は昼は高嶺の花のような学生、夜は魔術師として生活をする女の人、凛さん、その凛さんと弓道場で会ったのは桜さん………
これはセイバールートと聞いているが、セイバーさんはどこにいるんだろうか
凛さんは魔術師であることを同級生に悟られないようにする人間関係にかなり疲弊していたが、今後そのことに感づいていく同級生は現れるのかな。

昨日まで読んだところから設定が徐々に明らかになり、私はかなりテンションが上がっている。何が面白いって、個人的には「令呪」。マスターがサーヴァントを思い通りに動かすことができ、それは「奇跡」さえ起こせる。ただ、その呪術が3回までしか使えなくて、しかも3回使い切ったらマスターはサーヴァントに殺されてしまう可能性が高まる。そんな状況にありながら、凛は出会ってすぐのちょっとした喧嘩で令呪を使ってしまっただなんて…見ている方はハラハラしつつも面白い展開とも言える。

そういえばセイバールートと言いつつ、前回まで読んだところだとセイバーは出てきていなかったのだが、ようやくその名がシナリオの中に出てきた。凛はもともとセイバーが来ることを望んでいたが、手違い?でアーチャーが来てしまったとのこと。ただ、それをそのままアーチャーに伝えたらちょっとかわいそうだろ!!アーチャーも若干怒ってたし、それ以外でも凛の態度には「もっとどうにかならんのか」と思うことは私も多い。それでも、どうやらアーチャーはそういう自信いっぱいなところが凛の良さ、武器であると認め、信じることを選んだようだから私も凛を応援しようと思う。

驚いた。俺が二日間、計二時間かけて読んでいた部分ってプロローグだったらしい。急にムービーが流れてタイトルがどーんと出てきた。このFate/stay nightという作品のデカさ、時間の長さを思い知った。

ところで、セイバールートというのに全然セイバー出てこないじゃないかと思っていたら……
出てきた。しかし、凛に殺意を向けてくる形で 

殺意を向けられながらも、凛は憧れのセイバーに見惚れてしまっている。憧れの人に殺されることへの嬉しい気持ちは私でも理解できるが、それはこれだけ聖杯戦争のために鍛錬を重ねた凛ですらこうなのか、という驚きの気持ちと、本人の言葉そのまま借りれば死に際までこんなことを考えているなんて「どうかしている」とガッカリする気持ちがあった。

え?これでしばらく凛出てこず?とムービーが流れている間考えていた。

それから士郎の過去から現在まで見た、桜はなんで士郎を起こしに?どういう関係?ただの先輩後輩ではないんだろう。士郎の行動の選択肢がプレイヤーに委ねられていたけど、「士郎=私」でいいのかな…

セイバーが凛と相対する場所は武家屋敷だったけど、
「マスター→士郎、サーヴァント→セイバー」ってこと?

世界観の説明が凛の口から再び語られたが、サーヴァントの名前(真名)を開示することがそのまま弱点になるってめちゃくちゃ面白い。

バーサーカーを使いこなすマスターが出てきたらこれアチ~なと思っている。

桜ちゃん、めちゃくちゃ士郎のこと好きじゃん何~~~~~~~~~~???毎日藤村先生のところに行くと兄に伝えて、それを口実に士郎に会いに来てるの~~?急にラブコメ要素がどんどん流れてきてびっくりしちゃった。Fateってこうなんですか?

士郎も士郎で、桜の指見るだけで色っぽいだの、女性らしさが出てきただの、息を呑むだの、なんすか?キモいですよ。Fateってこうなんですか?

正直、桜と士郎の関係は今はどうでもよくて、一番気になってるのあの「銀髪の少女」何~~~~~~~~~~~????????????突然「お兄ちゃん」と呼んできて、「死」を宣告してきた銀髪の幼女何????

何から言及したらいいだろうか。
凛の視点から見ていたことと、士郎が遭遇していることがだんだんと収束していくのがめっちゃ昂った。
凛ちゃんがセイバーに殺されるシーンを前に見たけど、あれはマスター士郎の叫びで寸前で止めてたんだ!!!というか、士郎がマスターになる流れがあまりにも「偶然」すぎて笑ってしまった。
セイバーの武器は「視えない」っていうのもえげつなくていいし、ランサーの「ゲイ・ボルク」もかなりいい。過程と結果を逆にするってそれありなんだ。それを避けられるセイバーも最高!!!!
最後のほう凛ちゃんとセイバーだけの空間が生まれていて良かった。凛ちゃん、かなり士郎に対しては上からだし、真面目ムード出していたけど、令呪2回も使い切ってるくせに「大切に使いなさい」はないわな。

銀髪の幼女がイリヤだったのか、とんでもないかわいさだ。
マジで驚いたんだけど、この銀髪ロリが使いにくいと説明されたバーサーカーをサーヴァントとして契約してたんか!

このイリヤとの戦い、選択肢で[セイバーを助けるor凛を助ける]が出てきて、こんなの選べないよ~~!!!になった。
かなり悩んだ挙句、凛は最終的に聖杯戦争で戦わなくてはならないので相棒のセイバーを助けることにした。だが、そこで士郎が殺られてしまったので、ゲームオーバーなっちゃった!!と、思いきやなんか色々あって復活してた。良かった~~!!!

その時点でイリヤの出番が終わってしまったのが悲しい。でも、凛によればまた士郎と凛を殺しに来るっぽいのでまた会えるでしょう。楽しみだな。

それはそうとこのFateのシナリオ、忘れた頃にラブコメ要素を差し込んでくる。普段鎧姿のセイバーが違う服装をしているだけで見惚れてんじゃねぇよ、凛に名前で呼ばれたくらいでビビってんじゃねぇよ、凛の手握ったくらいでビビってんじゃねぇ………
なんか気づいたら士郎は、凛とセイバーと(藤ねぇ)と(桜ちゃん)と屋根の下で暮らすことになってる!?!!めっちゃハーレムじゃん。

このstay/nightというゲーム、どれだけ面白ければ気が済むんだ。

バーサーカー、攻撃もえげつなかったが、セイバーによれば自分より低いクラスの相手の攻撃を実質無効化できるってあまりにも強すぎないか? それをイリヤの力によってさらに増強している? あのかわいい銀髪ロリのことがますます気になっちゃう。はやく再び会いたいものだ。

そして、前回からここまで 僕がかなりサイコ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!となったのは士郎をめぐるラブコメ要素の数々である。特に、桜と凛の遭遇シーンはとても良いものだった。学校の先輩後輩という関係では、とても良い関係のように見受けられるが、あのシーンは先輩後輩を超越した女の子同士の静のバトルが繰り広げられた。桜による暗に士郎のことを譲りたくないと凛に表明する描写がめっちゃくちゃ良かった。あ~~~~~~~~~~~~~最高~~~~~~~~~!!!

士郎はお人好しすぎる。いい加減腹を決めるべきだ。セイバーのことを多くの人に紹介するということは、もしものときに悲しむ人が増えるということでもあるんだぞ。

慎二から聞いた話を受け、セイバーと凛に相談、柳洞寺に行くかどうかの選択肢が出てきた。士郎の立場で考えるならば、行かないのが最善だと分かっていた。しかし、私はセイバーがあまりにも苦しそうで、彼女だって聖杯戦争で勝利をするという目的の上でここにいるわけだから一回くらいは戦わせにいってもいいのではないかと思った。
その判断が甘かった。士郎が殺されてしまい、終わった。
そんなに甘い話じゃない。私も真剣に取り組むべきだった。マジで最初からやり直しになることを覚悟したが、そういうわけではなさそう。とても苦しいが、セーブ地点からやり直させてもらう。

選択肢選びなおして、セイバーを説得し、柳洞寺にすぐ向かうことは諦めてもらった。

……はずだった。セイバーは自分自身の判断で、勝手に柳洞寺に向かい、階段を上がり、敵と遭遇!!
なんか敵側から真名晒してきたし!「佐々木小次郎」!??!めちゃくちゃ日本人で面白い。セイバーが剣士であることも見破ってきたし、こいつただ者じゃない!
その最中、セイバーとアサシン(小次郎)をのぞき見する他のマスターも観測!おい!!!!!!!!!!!!卑怯だぞ!!!!!!!!!!!
そんなことしている間に士郎が柳洞寺に駆け付け、セイバーを引き取って帰還。

士郎は未だにセイバーを傷つけたくないことにこだわってるけど、そろそろマジで腹を決めろって!ここままじゃアンタもセイバーも死んじゃうよ!!!!!!!!!!!

セイバーのラッキースケベをいただいてしまった。
セイバーも士郎からは無表情に見えている様だけど、一成が言うとおり、だいぶ表情が豊かになってきている。士郎の突拍子もない発言にちょっと照れているのもかわいい。セイバーの風呂上りの下ろした髪型も良かった。セイバーかわいいな。

士郎がセイバーといる時間が長くなった結果、セイバーの情報も微々たるものだが、分かってきた。何やらセイバーが聖杯を求める理由は生前に果たせなかった責任を果たすためであるらしい。真名は明かされていないが、英雄だった頃のセイバーには士郎と同じくらい、いやそれ以上の壮絶な過去があるのか。今後明かされてほしいところ。

そんな感じでセイバーと士郎が仲を深めているものだから、凛が若干嫉妬しているのが良い。良いです。それを見てセイバーがまた縁側で士郎を待っているもの良い。良すぎるぞ。

士郎が睡眠をとる蔵にアーチャーが訪れていたけど、アーチャーさん、ワイの思ってること全部言ってくれるやん……… 士郎、敵なのはそうですが、アーチャーの言うことに耳を貸しなさい。セイバーを差し置いて自分が戦うなんてマジで訳分からないって。

あ~~~~~~~~~~そして満を持して、イリヤが再び登場しましたね。戦闘シーンでまた来ると思ってたけど、まさか商店街で遭遇することになるとは。ムっとしたところの表情めっちゃ良かった。怒ったときに闘いの目になるのも良かった。ちょっと甘えてくるのも良かった。公園に行くところで紙芝居みたいにくるくる回るのも良かった。

かわいすぎる

マスターである慎二からの電話、かなり怪しいと思われたが、士郎は学校へ向かってしまう。案の定、結界が張られており、士郎は死にかける。そこにさらにライダーも登場し、絶体絶命。直接攻撃を受け、窓から落下する。そこでの士郎の心の声が印象的、なんとアーチャーの言葉を思い出してるではないか。アーチャーやっぱり良いこと言ってたよね~!
そこで私は士郎に令呪を使わせ、セイバーを召喚、士郎は助かった。戦闘は続き、セイバーとライダーの一騎打ち。

あろうことか、ライダーは自らの首筋に短剣を押し当て それを、一気に切り裂いた。←マジ?
全然慎二もビビってるのが面白い。そこ後なんかめちゃくちゃすごい攻撃をライダーが仕掛けてきてそれを避けている間に逃げられてしまった。

セイバーと士郎は翌日に慎二とライダーを追い、街中に出る。差し掛かった公園で士郎は過去にこの場所で起きた聖杯戦争の被害者であることをセイバーに告げる。セイバーの過去の話もあまり聞いてなかったが、セイバーからしたら士郎の過去も知れていなかったのか、と振り返る私。

過去トークをした後、ライダーから攻撃を受ける。セイバーから「ここで待ってろ」と言われたので、私は待機を選択する。しかし、時間が経って、士郎が駆けつけたときにはセイバーの身体は動かない状態になってしまっていた。凛の話によれば、セイバーはこのままの状態では消えると……

私もセイバーはずっと睡眠してたから、魔力は十分なんやろなと楽観視していたのでかなり不意を突かれた。そして、え~~~どうするんだろと思ってたら、イリヤと出会って、殺された。

なんで!!!!!!!!!!!!!!!なんで、イリヤ、あの現場に居合わせてんの?「おやすみなさい、お兄ちゃん」て!!!!!!嬉しいけど、ちょっと複雑だよ!今はセイバーに想いを馳せてたのに、急に出てきて殺さないで………そもそもバーサーカー連れてなくても、あんなにプツンってマスター殺せちゃうくらいにはイリヤ強いんだ。あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~サイコ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

サイコー

前回の選択肢を変更、待てと言われたが、セイバーを追いかけることにする。そしたらライダーがめっちゃ強化されてて、宝具ではないのに天馬に乗って攻撃してきた。なんかめちゃくちゃじゃない?それに宝具を使って攻撃をしてくるものだから、セイバーは宝具を使うことを決断!!!!!!!!

エクスカリバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

約束された勝利の剣、日本語ネームもすごくかっこいい。真名をセイバーは士郎に明かすこととなったけど、それをどうこう考える暇もなく、セイバーは魔力を使い切り倒れてしまった。なんか前回の選択肢にしろ、今回の選択肢にしろセイバーが倒れることになっちゃって悲しい。

また公園行ったわ、士郎。え?また?と思ったらまたイリヤ来たじゃん。え???と動揺している間にまた金縛りをかけられて、目を開けるとアインツベルン城にいるやん!!!!!!!!もう何なの~~!!イリヤ好きだけど、イリヤもう怖いよトラウマなんだけどって思ってたら今度は
「シロウ――――わたしの物になりなさい」 て。オイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ちょっとどうなってんの、確かにセイバーはもう消えるかもしれないけど、今度はイリヤに仕えることになるの?そりゃあ、私は本望だけど、士郎にとっては違うんじゃない?って思ってたら、選択肢現れて、「まぁ~ここで拒んでもイリヤに殺されるだけやしな、もうBADENDは嫌やし、TRUE進んでおくか」ってしたら、いきなりイリヤに脳内見透かされて、なんかもうよくわかんないままに人形にされちゃったんだけど!!膝に乗るイリヤめっちゃ可愛かったけど、もう………

道場のブルマ体操着のイリヤ可愛すぎ!!!!!!!!!!!!!!!
情緒ぐっちゃぐちゃになる 

アーチャーマジかっこよすぎる!!!!!!!!!!!!!!!かなりこの人好きです。私。

セイバーと凛とアーチャーがかけつけてくれた。それから一行は脱出をしようと画策する。しかし、セイバーはまだ本調子ではない。そんな状態でイリヤと遭遇すれば、一巻の終わり。急いで脱出せねば!

まぁ、先のストーリーを見破ることに鈍感の私でも分かってたんですが、そこにイリヤとバーサーカーが登場。もはやキター!!という気持ちより、恐怖のほうが強い。イリヤ怖いよ。凛がアーチャーに死ねと言う。苦しい苦しい。アーチャーが答える。「倒してもいいのだろう」と………

かっこよすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

イリヤがそれを見て、怒る。「誓うわ。今日は、一人も逃がさない」
イリヤが殺意に満ちた宣言をするとき、いつものロリロリしい声色ではなく、若干低くなるのが好み。「バーサーカー」って呼ぶときの声も好きだ。

アーチャーが背中越しに士郎に声をかける。「イメージするものは常に最強の自分だ。」

かっこよすぎる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


そこからアーチャーを除くメンバーは城から脱走。廃墟に避難し、魔術回路移植を行う。原作がエロノベルゲーなことを強く実感するシーン。魔術回路移植の一連のシーン。趣がありました。

嗚呼、面白かった。これに尽きる。

凛が立てた作戦をベストな位置で遂行するため画策する士郎、凛、セイバー。しかし、十分な準備を行うことができないままそこにイリヤとバーサーカーがやってくる。イリヤは体全体に令呪を纏い、完全戦闘態勢。バーサーカーの足止めを担うセイバーは足止めなんてできる状態でなく、ただバーサーカーに攻め込まれるのみ。しかし、セイバーが作った一瞬の隙を逃さず、凛は手持ちの宝石をバーサーカーにぶち込む!!!!!!!!!

やったか!!!!!!!!!!やっぱりこういうときの強力プレイって最高だよな………
しかし、バーサーカーは凛を手に握りしめ、もう殺す寸前まで達していた。

まずい!!!!!!!!

士郎もセイバーも凛を取り戻そうと必死に攻撃を続けるが、なんと肉体自体が宝具で、12回死なないと(しかも会心の攻撃で)殺すことができないバーサーカーの前に手も足も出なかった。

これBADEND!!!!!?????????????
と思った私の隣で士郎がアーチャーの言葉を反芻する。「想像しろ」と………これはアーチャーが背中で語った最後の言葉。

士郎は最強の剣を想像し、セイバーの過去からカリバーン(勝利すべき最強の剣)を取り出す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!え!?!?!そんなのアリなの!?!でもなんかすごいからヨシ!

でも士郎は剣を扱う技量がない!!!!!!!!!!!倒れてる!!!!!!!!!!!そしたらセイバーが飛んできて、一緒に剣を持ってバーサーカーに刺し込んだ!!!!!!!!!!!!!!キタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!俺たちの勝利や、イリヤ!!!!!!!!

ってなんで士郎はイリヤを家に持ち込んでんねん!!!!!!!!いいんか!!!

追記:セイバーの過去が若干知れてよかった。人間ではなく王、娘ではなく跡継ぎの息子、男子として扱われ、国のために奮闘するが、その様子が家来にとって不気味に思われ、人が離れていってしまうというのは切なすぎる。もし伝説通りなら、家来にとって殺されたことになる.....?悲しいセイバーの過去

セイバー、士郎ともにお互いの過去のことを夢に見るようになる。セイバーが私たちはとてもよく似ていると言う。それは見ている私も思っていたことだ。凛を経由しないとうまく話すことができなかった二人が明らかに他のマスターとの戦いを経て、お互いのことを分かってきている。

改めてルールを確認するが、聖杯戦争は一人しか勝者はいない。今、士郎の家にいる凛やイリヤと士郎はいつか戦わないといけない日が来るのだろうか。そのとき、士郎はどうするのだろうか。

ラブコメ要素がかなり増えてきていて、嬉しい。イリヤがベタベタ士郎に触る度、セイバーが怒っているのがかわいい。

セイバーが聖杯を求める理由は案の定自分のためではなく、国を救うためだった。
そのため殺されかける間際で時間を止めている、聖杯を得た際にはセイバーは元の時間軸に戻り、そこで自身が消える。ちょっとややこしいがこんなところか。要するにセイバーはかなり虚しい結末のために剣を振り、サーヴァントとして士郎と戦っている。

面白いのが、ややこしい説明であると制作側が分かっているのか急に図が出てきた。資料1をご覧ください的なノリで出てくるので、深刻なシーンだったのに笑ってしまった。

士郎はセイバーの希望をもちろん「セイバーは自分のために使うべきだ」と非難する。そして、言い争いをしているところにキャスターが侵入。そこでキャスターを倒したのは、士郎でも凛でもイリヤでもセイバーでもなく、アーチャーのサーヴァント。

登場人物はもう全て出ていて、このまま物語が進行していくと思っていた私にとって、ここでの新キャラはかなり面食らったが、驚くのはそのサーヴァントがやけにセイバーに執着していること。「心を決めてほしい」とは何か。それは士郎も思ったようで、セイバーに尋ねる。まさかそれが求婚であったとは………何がなんだが分からなくなってきた。そもそも、前回の聖杯戦争で出てきたサーヴァントが次の聖杯戦争で登場していいのだろうか、あまりにルール無用すぎる。

そして、最後に衝撃の事実。セイバーの前回の聖杯戦争のマスターは切嗣であったと士郎は知ることになる。しかも、セイバーにとって切嗣とは情がなく、裏切り者で、恨んでいる人物らしい。話しかけたのはたった3回。せっかく目の前にした聖杯を令呪を消費してまで破壊させるとは、その時切嗣は何を思ったのか……そして、切嗣は士郎と出会ってからはなぜ善人として振舞うようになったのか、色々と謎が残る。

士郎がセイバーに抱く守ってやりたい、笑顔にしてやりたいという気持ちはまさしく好きだという気持ちに他ならない。
そこからの士郎の行動の早さには驚いたが、デートを決行。しかし、その帰り道セイバーに本心から戦っているのか、本当は戦いたくないのではと告げると「貴方程度の人間に私の何が解る」、「貴方含め聖杯以外は余計なもの」と言われてしまう。そこからの諍い、見てるこっちも苦しいが、本人らが一番苦しいだろう。自分のことを差し置いて、相手のことを優先してしまう同士だ。最終的に士郎のほうからセイバーのもとへ向かい、一旦休戦になると思われた。

悪い予感は私にもした。正体不明の謎のサーヴァントの登場である。その正体は人類最古の英雄王、現在存在する宝具の原型を集めている人物、ギルガメッシュ。勝ち目のない戦いで、セイバーはエクスカリバーを放つも倒れ、士郎も満身創痍状態。

そこからの士郎のセイバーを想う気持ちは、こちらサイドから見れば異常だった。絶望的な状態から立ち上がり、なんかよくわからんが、作り出し、それを見たギルガメッシュが怯んでいるうちに攻撃、ギルガメッシュは逃亡した。

そこからの士郎とセイバーのシーンが良かった。あまり関係がよくないと思われた二人もここまで来たか。セイバーが剣、士郎が鞘。魔力補給にあたってのセイバーの白い姿は誰をも魅了する美しさだった。それはイリヤが好きでたまらない私でさえも。これが最後にならないと良いなと思う。必ずやこの意味の分からない戦いを終わらせ、再び手を繋いでほしい。強く私は願った。

かなり最悪だ。
教会を訪れて言峰がいない、なんか嫌な雰囲気、地下にシタイなんてあるわけがないよね~~~辺りでもうまずいな……というのは私にもわかった。
選択肢は地下に行くか、逃げるか、思わず逃げてしまったが、セイバーが迎え入れてくれて凛も出てきて完全にTRUEルートに進んだと確信していた。
そこに客を知らせるチャイムである。おそらく、言峰は凛が出て行ったのを確認してから入ってきたのだろう。かなりセイバーは警戒していたが、サーヴァントではなく、あくまで人ある言峰に士郎が負けるわけがない。何のためのセイバーとの日々の鍛錬だ。

しかし…言峰は大量の子どもの死体を投げてくる。それから士郎は目を離せず、殺されてしまった。

これまではただの選択肢ミスによるBADENDだったが、これは何だ。言峰の教会の地下には大量の子どもの死体があるのか、何のためなんだ………………

え?そういうこと??
あ~そういうこと………………
選択肢を選びなおして、教会の地下に潜って、そこではサーヴァントのエサにされている子どもたちがいた。
その子どもたちはかつての聖杯戦争で士郎と同じく戦場に残された子どもたち。当時士郎はそこで救われたが、それ以外の子どもたちは教会で頭と胴だけ残された状態でサーヴァントに魂を送る装置と化していた。
それを知ってしまった士郎は言峰の支配下によって、ボコボコにされてしまう。士郎はこれまでこの子どもたちのことをおざなりにしてきたことに懺悔をする。聖杯を使って、ないことにすることを提案されるが、これまでの人生を曲げることはできない故、そんなことはできないと断る。
その後、士郎の危険を察知して、現場に来ていたセイバーを言峰は試す。士郎(マスター)をその手で殺したら、聖杯をくれてやってもいいと………

こんなセイバーを試すようなことするんだ、と思った。もちろんセイバーは士郎を助けて二人で逃げるものだと信じ込んでいた。
しかし、セイバーは士郎を殺す。完全にその気にはなれなかった。

そういうことですか?これ、もう完全にどこかのタイミングで何を選んでもBADENDのルートに入っていたってことですか?

実はインターネットの型月作品に詳しい人に見守られながら読んでいた。

Cさんは「初見でそのBADいけるの、すごいです。褒めてないかも。」と言い、Dさんは「知らないBADENDだ。」と言う。

なんかレアケースに進んでしまっていたらしい。

一日目からやり直したのでスキップ機能があるとはいえ、時間がかかってしまった。セイバーのことだけを考えて、選択肢を選び続けた結果、言峰の前でセイバーに殺されずに済むルートに辿り着いた。

聖杯を得ることによって、国王として全部やり直したかったセイバーが士郎の言葉を受けて、今からという考えに改まって良かった。
そもそも、聖杯なぞ兵器で、全てを破壊し尽くすことによって持ち主の願いを叶えるものだと後に知ることになったのだが………ずっっっと聖杯を得ることだけを考えてきたセイバーにとって、その事実はあまりに辛すぎないか。例え、99%うまくいくとは思っていなかったとしても、1%には賭けて
いたんだろうからさぁ……

言峰、なんなんだお前は。ランサーのマスターを殺して、ランサーを自分のサーヴァントとして使役して割には、前回の聖杯戦争で使役していたギルガメッシュをランサーに隠してずっと使役し続けていたし。そもそも、ギルガメッシュが生き長らえるために子どもたちの魂を吸い取ってるし。おまけに凛とイリヤを襲って、イリヤを連れ去っただぁ?本当に許せない。
前に「聖杯戦争が長引くとイリヤが壊れる」という発言を聞いていたけど、それがこのような形だったとは。イリヤこそが聖杯の器、イリヤの心臓の中に聖杯の器がある。
ちょっと私は苦しい。イリヤを守りたいが………………
遠坂に託された剣で、必ずや言峰を殺し、聖杯を破壊してやる。

言峰とギルガメッシュのもとへ向かう際に階段を上っていくシーン、互いに言葉をかけず沈黙のまま別れの時間を過ごすのが印象的。士郎とセイバーにとって、もはや言葉は不要。二人は繋がっているのだ。それは信用であり、心が通っていることであり、愛である。

案の定、セイバーも士郎も苦戦を強いられる。ただただ流れるテキストに魅了されるばかりで、もはやここは感想なんていらないんじゃないか。士郎に呪いがかかって、「死ね」の背景に何やら難しい文章が羅列されていくところが「マジ呪いだ」と興奮した。

アヴァロン 全て遠き理想郷 ←あまりにも良すぎる。

士郎からセイバーに返された鞘の宝具というのもアツい。あれによって完全に無敵になったわ。ギルガメッシュとセイバーが互いの宝具を叫んでぶつかるところめちゃくちゃ良かった………………

セイバーと士郎の勝利。セイバーと士郎は派手に喜ぶこともなく、淡々と別れに向けた作業を行う。士郎は今ならセイバーを止められると強く強く思っていたはず。なんで好きな女の子を報われない過去に帰さなくてはならないのか……と………

ただ、セイバーのずっと想い続けた願いを尊重する士郎はかっこよかった。セイバーが聖杯を壊した跡に
遠い朝焼けの大地 彼女が駆け抜けた黄金の草原に似た景色が現れるのあまりに狙いすぎてて、狙いすぎているけど、まんまと「オッッッッッ」と思ってしまった。マジ最高だ。

エピローグ、何より凛やイリヤが無事で良かった。桜が兄が行方不明になったことに関して悲しんでるのが、色々知ってる身としては切ない。

士郎は思い出に留まらない。留まらないということは、人間である以上、セイバーと過ごした日々も段々と忘れていってしまうということ。しかし、セイバーが好きだという気持ちは変わらない。それは思い出ではなく、今も続いていることであるから。

こうして私のFate stay nightセイバールートは幕を閉じた。

心から言える。面白かった。

なんでこのコンテンツに触れてなかったんだろうと思う。完全に私の好みだ。

BADENDもただ死ぬことを突き付けられるだけではなくて、その死ぬ過程にもこだわりがあるのが良い。特にイリヤが士郎を殺してしまうところで、実はイリヤが士郎を殺してしまったことに悔やんでいるという話がタイガー道場で聞かされた。こういう少しの情報だけで、そうかそうか………!!と嬉しくなるし、キャラに深みが出てくる。

そういうキャラの少しの情報=断片を摂取することで、キャラ像が確固たるものになっていく。そして、好きになっていく。

世界観やキャラのセリフを表すためにあった文章が段々とシーンを演出する仕掛けになっていくのも面白かった。ただの文字ではあるが、その羅列された文章が心地よくなっていき、ますます文の圧に圧倒されたくなる気持ちが読み進めていくに連れて出てきた。

最後までずっと驚かされたし、圧倒され続けたストーリー。
Fateを始めとした型月作品が愛される理由がその原点に触れることで分かった気がする。

読了後、そんなにセイバールートだけでSNハマったなら…とFate/hollow ataraxia(SNファンディスク)の存在を教えてもらった。

やりたすぎる!!!!!けど、先に述べたようにこれから凛と桜、ZERO、プリヤ見なきゃいけないからしばらく後になる。

ありがとうブルーアーカイブ

ありがとうFate stay/night

ありがとうTYPE-MOON

ありがとう型月作品を愛する全てのファンへ


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アイドルマスターシャイニーカラーズというソーシャルゲームが面白いです。私もいくつかこの作品に関するnoteを書いています。大崎甜花ちゃんがかわいいです。

ブルーアーカイブというソーシャルゲームが面白いです。浅黄ムツキちゃん、天童アリスちゃん、聖園ミカちゃんがかわいいです。

響け!ユーフォニアムという京都アニメーション制作のアニメ作品が面白いです。鎧塚みぞれちゃんがかわいいです。Abemaで無料配信が直近にあるらしい。


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