でっく

秋葉原にある『あっとほぉーむカフェ』にご帰宅した際に書く日記です。気が向いたら更新。 …

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秋葉原にある『あっとほぉーむカフェ』にご帰宅した際に書く日記です。気が向いたら更新。 人生で初めて出来た推しとのチェキを見返しつつ書いた日記『再生停止のその後で。』を書き終えました。

マガジン

  • 『再生停止のその後で。』

    【再生停止のお知らせ】 人生で初めて出来た推しは唐突に卒業してしまった。 手元に残ったのは初めて知った感情と撮影した63枚のチェキ。 チェキを見返しながらその日、その時にあったことを綴ります。 『最高で最強な日々』が消えてしまう前に。 ※敬称略。 ※名称の表記は当時のものを使用しています。

最近の記事

これが走馬灯だったらいいのに

9月20日に開催されたAKIBA BROADWAY チームA 4th seasonを観覧してきたので感想を書いていこうと思います。今回はナギさん成分多め。 ※サプライズ要素以外のネタバレがOKとのことなので、印象に残ったシーンを初老の脳が覚えている範囲で書いていきます。記憶違いや過度な妄想などがあるかもしれませんがお許しを。 約1年ぶりの観覧。 開演直後から降り注ぐ『萌えの豪雨』を直に受けつつ「これこれー!」となりました。でも、萌えの直撃に慣れていない方は要注意。唐突にグ

    • 手紙

      今日で初ご帰宅から4年が経ちました。 あの日、誘ってくれたお嬢様はランクがゴールドで、内心『50回も来てるのヤバいな』と思っていました。 それから月日は流れ、そのお嬢様はいつからかご帰宅をやめましたが、自分はご帰宅回数2000回が見えてきています。 こんなに長続きすると思ってなかった。 毎年、この日になるとそんなことを思います。 これもすべて、みんなが楽しいご帰宅を演出してくれるからです。 そんなみんなへ感謝を込めて。 ----- 「もしご帰宅をしてなかったらど

      • 遠雷

        とあるメイドさんとBLの話になり、その流れから今回『創作BL』のショートを書いてみました。果たしてこれが『BL』のくくりになるのかはちょっと横に置いて、雰囲気を味わってもらえたら嬉しいです。 ⬛光(ひかる) 高校卒業とともに上京。 約4年ぶりに帰省。 サークルには所属しない。運動苦手。 眼鏡(上京して視力が低下した)。 アルコールには強くなく、飲むのは『ほろよい』くらい。眠くなる。 嘘をつく時に鼻を掻く癖がある。 ひょろい、色白。 ⬛颯太(そうた) 高校卒業後、実家の後を

        • メイド漫才『お葬式』

          (A)→ボケ (B)→ツッコミ ■出囃子 ■中央マイクに寄ってベルを鳴らす (A・B)おかえりなさいませ、ご主人さま、お嬢さま ■拍手 (A)○○です。はいどうも〜 (B)○○です。よろしくお願いします〜 (A)私たちメイドは普段お屋敷でお給仕しているんですけども、様々な場所でご奉仕させていただくこともあるんですよ。 (B)たしかに色々なところでご奉仕させていただいていますね。 (A)そうなんです。例えばご主人さまお嬢さまの結婚式に呼んでいただいたり。 (B)はいはい。 (

        これが走馬灯だったらいいのに

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        • 『再生停止のその後で。』
          32本

        記事

          メイド漫才『スケールアップ』

          (A)→ボケ (B)→ツッコミ ■出囃子 ■中央マイクに寄ってベルを鳴らす (A・B)おかえりなさいませ、ご主人さま、お嬢さま ■拍手 (A)○○です。はいどうも〜 (B)○○です。よろしくお願いします〜 (A)私たち、普段は秋葉原にある『あっとほぉーむカフェ』というメイド喫茶でお給仕しているんですけども。 (B)はいはい。 (A)最近はご帰宅される方も増えたし、大阪に3店舗目ができたりして、どんどん『あっとほぉーむカフェ』がスケールアップしてるじゃないですか。 (B)そう

          メイド漫才『スケールアップ』

          2021年12月31日

          「生まれてきてくれてありがとう」 毎晩変わらないはずなのに、大晦日の夜空はいつもより少しだけ澄んでいる気がする。 今年と来年の狭間で、まばらに光る星を見上げながら呟くと、言葉はふっと輪郭を失って夜空に吸われて消えた。 ——- 「この“で”の中にこよみが書いたやつがひとつあるんだけど、どれでしょーか」 誕生日当日のお祝いは、7階からスタートした。ナギが先ほど撮影した集合デカチェキをニコニコしながら見せてくる。 あっとほぉーむカフェでは、誕生日を中心とした7日間をバース

          2021年12月31日

          『ねばえん!』

          これは2022年9月24日に終了したラジオ番組『ラジオでお給仕っ!めいどいん!の萌えチャージ♡』に投稿したものの、最終回までに読まれることが無かったネタメールである。 恋にまつわるエピソードを募集! 的なコーナー宛に送った『つららさんの夢小説』が、ごく一部に好評だったのでその第2話を書いてみたわけである。 ちょうど『ねばえん!』が配信開始された時期だったので、そこから妄想を膨らませてみた。 ※このnoteの最後に脳内設定の内容も記載されているので、「わかる!」となるか「キメ

          『ねばえん!』

          日常

          お楽しみ会が復活した。 ステージでニコニコしながら踊るメイドを見ていると、初めてお楽しみ会を見た時のことを思い出す。 ーーーーー その日、僕は近日中にどうしても認定証のランクアップがしたくて、高速ループを繰り返していた。台風のおかげで“まったり”なお屋敷だったので、次々にショットグラスの飲み物が運ばれてくる。 ループを開始して4回目くらいだっただろうか、飲み物をグラスに移し替えていると、光る部分がハート型のペンライトをメイドが持ってきた。 「どうぞ〜」と言われ受け取

          2020年12月1日

          ご帰宅をしたら、元アポロさん(書き方のクセ)もご帰宅をしていた。 笑った時の表情とか口調が全然変わってなくて、なんだかとても懐かしい気持ちになったので、書籍にまとめた際にボーナストラックとして書いた日常の記憶をアップします。 「何だっけ、あの、ほら。なんとか翔って名前の野球選手」 「中田翔ですか?」 満面の笑みを浮かべ「それな!」とアポロが手を叩いた。 彼女はみんなに『アポサー』と呼ばれていて、『これぞ平成ギャル』という感じのメイドだ。あっけらかんとした明るさが心地良くて

          2020年12月1日

          似顔絵を見ながら描いた似顔絵

          祭は人間の本能を刺激する。 異常に上がるテンション。 緩くなる財布の紐。 浅くなる笑いのツボ。 きゅるりんぱーてぃーでも同じような体調の変化があったので、あれは紛れもなく祭だったと思う。 ■『きゅるりんぱーてぃー』とは あっとほぉーむカフェのメイドで構成されたアイドルグループ『めいどいん!』のメンバーが行う特別なお給仕のことで、CDを購入して得られるチケットを消費して様々な出し物を体験するというもの。 入場するとすぐに『240度くらいから浴びせかけられるメイドさんの

          似顔絵を見ながら描いた似顔絵

          手紙

          秋葉原からの帰り道、「3年も定期的に通い続けた場所は、学校以外にあっとココだけかもしれない」なんて思うことがあります。 ご帰宅を止めるタイミングも、今までにあったかもしれないけれど、新たな出会いや発見がいくつもあって今もご帰宅を続けています。 実はこう見えてネガティブ人間です。 細かく書いたらそれだけで手紙が埋まってしまうほど。 これらを抱えて生きていくには辛くて大変なことばかりだけど、ご帰宅を続けて解消された部分があります。 この場所では、自分のネガティブを誰かが必

          グラデーションの中で生きている

          AKIBA BROADWAY(略してアキブロ)の初日・初回公演を観た。『萌え』の過剰摂取によりクラクラしながら本店7階でこれを書いている。 アキブロとは、あっとほぉーむカフェでお給仕するメイド10人が『特別な萌えエンターテイメントを提供する』というものだ。このショーの事前情報はほとんどなく、何がそこで行われるのか一切が不明の状態だった。 散々迷った挙句、最終的に観にいこうと思ったのは当日券が販売される直前の15時頃。 ACZ所属のナギさんのツイートを見たのが決め手だった

          グラデーションの中で生きている

          『再生停止のその後で。』特別編 /『青春依存のボクだから』/ 2021年3月25日

          「でっく、好きそうだよね」  今日が初お給仕だというメイドの写真をLINEで送ると、友人から間髪入れずに返ってきた。眼鏡で三つ編み。僕はいったいどのように見られているのだろうか。  初お給仕の情報は、あっとほぉーむカフェの公式アカウントがツイートする。メイドとして最初に世界に発せられる情報だ。このツイートに添えられる自己紹介的な文言と一枚の写真から、みんなのメイド人生が始まる。  普段なら流し見してしまう初お給仕ツイートだったが、今回はなぜか妙に惹かれる部分があった。

          『再生停止のその後で。』特別編 /『青春依存のボクだから』/ 2021年3月25日

          今日ウケたこと(7階)

          書き記しておかないと(意味がわからなくて)すぐに忘れてしまうので、今日ご帰宅中にウケたことを箇条書きで記しておく。 おそらくあとで読み返しても意味はわからないと思う。 ■つららさんとランゼさんが、あらゆる人を「ZAZY」と呼んでいた ■つららさんがおしおちゃんのことを「ZAZY」と呼んだものの、まさか自分のことだとは思わないおしおちゃんは無反応。(当たり前) 最終的に「ZAZY! おしおZAZY!」とつららさんが本末転倒な呼び方をしていた ■「ヘアスタイルをバッチリ決め

          今日ウケたこと(7階)

          萌え萌えデスゲーム

          私はギャンブルをやらない。 賭けたものが大きくなって戻ってくることがあったとしても、無くなる可能性だって当たり前にあるからだ。出したものに対してそれ相応のものが返ってくる方がいい。 40歳になり人生の終わりが見えてきている。終着点から逆算し始めているので、このまま平穏無事でノーリスクノーリターンな人生を送りたい。 そんな私が今日、秋葉原で命を賭けた。 そして死んだ。 ----- 「それではただいまより突発萌え萌えクイズ大会を行いまーす!」 司会のつららさんが通りの良

          萌え萌えデスゲーム

          『再生停止のその後で。』vol.27 / 2020年1月22日(最終回)

          枕元にあったぬるいコーラを一気に飲み干す。その甘さは粘度を持った液体に感じるほどで、気分を爽快にすることも、喉の渇きを潤すこともなかった。お屋敷でコーラを飲んだのは、初めてご帰宅した時くらいだったかもしれないと、ふと思い出す。 ユユの卒業を知ってからまだ数時間。身体に染み付いた癖は残酷なもので、こんな時でも脚はお屋敷へと向かってしまう。こんな時だから、なのかもしれないが。 高円寺から総武線で一本。約30分で秋葉原に到着する。ガクン、と電車が急停止した勢いでスマホが手から飛

          『再生停止のその後で。』vol.27 / 2020年1月22日(最終回)