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ことばを知ったさき

新しい言語を習得しようとする時、
言語習得のみを目標に掲げると、
人によっては勉強が難しい。
 
ことばを使えるようになったら、
こんなことをしてみたい。
こんなことを知りたい。
 
と考える人の方が、
楽に勉強できるように感じる。
 

「楽」とは何か。
 
勉強自体のストレスに耐えられる
というか、
 
知らない間にできるようになっていた
という感じである。
 

筆者の場合は
お経に書かれていることを知りたかったので、
とにかく辞書を引きまくり、
 
分かっても分からなくても
とにかく読み続けたことが、
振り返ってみると役に立っていたらしい。
 
ことばを知ることが目標ではなく、

ことばを使って
テキストに書いてある素敵な秘密を読み解くことや
素敵な秘密を語り合っているだろう先生方のことばを理解したくて、
チベットの文字を追っていたような気がする。
 

大好きな誰かと話したい。
道で語り合っている人々が
何を話しているのか知りたい。

あるいは、
特定の文化、文献を理解したい。
 
ということの為に言語学習をすると、
目の前に美味しそうなニンジンがぶら下がっているので
「やりたくないのにイヤイヤ勉強する」は起こらない。
 

そして、
僅かに手に入れた知識で
目標に近い誰かと話したり、
テキストを読めたりすると、
まんざらでもない嬉しさで口元が緩む。
 
大喜びしてもよいけれど、
知っていることが少ないことも自分で分かっているので、
・・・解った。ジーン。。。
くらいの感じ。
 

でもそれを積み上げていくと、
大きな山になる。
 

ことばはコミュニケーションと
知識を得るためのツール。
 
言語学者の方々はさておき、
 
われわれのような一般人は、
「ことばを使って何をしよう?」と想像を膨らませることが、
前に進む原動力になる。
 

~タシデレさんより~
8/18直子デチェンさんの「使える!チベット語」クラスを始めます。
先生はタシデレツアーの通訳、お話会でお馴染みのダラムサラで長年仏教を深く学ばれている、実践でチベット語を使ってきた方です。
文法&会話&読解の中のお悩み点を解決できる、気さくなお人柄なので質問のしやすいクラスになることでしょう(^^)
チベット語の30文字が読めて、もっと読みたい!喋りたい!人向けです。
 
例えば内容は
文法:ラドゥンって?まとめて欲しい
会話:良く聞くフレーズ、どんなニュアンス?
読解:チベット人が暗記する文法
【ལེགས་བཤད་ལྗོན་དབང་།レクシェ ジュンワン】を少しずつ解説
 
質問の持ち込みウェルカムです!
 
日時:    8/18(金)19時から
場所:    タシデレ店内 
参加費: 2500円
 
お申し込みはtibetrestaurant@tashidelek.jp
または個人メッセージまで。
 
 
直子デチェン         
1970年千葉県出身             
1999年初渡印
チベタン・ライブラリー講座履修      
2003年〜2016年             
ダラムサラ仏教論理大学聴講(全科目履修)   
 
ブログ https://note.com/dechenblog
のんびりインド生活、旅日記、仏教話をつらつら記す
 
龍樹著『中論』・仏護著『ブッダパーリタ(仏護註)』・月称著『顕句論』・ツォンカパ著『正理の海』翻訳 
 https://www.dechen.jp/ で公開

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