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【奥川恭伸】1/23(日)トークショーレポート【コラントッテ】

こんにちは。でぃーだ(@Dee_bbyS)です。

1/23(日)に、東京ヤクルトスワローズ・奥川恭伸がアドバイザリー契約を結んでいる医療機器メーカー・コラントッテが主催するトークショーが開催されました。

今回のnoteはそちらに参加したレポートとなりますが、
参加した方が生で感じたであろう”雰囲気”の部分は思い出として少しだけ隠しつつも、トークショーの内容については来られなかった皆様のためにもできる限り詳しく書いていこうと思います。


0.トークショーについて

事前に本イベントのチケットを入手していた100人限定で実施され、司会は東京ヤクルトスワローズ スタジアムDJのパトリック・ユウ氏。

神宮球場ではもうお馴染みのパトさんの声と共に、こちらもお馴染みの登場曲である 宿命 / Official髭男dism に乗せて登場した奥川恭伸投手。
自身初のトークショーであるとのことで、シーズン中の試合やオフのイベントの何よりも緊張しているような発言もありましたが、いつも通りの落ち着いた雰囲気で様々なトークをしてくれました。

また、トークショーだけに留まらず、来場者からの質問に答えたり、サイン入りグッズの抽選会があるなど盛りだくさんの1時間でした!

左から奥川恭伸投手、パトリック・ユウ氏(筆者撮影)


※本レポートはトークショー内で出た話をnote用に再構成しているものとなりますので、実際のトークショーとの流れとは異なる部分が多々あります。
また、私がイベント中に取っていたメモを元に、内容等の誤りがないよう留意しつつ記していますが、万が一何かございましたらご連絡ください。
 
(当然ながら本トークショーは体温チェックや消毒、間隔を開けるなどの感染対策を行った上で実施されました)



①コラントッテとの出会い

高3の時に監督から勧められてから今までコラントッテ社製品を使用しており、ネックレスはもちろん、リカバリー用のウェアや枕なども宿舎等で使用することで、翌日に疲れを残さないことを大切にしているとのこと。


②2021年シーズンについて

・シーズン前半は慣れない部分もあって大変だった。今シーズン初先発はチーム開幕3戦目でもある3/28阪神戦。OP戦であまりイニングも投げていなかったこともあり「大丈夫かな?」という気持ちだった。
 →5回 74球 被安打5(被本塁打1) 5奪三振 1与四球 3失点 ●


・シーズン2登板目となった4/8広島戦で嬉しいプロ初勝利
初回から4失点するなど打ち込まれたけど、味方がすぐに追いついて更に勝ち越してくれたから絶対に勝ちたかった。何事も0から1にするのは大変だし、20歳の誕生日(4/16)前に初勝利出来て良かった。
 →5回 84球 被安打10(被本塁打1) 4奪三振 0与四球 5失点 ○


・レギュラーシーズンで印象に残っている試合(の1つ)は6/8ロッテ戦
結果こそ5回6失点(※負け投手)と良くなかったが、自分の中ではしっくりきていたので、これ以降の投球が良くなるきっかけになった。
 →5回 84球 被安打12(被本塁打2) 3奪三振 1与四球 6失点 ●

・また、この日の試合では同世代の佐々木朗希投手と投げ合う可能性も報道されていたが、正直ビクビクしていた(笑)。
いずれは投げ合いたいと思っているしその時は勝ちたい!


・オリンピックを見ていたらチームメイトの山田哲人村上宗隆がホームランを打つなど活躍していて凄いなと思った。この前チャンピオンリングを見せてもらったけど凄く良かった。自分もWBC(2023年開催予定)に出れるよう頑張る。


・後半戦は優勝したいという思いもあって投球内容が良くなっていった。
プロは個人の成績も大事ではあるが、周りからその成績以上に”優勝したい”という思いを感じた。個人的には「なんで上手く行かないんだろう…」という気持ちではなく、勝つために何をするか打者とどう対戦するかということを考えるようになった。

・登板した日の終わりに次の登板日を知らされる流れになっていた。シーズン中盤以降はカード頭の先発を任されるようになった。
最初はカード頭の重要性を分かっていなかったが、自分が頑張って長いイニングを投げないとチームに迷惑をかけてしまうと気づいてからはプレッシャーを感じた。でもそれも良い経験になった。

・有名になった「絶対大丈夫」のミーティングの日(9/7 阪神戦)の先発だったが、実はその日に腰を少し痛めてしまったため、正直なところ監督の話は頭に入ってこなかった(笑)
 →7回 83球 被安打2(被本塁打0) 8奪三振 0与四球 0失点 ○


・勝負の巨人阪神6連戦(10/5-10)はチーム内でも大事な試合だと言われていた。先発してマジックが点灯した試合(10/8 阪神戦)は最初から飛ばしていったのが良かった。
 →6.2回 91球 被安打4(被本塁打1) 2奪三振 1与四球 1失点 ○


<ポストシーズン>
・クライマックスシリーズ初戦(11/10)で先発、プロ初の完封勝利
普段だったら7回くらいで交代しているが、ベンチに帰って「8回も行くぞ!」と言われたことで完封を意識し始めた。最後の打者(ウィーラー)のセンターフライがグローブに収まった瞬間はとにかくホッとしたし、あの瞬間は忘れられない。
 →9回 98球 被安打6(被本塁打0) 9奪三振 0与四球 0失点 ○

・CS初戦の登板後に日本シリーズでの初戦先発を伝えられた。
(オリックスが日本シリーズに進出した場合)山本由伸との投げ合いが確実視されていたが、報道等で山本由伸が優勢と言われていたし自分自身もそう割り切っていたので、逆にプレッシャーなく臨めた。

・日本一が決まった日本シリーズ第6戦はロッカールームで見ていた。
第7戦の先発予定だったが、明日にもつれて自分が投げることよりも、120%「今日で決まってくれ」の気持ちだった。


・シーズン開幕前は7勝100回を投げることの2つを数値目標にしていた。結果的にそれを超えることが出来て良かった。
※2021年RS成績:18先発 105.0回 9勝4敗 防御率3.26 91奪三振 10四球


③周りの人たちについて

(1)ご家族

お母様からは勉強第一でしっかり勉強しろと良く言われた。漢字の書き取りで厳しく指導され、何度も書き直していたので字が上手くなった…?
(※直筆の字の写真は本note下部にあります)

お父様からは厳しく野球を教わった。お兄様と昔は喧嘩して負かされていたけど、歳が離れているので今は優しくしてくれる。
(パトさんがトークショーでも語っていましたが、日シリ1戦目終了後にパトさんとお父様がコンビニで出会ったそうで…!)

・家族が見に来ている試合は特に気合が入る。もっともっと孝行したい。


(2)チームメイト・他チームの選手

・ピンチの際のマウンドでの円陣では、山田哲人はボソッと良いアドバイスをくれる。村上宗隆は「頑張れ!」と勇気づけてくれる。

・CS MVP発表での例のズッコケは本当に面白かった。大爆笑した。
 あれを見た時に「ヤクルトに入って良かった」と思った(笑)

・戸田寮内で部屋が上下の関係でもある山野太一とは仲が良く、部屋を行き来して遊ぶような関係。上から響く山野の足音がうるさいから部屋で何をしているのか凄く気になる。
コロナが落ち着いたら山野や他何人かで中学の修学旅行以来のディズニーランドに行きたい。絶叫系が余り得意ではないので、シーじゃなくランド。

※余談ですが、山野太一は大学の同期である元山飛優と大学時代にTDLに遊びに行っていたそうです。

丸ごとSwallows第59号より

・高校の後輩である内山壮真が浦添1軍キャンプということで、ブルペン等で受けてもらえれば嬉しい。その2人でバッテリーを組んで高校の同級生であるG山瀬慎之助と対戦することが楽しみ。

2021年3月14日 オープン戦後のセレモニーにて隣同士。(筆者撮影)

・自分にとって嫌な打者はこちらが緩急などでずらそうとしているのに動かない打者。例えばC鈴木誠也(2021年:3-2 1HR)や、日本シリーズで対戦したB吉田正尚(2021年:3-0も特大の中飛を打たれる)など。


④心がけていること・言葉の力

・好きな球場は神宮球場…と言いたいけど、狭くてホームランが出やすいので、バンテリンドーム京セラドームなどの広い球場の方が好き。

・球場に入るときは黒星を連想させる黒系統の服ではなく、白星を連想させる白系統の服を着るようにしている。
ただ、ズボンは黒系統しか持っていないからそれを履いている。(笑)

・不安になっている時に石川雅規からかけられた「負けても死にはしない」という言葉によってすごく楽になった。

・ピンチの場面では”良い意味で開き直って思い切り行く”のが8割、”頭を使う”のが2割くらいのイメージで臨んでいる。
・高津監督の「絶対大丈夫」という言葉で吹っ切れるようになった。

・「負けても死にはしない」にしても「絶対大丈夫」にしても、こういった言葉の力は凄いと思った。


⑤プライベート

・普段はパーカーにスウェットといったようなラフな服装が多いけど、今日は気合を入れてジャケットを着用してみた。

・シーズン中の休みの日は1日中あらゆる部分の治療に使うことが多い。

・1人ご飯が好きでマイブームは焼肉。最初は1人焼肉に抵抗があったし、今でも店員さんから「なんで1人なの?」の視線は感じるけど、今は普通に出来るようになった。

・12月初旬はテレビ出演が多かった。珍プレー好プレーで出会った新庄ビッグボスに「話すのが苦手」と言ったら「君はニコニコしていれば良いよ」と言われた。そしてすごくいい匂いがした。

・年末年始は帰省して中学や高校の同級生と会った。お酒を飲めるようになったのが楽しかった。
・お酒は普段あまり飲まない。20歳になって最初に飲んだお酒はビールで、最初は美味しく感じなかったけど今は普通に飲めるようになった。

パト「つば九郎から”ぱとろーる”のお誘いが来るかも」
奥川「ヤバいっすね(笑)」


⑥2022年シーズン、そして今後に向けて

・12月は疲れを取ることを意識していた。自主トレは戸田球場や都内近郊のジム等で「怪我をしない身体づくり」を第一にトレーニングしていて、ここまでは順調に来ている。

※後からTwitterで知ったのですが、トークショー当日も午前中は戸田球場で仲良しの山野太一とキャッチボールするなどしていたんですね…!

・2月からのキャンプも怪我なく完走出来るように頑張る。

【来年の目標を一字で】→「2文字だけど(笑)…”優勝”で。」
昨年、勝っているときの雰囲気が凄く良かったし、自分自身も楽しかった。今年も優勝に向けてチームに貢献できるように頑張る。

2022年も「絶対大丈夫」と言っていました!

⑦最後に:奥川投手から一言

2022年も優勝して喜びを分かち合えればいいなと思う。
一生懸命頑張るので応燕宜しくお願いします!


~感想~

初のトークショーで緊張していたと言っていましたが、想像している通りの落ち着いたテンションで、色々な話をしてくれてとても充実した1時間となりました。また、全員に向けたサイン入り色紙をプレゼントしてくれたので、サイン入りグッズの抽選に当たらなかった私にとっても大切な宝物が出来ました!

2021シーズンに大きな飛躍を遂げた奥川恭伸。昨年以上に他球団からマークされることでしょうが、高卒3年目にてスワローズの、そして日本のエースへの階段を昇り始める1年となるでしょう。
今年も彼の成長を応燕出来ることを嬉しく思い、その雄姿を目に焼き付けていこうと思います。


最後になりましたが、大事な自主トレ期間の時間を割いてトークショーを行っていただいた奥川恭伸投手、司会の我らがパトリック・ユウさん、そして何よりこのような素敵なイベントを主催していただいたコラントッテさん、本当にありがとうございました!

素敵な時間をありがとうございました!


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