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ハンズアップについて ~ジャンルの解説及び楽曲紹介~

ハンズアップ(Hands Up)というジャンルがありますが日本だと「全然知らない」もしくは「Second Heavenみたいなやつでしょ」のような意見がほぼほぼ占めるイメージがあるのですが、具体的な説明やアーティストになるとほとんどの人が答えられないというのをよくネットなどでよく見かけます。

今回はジャンルについての簡単な説明と筆者おすすめのビギナー向けの曲を紹介しようと思います。

Hands Upというジャンル

Hands Upはドイツが起源とされるジャンルですが元々はTranceのサブジャンルであるEurodanceのサブジャンルであり、東ヨーロッパではDancecoreと呼ばれる事もあります。

Eurodanceは日本でも東芝EMIがリリースしていたDanceManiaシリーズに収録されていたような曲というと分かりやすいと思います。




Hands Upは1990年代半ばに生まれたとされ、上記のEurodanceの他にもHappy HardcoreやItalo Dance等の楽曲をサンプリングして、BPMは138~145、それをSuper SawやSynth Bellのような派手で尚且つハードな音を乗せて構成されています

初期のアーティストにはStarsplash、Mark'Oh等がいます

2000年代に入るとCascadaやScooter、Groove Coverage等のヒット曲を生み出すアーティストグループも出てくるようになり、特にMaggie Reillyの楽曲をRemixしたCascada - Everytime We Touchは日本でも特に有名であり、Hands Upというジャンルの顔にもなっています。

余談ですが2018年にEverytime We TouchはHardwell、God Is A GirlはW&WがRemixを手掛け、更にEDMプロデューサーの2組がProgressive HouseやBigroom Houseではなく、Hands Upで曲をリリースした事により注目を多く浴びました。


その後はRob MaythやSpecial D. 、Dan Winter、Rocco&Bass-T、Discotronic、DJ Gollum等の様々なアーティストが生まれていく中、Hands Upにも変化が生まれ、曲中にJumpstyleやHardstyleのような歪んだキックが入るようになったり、ItaloBrothers - Stamp On The Groundのような3連符で構成されたり、近年ではPsyTranceやTrapのようなHands UpのBPMに近いジャンルの音が曲に組み込まれるなど多彩な変化が見られるようになります。

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最後にオススメの曲を数曲貼って終わろうと思います。

次回はHands Upのアーティストを1人にフォーカスを当てて紹介したいと思います。

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