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俺、ダークアンビエントも作ってたんですよ。

俺本人も忘れかけてたんですが、バンドの他にソロ・プロジェクトも持ってたんですよ。ダークアンビエントを作るプロジェクトだったんですよ。

なんで忘れてたかというと、そもそも単なる気分転換で作ってたものなので、どうしても自分のバンドや、各種プロジェクト、案件のお仕事が入るとそっちを優先するわけですよ。

もちろん真剣に作ってる作品だけど、あくまで気分転換なので、俺自身そこまで宣伝にコストをかけてなかったりするわけで。
最近ちょっと忙しくなって、ダークアンビエントを気分転換に作ってる場合じゃなくなって、俺本人の忘れかけてたという次第です。

で、久しぶりに聴いてみたら、俺わりといい作品作ってるんですよw
せっかくなので、俺の過去作品を紹介します。

ちなみにDee Lee名義と、Dee Lee Projekt名義があるんですが、大して意味ないです。どっちも俺です。
一応各作品とも、Apple MusicとかSpotifyでも聴けるから聴いてあげて!
いずれも、聴くだけでそこは異世界になります。

1. "Demiurge: Visions of Pseudo-Universe" - Dee Lee

1作目ですね。一応これコンセプトあったんですよ。
グノーシス派における世界の造物主にして偽神・デミウルゴスの宇宙創生とその失敗、そして永劫回帰にいたるアルゴリズムをコンセプトに作った作品です。
元々純粋なダークアンビエントというより、Burzumのようなブラック・メタル由来のダークアンビエントを思考してたこともあり、結構ベース弾いてたり、最後の曲だけアンビエントではなくドゥーム・メタルになってたりするんですが、わりと俺の初期衝動的なものがぎっしりつまってていいですね。
ぶっちゃけ、音質悪いんですけど、この時はブラック・メタル由来の音を目指してたから、耳障りでいいんじゃないでしょうか。

2. "Deep Inside the Buried Hearts" - Dee Lee

2作目…なのですが、1作目が1週間程度で完成したので、勢いで別コンセプトなアルバムを作ろうと思って、また1週間で作り上げたアルバムです。で、同時リリースしてるので、実質的にこれも1作目みたいなものです。
こちらのコンセプトは、もっとパーソナルなもので俺の深層心理を自力でカウンセリングしているような内容です。
なので、実は各曲に登場人物がいたりするのですが、全部俺の精神世界の住人なので、あんまり説明しても共感のかけらもないでしょうから、まだ秘密にしておきます。

音楽的にはブラック・メタル由来のダークアンビエントではなく、かつてのCold Meat Industryというレーベルのアーティストや、後にCryo Chamberを設立するAtrium Carceriや、Desiderii Marginisなどに影響された作品です。
言葉通りの「ダーク・アンビエント」という意味ではこっちの作品の方がイメージ近いでしょうし、幾分聴きやすい気がします。

3. "Live at Dark Delicacies" - Dee Lee Projekt

まさかのライブ盤です。
そしてこの作品からDee Lee Projektを名乗ってます。

このアルバムは、Dark Delicaciesというイベントに出演した際に、いわゆるバンドの出番の間の「転換DJ」をやってたんですが、即興でダーク・アンビエントを作るという挑戦をしてまして。それをそのまま録音したものです。
4バンド出てたので、その合間に3回演奏しており、最後にイベントの最後に誰も音を出す人が居なくなったので、オルガンの音で即興演奏をしてたものを含めて4曲としてまとめたものです。
なので、もう構築美もなにもあったもんじゃなくて、その日の俺の気分で作った音をただただ録音してるんですが、結局これが一番ダーク・アンビエントしてますねw

ちなみに、Dee Lee Projektと名義変更したのにも理由があって、要はダーク・アンビエント以外のジャンルも、バンドでやってなければこの名義の元にまとめあげようとしてたんですよ。

4. "Some Little Wounds" - Dee Lee Projekt

現時点での最新作ですね。
実は前作の後に、自分のバンドや劇伴制作のお仕事で急速に忙しくなり、もう気分転換でダーク・アンビエントなんて余裕がなくなったんですね。
で、「バンドでやらないけど、俺がやりたい音楽」は劇伴という形で居場所を得ることになるので、ソロ・プロジェクトの必要性が相対的に低下していたのです。
実際問題、劇伴作品はDee Lee Projekt名義で作ってましたし、劇伴作品の中にもちょいちょいアンビエント・ミュージックを作ってましたから、ダーク・アンビエントプロジェクトである必要性は消滅したのです。

ただ、ふとした拍子に、たまにはアンビエント・ミュージックだけでアルバム作るか…と思い立って、やはり2週間程度で作り上げた作品です。
これがまた、劇伴を通過した後の作品ということもあって、わりとシネマティックな感じがしていいんですよ。
さっき聴いてたら、思った以上にいい作品で我ながら感動してましたw

あとがき

実はこれ以外にも、オムニバス提供作品とかもあるんですが、まぁそれはまたまとめます。
とりあえず、それでも4枚はアルバム作ってるプロジェクトですし、この作品もまた真剣に俺が作った音楽です。きっと気に入ってもらえると思います。

最後に、実はこのプロジェクトもBandcampページ持ってます。
もちろんApple MusicとかSpotifyとか、Youtubeでも聴けるんですけど、もしお気に召しましたら、Bandcampからご購入いただけると嬉しいです。
https://deelee-projekt.bandcamp.com

実は、Bandcampでご購入いただけると、48KHz/24bitの無圧縮音源がダウンロードできるんですが、ぶっちゃけダーク・アンビエントって無圧縮で聴くと全然違うんですよ。
ぜひ体験してほしいですね!



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