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【消える神戸の昭和遺産】メリケンパーク・神戸ポートタワーの隣にそびえる「中突堤中央ビル」を見に来た

首都圏で言う“オシャレな港町”とチヤホヤされるのが横浜のみなとみらい辺りだとすると、関西で言う似たような場所というのは神戸のメリケンパーク辺りになる。幕末のニッポンに黒船で乗ってやってきたペリー提督に“カイコクシテクダサイヨー”と迫られて開かれた、国内に五ヶ所ある港のうちの一つ。横浜・神戸、それに函館と新潟と長崎、この五ヶ所なんですね。しかし新潟ってあんまりイメージ湧きませんけども…ピースボート万景峰号とロシア船以外に何かある?

神戸と言えばこの風景がまず思い浮かぶはずだろう。メリケンパークとポートタワー

当然ながら神戸の“開国スポット”も横浜で言うみなとみらいや山下公園などと同様に観光名所で、いざ足を運ぶとリア充カップルや外国人観光客などがキャッキャウフフとはしゃいでいる。いささか横浜のそれよりはスケールが落ちるが、メリケンパークの両サイドにハーバーランドだとか、最近になって出来たアトアだとかいう名前の新しいインスタ蝿水族館なんぞがあって尚更デートスポットに最適。まあ、そんな浮かれポンチな場所はリア充に任せておくとして、我々もちょっとこの界隈に用事があって足を運んできた。

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