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【衝撃どす】任天堂ファミコン生誕の地!京都市東山区・京阪「鳥羽街道」駅前に残る線路に挟まれた謎のバラック村

“深刻な財政難”と地元の京都新聞がナントカの一つ覚えのように連呼する京都市のお寒い財政事情とは裏腹に、円安真っ只中のご時世に「増収増益」と景気の良い話題を振りまいてくれるのが根っからの京都企業の一つである任天堂株式会社。財政破綻の危機が懸念されている京都市に絶え間ない“恵み”を与え続けているこの唯一無二な企業が今もこの土地に根付いている事は数少ない“救い”か…

さて、その“任天堂発祥の地”と言えばかつて京都屈指のダークサイドお茶屋街として存在感を黒光りさせていた五条楽園の目と鼻の先にある京都市下京区の現「丸福樓」、旧山内任天堂本社だという事はよく知られた話である。しかし80~90年代の“ファミコン全盛期”の任天堂はそこではなく、京阪鳥羽街道駅前の二代目本社だ。

京阪鳥羽街道駅。任天堂二代目本社があった、ファミコン生誕の地

京都屈指のマイノリティ集住地・東九条の最寄り駅となる東福寺駅の一つ南側に位置する京阪「鳥羽街道駅」で降りる。ファミコン世代からすれば「任天堂本社」というと京阪電車の窓から見えるこの場所がまず思い浮かぶ。“ファミコン生誕の地”があるとするなら紛れもなく鳥羽街道。これに異論はないはずだ。住所で申し上げるところの「京都市東山区福稲上高松町」。しかしこの地域に“線路に挟まれたバラック村”があるというのは、あまり知られていない事実だ。

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