見出し画像

【参加者インタビュー】KERNEL Global Startup Camp、ミッドターム開催!

12月よりスタートしたアクセラレータープログラム「KERNEL Global Startup Camp」のミッドタームを開催し、参加者によるプレゼンテーションと質疑応答、ネットワーキングを行いました。

プログラムも折り返し地点。
採択企業の2名に、KGSCの応募エピソードやこれまでのプログラムの感想を聞きました。

NeuralX 代表 仲田 真輝さん

——様々なアクセラレータープログラムがある中で、KGSCに参加したいと思った理由を教えてください。

仲田:AIの領域、そしてグローバルに活躍している人にフォーカスしている点に魅力を感じました。
また、私はアメリカに住んでいるため、海外在住のままでも受けられることも参加理由の一つです。

そして、プログラムの仕組み自体もすごくいいものだなと感じました。ファウンダーに対してフレンドリーな投資条件で、VCとスタートアップがフェアなやり取りができると感じました。

——応募するにあたって悩んだことはありますか。

仲田:悩んだのとは少し違いますが、実際にどこまでコミュニティーが強いのか、どんなメンターや関係者がいるのかが気になっていました。
けれど、応募段階でコミュニケーションをとってクリアにしていたので、あまり困ることはなかったです。

——応募にあたって大変だったことはありますか。

仲田:大変だったことも特にありません。資料の準備は普段からやっていますし、ピッチをして採択いただいたので、楽なプロセスだったかもしれません。
他のアクセラレータープログラムは不必要に書類を提出しなければならないことも多い中で、KGSCは必要最低限な書類だけだったので、すごく良かったなと思います。

——現在取り組んでいる事業の内容を教えてください。

仲田:魚の養殖業界に対して餌をあげる「給餌(きゅうじ)」の作業効率を上げるということをおこなっています。養殖業界の方々の利益率を高め、サステナブルな養殖のビジネスを実現するテクノロジーを提供する事業です。

——プログラムが半分終わりましたが、ここまでの感想を教えてください。

仲田:プログラムで特に驚いたのが、3人ものメンターについていただけるということです。宿題を出してアドバイスをするだけではなく、人を繋いでくれるなど実際に動いてくださるのはとてもありがたいです。

私自身今アメリカにいるので現地のコネクションはあるのですが、日本でのコネクションは限られてしまいます。そこでメンターの方がヒアリングをしてくれたり、アポを取ってくれたりするのが本当に助かっています。ここまでサポートをしてくれるのは、いい意味で珍しいなと思いました。

養殖業界だと日本ではやはり商社が強いので、実際に商社の方とのミーティングもセットアップしていただきました。このようにコネクションを構築して話す機会を持つのはいくら手があっても足りないところなので、非常にありがたいなと思っています。

——海外市場で挑戦したいというと海外のコネクションが欲しいのかなと思うのですが、すでに拠点が海外だと日本のコネクションが強みになるんですね。

仲田:業界のリアルな課題など、ビジネスを展開する上で必要な情報がありますよね。スケールするビジネスを作るには、日本の生産者たちがどのような問題を抱えているのか、海外の人がどういった問題を抱えているのかを包括的に知り、共通する問題、共通しない問題を分析しなければいけません。
各国でヒアリングをしていく中で必要となる日本でのコネクションは、KGSCを通じて構築することができています。

——最後に、プログラムの残り半分をどんな時間にしたいか、これからKGSCに期待することなども含めて教えてください。

仲田:ここまでは様々なビジネスモデルを考え、試行錯誤をして恐れずにどんどん変えていくというスタンスで取り組んできました。ここからはメンターの方々と協力して、いかに数字を作るかというところにフォーカスをしたいと考えています。

Demo Dayが1日のイベントで終わってしまってはもったいないですよね。まずはDemo Dayに向けて、プログラムで学んだことを企業価値の向上に繋げ、次の資金調達を叶えるのが目標です。

Spatial Pleasure 代表 鈴木 綜真さん

左:CTO 森下 和之さん 右:代表 鈴木 綜真さん

——KGSCに応募したきっかけを教えてください。

鈴木:実は、プレプログラムに友人が参加していたんです。KGSCを通じてその友人が目覚しい成長をしているのを目の当たりにして、自分も参加したいと思いました。

それまでは正直なところ、アクセラレーションプログラムは時間の無駄なんじゃないかと敬遠していたところがあったんです。顧客とコミュニケーションを取る時間の方が大事だろうと。

でも、KGSCはメンターの方が顧客の紹介もしてくれますし、事業のスピードがとても上がってると実感しています。

——他のアクセラレータープログラムにも参加されていると伺いました。他のプログラムとKGSCの違いはありますか。

鈴木:今は5つのプログラムに参加してますが、KGSCは海外のVCにピッチできる点が他にはない優位性です。
海外の一流エンジェル投資家の方々にプレゼンテーションする機会をいただけるのは、本当に貴重でありがたいと思っています。

——応募するにあたって悩んだことはありますか。

鈴木:あまり悩んだことはありません。応募の必要事項もそんなに多くなく普段の資料で十分だったので、特に何か資料をプラスで作ることはしていないです。英訳しただけですね。

——現在取り組んでいる事業の内容を教えてください。

鈴木:交通領域に特化した都市シミュレーションサービスを開発しています。
元々は、交通に絞らず都市全体のシミュレーション事業をおこなっていたのですが、現在は交通に特化しています。というのも、世界のカーボン排出量の割合が一番大きいのは交通。そこにテコ入れしていくことが一番の大きなインパクトになると考えています。
交通計画を作成する際は、単純にカーボン排出量を下げればいいだけではなく、事業性も最大化しながら、交通アクセシビリティーの最大化に貢献できるようなシミュレーションをおこなっています。

——海外展開は事業戦略の中で強化したい部分なのでしょうか。

鈴木:はい。交通の最適化を考える際、人口が増加しているエリアの方がインパクトは大きいので、アジアをメインに事業を広げていこうと考えています。ジャカルタやベトナムなどは既に案件も獲得しています。

海外のVCとのコネクションを作るという観点で、今回のプログラムはすごく強みになると思いました。

——プログラムが半分終わりましたが、ここまでの感想を教えてください。

鈴木:毎週のピッチで出会える海外VCとの接点はとても刺激になりますし、メンターの方が営業面で様々な方を紹介してくださったのもとても助かっています。
今一番売り上げが大きいのも、実際にメンターの方にご紹介いただいた企業なんです。

——最後に、プログラムの残り半分をどんな時間にしたいか、これからKGSCに期待することなども含めて教えてください。

鈴木:現在、ちょうど資金調達に向けて動いていますし、3月末のDemo Dayに向けてプレゼンテーションを磨き込んでいきたいです。

他の参加者からもとても刺激を受けていて、プレゼンテーションなどの作り込みレベルが高くとても勉強になっています。個別で時間を取っていただき話を聞いたりすることもあり、こうした横の繋がりも大切にしていきたいと思います。

KGSCの今後の流れについて

3月末に、約4ヶ月間のプログラムの成果を発表するDemoDayを開催します。
DemoDayの様子はまたnoteにてイベントレポートを公開する予定です。

▼KGSCについてはこちら

▼DEEPCOREの投資や採用に関するお問い合わせはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?