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【実に面白い】不可解、不可思議...そんな体験ありますか?

はじめましての人は、はじめまして。そうでない人は、こんにちは。どうも、紅茶です。

あらかじめ作ってた分が終わり、ここからは不定期になると思いますが、今回もいらっしゃって下さった方ありがとうござます。今回はすこーしだけ寒くなるような話をするので、いつもアイスティーにする方、ホットをオススメします。では、いってみましょう。

今回のタイトルは、耳にしたことある人も多いでしょう。東野圭吾さん原作であり、一斉を風靡したドラマ、『ガリレオ』に出てくる湯川学の名ゼリフです。湯川学いわく、自分の頭でわからないことは面白いのだとか...。変人ですね。といっても、誰しも好奇心というものは持っていますよね?それの極限になるときっとそんな言葉が出てくるのでしょう。『ガリレオ』といえば、一見オカルト現象に見える事件を科学的証明をするというドラマですが、オカルトやホラーなどが好きな人には好奇心が強い人が多いように感じます。また、好奇心が強い人ほど頭がいいというのも、統計としてはあるようです。たしかに、好奇心が強い人ってなんだか賢そうですよね。極端な話、何にも興味を抱かない人はそれ以上の掘り下げて知ろうとすることがなく、新しい情報も記憶に残りません。学生時代、歴史の偉人の名前はなかなか覚えられなかったのに、漫画のキャラクターはよく覚えてるといったことが典型的な例ですね。

さて、今回の前置きはここまで。今回は、オカルトについて話そうと思います。証明されていないもの、わからないものをどう捉えるのか、答えのない命題の代表格として探っていきましょう。

皆さんは、心霊現象に遭遇したことはありますか?私はありません。正確には、心霊現象なのかどうなのかはイマイチわからないというくらいのものしか体験したことがありません。私はどちらかというと、湯川学寄りの考え方を持って心霊現象を捉えています。例えば、寝る前に風呂場の方からガタンという大きな音がしたとします。家には自分しかいません。風呂場に行くと、シャンプーが倒れていた。これを心霊現象と捉える人は少なからずいるのではないでしょうか?しかし、私はそうは思いません。というよりも、そうでない確率の方が高いと思ってしまうのです。私は霊感が弱いのか、ハッキリと霊というものを見たことがありません。つまり、霊のせいにするのは確率的に、全ての仮説がありえないと証明された後になるのです。これを「悪魔の証明」と言います。要は、起こりうる可能性のある現象を全て同じ状況で検証するのは不可能に近いことなのです。その不可能の先に、霊という定義があります。となると、先の例の場合ポルターガイストと言い切るよりも、流れきれていなかった泡のせいでシャンプーが滑り落ちたと考えたりする方が合理的なのです。しかし、これはあくまでも私の意見であり、オカルト現象を目撃したことがないから言えることなのです。

では、幽霊とはそもそもなんなのでしょうか。といっても、調べてみると幽霊には色々な種類がいるようです。幽霊と聞くと、恐ろしいイメージを持つ方も多いですが、中には守護霊のようないい霊もいるんですね。なので、善悪で判断するのはやめましょう。問題は、我々人間にとってどういう存在なのかということであり、ここからが本当の答えのない問題です。

私は、この幽霊または、怪奇現象、心霊現象の類は人の性質に由来してると考えています。「楽」をしようとした結果が「霊」なのです。わかりやすく解説しましょう。この「楽」には二つの意味があります。一つ目は「らく」です。先のシャンプーの話で悪魔の証明と言いましたね。要は、悪魔の証明をするくらいならば、怪奇現象と捉える方が楽なんです。何か理由をつけるならば、見えないものの所為にしてしまおう。近年、ブームを巻き起こした妖怪ウォッチがいい例です。あれには、なんでも「見えないもの」の所為にすることによって自信を正当化するという人間の弱さが垣間見えます。究極、世界中の人がその見えないものを信じていれば、人を殺したって見えないものの所為にできるのです。だって、見えないものの所為ならば仕方ないんですから。非常に楽ですよね?仕事ができなかったのは怪奇現象の所為、学校に遅刻したのは妖怪の所為、嘘をついたのは幻聴、人を殺したのは霊の所為。何の証拠も証明もなしに、まかり通るのです。その対局にあるのが科学というのは、納得できますね。

少し話が物騒になりましたね...。温かい紅茶を飲んでください。ホッとします。ですが、二つ目の理由はどちらかというとプラスイメージの話になります。

「楽」の二つ目の意味。それは「たのしい」です。人間は見えないもの、わからないものを楽しむ衒いがあります。一番わかりやすいものでいうと、ホラー映画ですね。本当に怯えているのならば、あんな映画放映禁止になります。ですが、対応ができない「未知」への好奇心と恐怖感に人は快楽を覚えてしまう生き物なんです。人が快楽を覚えるランキング1位は、死ぬ直前と言われているくらいですからね。他にも例はあります。今回の趣旨とは少しずれてしまいますが、人の感情なども証明ができない「見えないもの」の一つです。こうしてみると、恋愛において自分のどこが好きかと聞くのは愚問ですね。まあ、言語化しないと不安なところではあるのですが、見えないものを見える化したことによって生まれてくるものは大したものではないと私は考えます。だから、人は言語以外のコミュニケーションスキルを持つのです。話を戻しましょうか。見えないものは、未知だから面白いということですが、じゃあ霊は楽しいのかと聞く人もいるでしょう。ですが、先にも述べたようにいい霊もいるのです。死んだおじいちゃんが現れたとか。霊を信じない私に言わせれば気のせいなのですが、これは「神」に近いものがあります。私たち人間は見えないものにすがることができる生き物なのです。目の前の餌を貪る動物でも、子供を億単位で産む動物でもありません。心を持ち、感情があるからこそ、見えないものにすがれるのです。これは、人間の「ちから」と言えるでしょう。

さて、見えないものの説明をしたところで、今回の応用編に行きたいと思います。それは、心霊現象の中でも我々に近いものについてです。

言霊や怨念。こういったものを証明することはできません。それは、霊や怪奇現象と一緒です。しかし、偶然であったとしても確率的に言霊が実現することや怨念が人を呪うことはあるのです。厳密には「ある」ではなく、「ある」こともあると言った方がいいかもしれません。わかりにくいですね笑。ただ、いじめられていた相手にバチが当たったり、弁護士になりたいと言い続けた結果弁護士になれたりと、大小は別としてこういったことは起こりうるのです。これを偶然というのは簡単ですが、偶然でないとも言い切れません。だって、「偶然」も見えないものの一つなんですから。実際に、言霊の証明として脳科学でも口にした方が実現率が高いという研究結果もあります。つまり、何が言いたいかというと、そういう見えないものにすがることは決して悪いことではないということです。私はそれよりも、見えないものを見えないからと言って放っておくことの方が悪いことではないかと思います。あくまで、私の意見なんですけどね。

いかがだったでしょうか。霊を理論的に見てみるのも、個人的にはアリだなと思いました。霊を信じないわりに、ホラー映画は好きだったり、おばけ屋敷は嫌いだったりする私なんですが、こうやって考えさせられてるのも、もしかしたら霊の所為かもしれませんね。今回も読んでいただきありがとうござます。あ、言い忘れてましたがあなたが飲んだそのホットの紅茶。実は、アイスティーなんです。ってこともあるかもしれません!

はじめましての人も、そうでない人も次回も来店をお持ちしています。それでは!