就活は売り手市場なんていうけど、普通に落ちるんですよ。って話。
はじめまして。
絶対に続かないとわかっているのに毎年お高めの日記帳を買ってしまう樹です。ちなみに日記は1/3日以降開いていません。(予想通り)
そもそも樹って誰やねん、という方はこちらのnoteをどうぞ。
僕は一般企業で採用全般を担当しているのですが、年が明けてから新卒の応募が爆発的に増えています。ただ、応募者の中には『その履歴書じゃ受からないよ…』と思ってしまう方も多数いらっしゃる。
そこで今回は人事目線でみた”ちょっと厳しいですね”と思ってしまう応募者(新卒/中途)をまとめてみました。
採用市場って売手有利じゃないの?
書類落ちするという前に、そもそも採用市場って売り手有利じゃないのって思った方も多いのではないでしょうか。
間違いではありません。どこの会社も人で不足だし、通年で採用を実施している会社もどんどん増えています。でも、入ってくれるなら誰でも良いってわけではないんです。
若者が少ないので、企業が1人採用するのに必要な金額は年々上がっています。だからこそ、すぐに辞められたら大赤字なのでしっかり見極めてから採用する。
さらに採用手法が増えていつでも候補者にリーチできるようになったから、めちゃくちゃ急ぎじゃなければ無理に採用もしない。(青い鳥症候群みたいな会社も増えて、これはこれで良くないと思うのだけれど)
結果的にはできる人は多くの企業からお声がかかるけど、できない人はどこに行っても受からないという地獄ような環境(現代)になりました。
ただ、新卒・第2新卒に関しては仕事ができるかどうかより”普通のことが普通にできるかどうか”を見ていることが多いので、しっかりと準備すればすんなり書類は通ります。
応募が来た時に人事が考えること
応募者と候補者の初接点ってどこになると思いますか。採用手法は多様化したとは言え、ファーストコンタクトは履歴書的なものになることが多いです。(履歴書、採用媒体のアカウント等)
そして、履歴書的なものを見たときに人事が考えることは以下の3つです。
①スキル、学歴ともに完璧。これは面接せねば!
②長所も欠点もないな~。とりあえず面接しとくか。
※ただ、忙しかったらお見送り
③…誰? というか何?
人気企業でなければ、①②の反応になるのが60%、③になるのが40%くらいな気がします。
応募者のレベル、それに対する会社のレベルによって通過率は変わってきますが、応募する時期を見極めれば、ハイクラスな会社でも②の反応→面接というラッキー演出的なことも起こります。
そして①②となる確率を上げるためには、③とならないことが大事です。
誰? 何? ってならない履歴書の作り方
上記の③にならないためにも、今から紹介する4つだけは気を付けた方が良いです。人事目線で絶対押さえておいて欲しい情報をまとめました。
①君は誰? ってか怖い人じゃないよね?
WantedlyとかのSNS型媒体からの応募で特に多いのが、顔写真が載っていない。もしくはやたらとファンキーな写真が載っていること。
『仕事をする上で見た目は関係ないじゃん』と思うかもしれませんが、一緒に働くなら顔がわかる人と働きたい。それに、他の応募者が顔出ししている中では、どうしてもネガティブな印象になってしまいます。
②ミステリアスな方はとっつきにくい
顔写真と最低限のプロフィールが記載されているが、やりたいことが一言などそっけない人。仮に200文字記入できる欄なら160文字は記入してほしい。
書類での情報が少ないと、面接をしたいと思うきっかけが生まれない。『この応募者と会ってみたいな』と感じさせるためにもある程度の情報量は記載した方が良いと思います。
③個性的というか攻撃的
顔写真もプロフィールも最低限の整備はされてる。それに対して「自己PR、やりたいこと」欄の記載が異常に多い方。書けることがあるのはめちゃくちゃすばらしいのですが、自己主張が強すぎるとちょっと攻撃的に見えちゃいます。
④その話、どこに繋がるの?
面接官が書類を見るのは、あなたがどんな人なのかを知るためです。そして、あなたの人柄を知りたがるのは採用するべき人かどうかを確かめるため。
だから『自己PR、ガクチカ』的な部分は最終的に、応募先の仕事につながるような〆方をしてください。
良くない自己PR欄の例:
私は料理が得意です。特にオムライスが得意です。卵は愛媛産のこだわりの1品……。
※得意なこと(料理)を仕事にどう生かすかを書いてほしい。オムライスを深堀られても困る。
逆に良い履歴書の例
上記の悪い例と逆なことをしてくれれば、書類の通過率は上がると思います。ただ、さらに良くしたいって方はこんなポイントも意識してみてください。
▼さらに本選考に進みやすくなる履歴書▼
尖りすぎず、地味過ぎない適度な個性を演出(変な趣味を記入)
箇条書き、数字を使うなど情報がビジュアルで入ってくる記載を意識する
やりたいことは他の記載より具体的に書く
スキルや学歴に自信はないって方は、とりあえず書類の通過率を上げるところから目指してみてください。面接まで行けば、文章では伝わらなかったあなたの強みとか光る部分がめちゃくちゃに伝わると思います!
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