「ポイント還元、店員らの不正取得疑い6000件弱」に対する雑感

以下の記事では、「2019年10月に始まったキャッシュレス決済のポイント還元制度で、不正にポイントを取得したと疑われる事例が6千件弱見つかったことが27日分かった」ということを取り上げています。

「やはり・・・」というのが筆者の感想です。以下の記事のとおり、「換金性が高い金券や郵便切手は売却益を狙った転売の横行も懸念され、対象から外す」措置などを講じたわけですが、民間の方が上手に思います。

手口は様々なようで、例えば、

・来店客が現金で支払ったにもかかわらず、店員が現金を懐に収めたうえで自らのキャッシュレス決済手段で支払いをし、ポイントを入手する手口 ・一つの商品の転売を繰り返してポイントを大量に得たりする手口

があり、不正に得たと疑われるポイントは約400万円分にのぼる模様です。

しかし、これは氷山の一角でしょう。ダイヤ等の宝石や美術品とかは、ポイント還元の対象であり、不正か否かの判別が難しいものを含め、以下の手口などもあるためです。

たとえば新幹線回数券をスマホ決済などで100万円分購入する際、利用者が5%即時還元を受けることができれば、支払いは95万円で済む。仮に金券ショップなどで本来の価格の98%で売却できれば、受け取りは98万円。差額の3万円はもうけになる。ネット上でのほかの商品の転売などでも起こりうる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?