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余計な言葉を好かれる言葉に変える⑦☆

前回の続き、

このバッグ凄くないですか。
わーそれには及ばないですけど、僕も似たようなタイプのバッグを持っているので、そのバッグの便利さが分かる気がします。みたいに言ったら。
ですよね。と
俺のバッグは間違いなくオリジナルで、
あなたも似たようなタイプなのがお好きなんですねと、
もちろんこのバッグとは似ても似つかないようなバッグかもしれませんが、
そのバッグの似たタイプの便利さを分かってくれるのね。はい仲間。

同じバッグ持ってます。はい敵。
同担拒否。
同担拒否でございます。
ライバルでございます。
あなたはそのバッグ捨ててください。

腹立つよね、
その服いいねって言ってね、
同じ服を着てこられた日にはね、仲間なんて思わないよね。
何被せて来てんだこの野郎ってね。

私だけのものっていうのを尊重してあげると、
その上で寄り添うと。

でもこのね、
共感はいいって言われてるんですけど、
同感はカウンセリングの世界では危険なんですって。

私も同じよ、とか分かる分かるって言いたいでしょ、
これは危険なんですって、なんでかっていうと、
「分かる分かる」「そうだよね、分かる〜」って、
主にね学生とかで言い合ったりするときあるじゃないですか、
この時って一気に距離が近くなるんですけど、
時として、この人は絶対に分かってくれる人だっていう依存関係になってしまうんですね。近くなり過ぎて。
これが結末どうなるかっていうと、
「分かる分かる」を続けていった時に、
「分からない」ってことが一点でも見つかった時に、
え?なんでこれは分かってくれないの?
急に敵意が攻撃的に湧いてくるんですよ。

え〜怖いね〜
だから人ははっきり同じ体験は出来ないし、
完全に同じ気持ちには慣れないっていう前提に立たないと、
カウンセリングは失敗するらしいんですよ。
だから、「こんなことがあったんだよね」って言われた時は、
分かるって言おうとしたのをグッと飲み込んで、
「なるほど、そんなことがあったんですね」
こう言うんですって。

へ〜〜これは覚えておいた方がいい。
なので「分かる」ではなくて、
「そんなことがあったんですね」
これです。

この時に例えば、悲しいエピソードを聞いた時に、
「わーそれは悲しいですね」とか
「最悪でしたね」とかも
言っちゃいけないんだって。

え〜〜むず〜〜〜
なんでかって?
つまりその受け止めた時の感情を
聞き手が勝手に決めちゃいけないですね。
その上で、それがどうゆうものかネガティブだったとしても、
ネガティブだっていう時にそれを相手に投げたら相手はやっぱり凹むんだって。
「それって可哀想〜〜」って言われたら、
(私って可哀想なんだ)とか
「最悪じゃ〜ん」って言われたら、
(私最悪なんだ)ってなっちゃうわけよ。
ネガティブな言葉をぶつけられたら傷つくってことになるんだって。
これは注意したほうがいいよね。

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