やっぱり温度差はありましたね

2021シーズンの全日程が終了し、つかの間のオフになり、既に来期に向けての動きも始まっていた12月22日に、2022年のシーズンチケット販売に関するお知らせが発表されました。
エリア指定だった席が指定になったり、値段の変更があったりしましたが、指定席を購入していたサポーターは、今まで通り慣れ親しんだ座席で観戦することができます。

そんな中、以下の項目がありました。

2023シーズンチケット継続購入権について
 今後もスタジアム収容人数の制限が設定される可能性を考慮し、2022シーズンチケットでは購入者に対して2023シーズンチケットの継続購入権を付与いたしません。
これまでSSS指定・メインSS指定・バックSS指定では継続購入権および座席継続権をご案内しておりましたが、今回より廃止とさせていただきます。
なお、次回販売時のご購入の優先順位は以下の要素をもとに決定させていただく予定です。
<次回販売時継続の優先順位について>
・後援会マイページにて受付を行った方
・2022シーズンチケット保持者
・川崎フロンターレ後援会自動継続会員
・これまでのシーズンチケット保持年数
・これまでの川崎フロンターレ後援会加入年数

川崎フロンターレ公式HPより

継続購入権というのは「次の年も同じカテゴリで同じ席を購入できる権利」のことになります。

これは、今後も変わらず応援して欲しい、というクラブの思惑と、これからもずっと応援します、というサポーターの気持ちが一致したものだと思っていましたが、どうやら違っていたようです。
この2年は、スタジアムの収容人数が制限されていることもあって、継続購入権はあるものの、その権利を行使することはありませんでした。これは、100%収容できないので、当然のことであり何の問題もありません。
そもそも継続購入するということは、これからもずっと応援する、という気持ちの表明であり、シーズンが始まる前に1年間分のチケット代を支払うので、チームとしても不都合は無いと思っていました。
(特別に割引率が高いというわけでもありませんし…)
しかし、来年からは継続購入権は無くなります。
チームとしては、付与することで何らかの不都合か付与したくない理由があったのだと思います。

この理由に関しては、ネット上に色々な説が飛び交っているようです。
その中でも、「バックスタンドとサイドスタンドの改修が始まるので、メインスタンドにスポンサーや団体客を入れたいから継続購入権を廃止した」というのが一番可能性が高いような気がします。
しかし、これまでのサポーターとの関係を蔑ろにしてまでも無くす理由は、クラブからは聞いていません。
ということで、2022年1月24日に、以下のメールを送ってみました。

題名:シーズンチケット継続購入権について
こんにちは、XXの〇〇です。
今年のシーズンチケットは、継続購入権のおかげで無事購入できましたので、スタジアムで応援できるのが楽しみです。
しかし、この継続購入権は無くなりますので、来年からの購入に関しては不安しかありません。
来年以降の購入時には優先順位があるようですが、あくまで予定で、該当する方はたくさんいるので、継続購入に比べたら不安です。
継続購入は、これからも応援してほしい、というクラブの思いと、これからも応援していきます、というサポーターの思いが合致した仕組みだと考えていたので、その関係が、説明もなく一方的に解消されることは、不安とともに悲しい気持ちになります。
ということで、なぜ継続購入権を廃止したのか教えていただけないでしょうか?

「収容人数が制限される可能性があるため」との説明もありますが、その場合に売ることができないのは当然で、継続購入権を廃止する理由にはなりません。
継続購入が出来なくなる理由としては、その座席が無くなる場合、ではないかと思います。
そうならば、バックスタンドとサイドスタンドは、2年後くらいの改修を考えれば、座席の位置等が変更されるので、廃止するのも分かります。
しかし、メインスタンドの改修の予定は無いはずですので、その他の理由があるはずです。
例えば、「現在シーズンチケットで販売している席をスポンサーや団体客などに販売していく」という方針に変えたという場合です。
それならば、理解はしますが、当然のことながら納得は出来ません。
以前からのサポーターを蔑ろにしている、としか思えないからです。

できましたら、「継続購入権を廃止した」納得できる理由を教えていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

送付メールより

正直言って、返事は来ないと思っています。
なんせ、継続購入権というWin-Winな信頼関係を、いとも簡単に解消してしまうくらいですから、いちサポーターのメールなんぞは、無視するだろうと思うからです。

継続購入して欲しくない人がいたとしても、それは付与してから排除するべきで、全ての人との信頼関係をチャラにしてからやる事ではないと思います。
今からでも遅くないので、継続購入権の復活があればいいのになぁ、と思っています。
ただし、既に信頼関係はチャラにしてしまったので、また一から構築していかないといけないので、結構大変なんじゃないかと思っています。

返事が来ました

てっきり来ないかと思ってた返事ですが、当日の夕方には到着いたしました。
まぁ、同じ様なメールが届いていると思うので、返事は用意してあったんでしょう。
文面は以下のようなものでした。

継続購入権をつけることで今回の一次販売のように
新規の方を同時に受け付けることができない状況が発生してしまいました。
次回以降いかなる販売状況であれ販売方法に制約がつかない方法を検討した結果、継続購入権をつけないという結論に至りました。

返信メールより

一次販売というのは、継続購入権のある人に向けての販売で、ここで売り切れなければ、二次販売を行うということになっています。
募集開始が今年に入ってからなので、二次販売を行うとしても開幕後になってしまいます。
今が特別な状況なので、仕方がないような気がするのですが、どうやらそうでは無く、どんな状況だろうと新規の受付がしたい、ということのようです。
いかなる販売状況であれ、とまで言っているので、継続購入という考えは無いのでしょう。(復活したら、それはそれで、基準を知りたくなりますが…)

返信を何度も読んでいると「継続購入なんてさせるから、新しいお客様を増やすことが出来ないんだよ」という気持ちが見えてくるようで悲しいです。

「今まで応援してくれてありがとう、これからは、どんどん新しいお客様を呼び込んで、もっと立派なクラブになっていきます」という決意表明なんでしょうか。

勝てなかった時もずっと応援していたサポーターよりも、強いフロンターレを応援してくれる新しいお客様の方が大事、というなら仕方がないですね。