[聖☆作画]聖☆おにいさん

映画感想の時間です。
実はちょっと前からアマゾンプライムに入りまして、プライム映画が観放題になったんですよね。それでDVDレンタルならまず選ばないなっていう映画も観れるようになりました。

というわけで今回は『聖☆おにいさん』。中村光原作の同題のマンガを劇場版アニメ化したものです。実写ドラマじゃなくて劇場版アニメのほう。

マンガのほう聖おには父が好きなので実家に全巻あります。常に最新刊があるから今のところ全部読んでる。お盆に帰ったらまた新しい巻があるかも。ちなみにゴールデンカムイも同じ理由で実家に全巻ある。

☆基本情報
『聖☆おにいさん』
公開年:2013年
監督:高雄統子
主演:星野源
ジャンル:オカルト、コメディ、アニメ
予告編

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アマプラでたまたま見つけるまで聖おにが劇場アニメ化してたことまったく知らなかったんですが、公開年を見ると2013年なのでかなり前に作られた映画ですね。え、ほんとに知らなかった。その頃既に買ってたと思うんだけどな。

とりあえず、いの一番にお伝えしたいことは作画が神という点。大いなる父の威光を感じる。
この映画1時間半あるんですけど、わざと崩してるシーン以外は本当にマジで1ミリも作画のクオリティがブレません。最初の遊園地のシーンで「ん?この映画けっこう作画いいんじゃ…?」ってなって10分くらい過ぎた頃に「これ神作画やんけ」ってなります。アクションアニメとかだと戦闘シーンで作画すげぇ!ってなりやすいですけど、このほのぼの立川アニメでドン引きするくらいヤバイ作画を見るとは思いませんでした。
顔や体のバランスが崩れないっていう基礎的なことはもちろんですが、原作のちょっと太めの筆致をそのまま再現してるんですよね。だから本当に原作の雰囲気を損なわないでキャラが動いてます。聖おに好きのみならず、中村先生の絵が好きなにもおすすめできるなってくらいすごいです。

しかしおそらく、この映画の売りは作画じゃなかったと思うんですよね。うん。ブッダとイエスね、声が星野源と森山未來なんですよね。うん。まあよくある「やってくれたな!」キャスティングです。世間的には売りになったんだろうけど。案の定演技力はいまいちですが、まあでも星野源と森山未來だってブッダとキリストが立川に住んでるアニメ任されて困惑したと思うし、軽い事故だと思えば大丈夫です。(がんばってる感はあった)

てかね~!劇中で星野源の歌が流れるんですよね。神ノスタルジック作画と共にね。星野源の曲の良さもあいまってそのシーンの雰囲気がすごい良くて、なんかもうそれで許した感ありますね私は。その話を某チップスに話したら「いや歌だけ歌わせとけよ」という至極正論を言われて「せやな」って思いましたけど。歌だけ歌ってくれ。

そんで最後にストーリーですが、これも結構考えられてたなと思います。基本原作に忠実に作られていながらもあくまで「立川に住んでるイエスとブッダ」に焦点を置かれているので、天界の面々は一切出てきません。イエスとブッダが人間と交流するという点に絞られてました。
原作ファンからしてはがっかりかもしれませんし、制作側も人気キャラを出す選択肢があったはずですが、それをあえてそぎ落として「立川の日常」でまとめたのは個人的には英断だなと思ってます。(今より原作に登場してたキャラが少ないのもあるだろうけど)

そういうわけで、『聖☆お兄さん』。個人的には観終わったあとに一抹の寂しさを感じるところも含めて結構好きな映画でした。1時間半しかないし、軽く見れる映画を探してる方にはおすすめです。

☆評価(各☆5つで満点)
おもしろさ:☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
荒川では星が好きでした:☆☆☆☆☆

最後に星野源の挿入歌貼っておくよ~


ヴォンボに投げ銭して運気を上げよう!