見出し画像

西国七福神集印めぐり⑤~置いていかれた清荒神

七福神5ヶ所目です。今日、夫が清荒神(きよしこうじん)に行くというので、私も行くことにしました。

たまには

これまで、ふたりとも七福神をめぐっているのに、まったくの別行動です。いつものことだし、私が足が痛いからそうなるのですが、あまりに別々だと「仲が悪いのでは?」と神様仏様が心配したらいけないと思って。

な-んて言っていますが、何となく、たまには一緒もいいかなと思っただけです。

夫は駅までバスで。私は原付で。それは譲れない。
待ち合わせていないのですが、清荒神の駅で出会いました。同じ電車に乗っていたようです。

夫は「じゃ、先に行くよ」と言って、歩き始めました。このあと、2ヶ所行くと言っていたので急いでいます。

私も、初めのうちだけでもついていこうと思って頑張って歩き出しました。でも、10歩で諦めました。10歩で。今日は特に足の調子がよくありません。あっという間に置いていかれました。

いいわ、今日も自分のペースで行こう。夫が冷たいわけではないのです。私もその方が良い。

こうじんさん

清荒神青澄寺は、みんな親しみを込めて「荒神(こうじん)さん」と呼びます。創建1100年の真言宗の大本山だそうです。信仰する人が多いです。「火の神」「台所の神」で、生活に密着しているからでしょうか。

駅から坂道になっている参道を約1km、上がって行きます。両側にはずらっとお店が並んでいます。ずっと昔からやっているようなお店が多いです。食堂も神具店も、古くて、いい感じです。


山門

やはりたくさんの人がお参りしていました。車椅子の人も、杖をついた人も、小さい子どもも。中にはワンちゃんが一緒の人もいます。

山門で夫とばったり遭遇。もうお参りも済ませ、朱印ももらって、帰って行くところでした。「次、行くわ」早すぎ!

私はゆっくり行きます。

布袋様。このお腹、だれかさんと同じ?

本堂の手前には、「おびんずるさま」がおられます。像をなでると、病気が平癒するといわれており、みんな並んでお参りしてなでています。私も、頭と両膝をなでさせてもらいました。頭もなんとかしたい!

ご朱印をいただく

本堂のお参りが終わって、ご朱印をいただきに行きました。私の前の方は、本物のご朱印帳に書いてもらっていました。2ページにわたって、たくさん朱印を押して、毛筆でたくさん書いてもらっていてました。「これ、ひとつ一つ書くのって大変だなあ」と思いました。

私は、例の大福帳を出してお願いしました。そうしたら、朱印は一つで、(そう決まっています)日にちはボールペンでした。あっという間に終わりました。これで同じ500円。せめて日付を毛筆で書いてほしかった。

って、ちょっと言いたかっただけです。お参りの熱心さが違うと思う。文句言ったらあかん!特に、費用のことなんて。


コケが歴史を感じさせます

帰り道の寄り道

帰りの坂道がきつかったです。下りだから負担がかかるのです。足をかばいかばい行きました。

それでも、いい匂いに釣られてお赤飯を買い、かごに盛られたぐい呑みが小鹿田焼(おんたやき)で100円だったので買い、堅焼き煎餅の半焼きという軟らかい煎餅が、「ちょうど今、焼けたところ。4個500円だけど、1個おまけしとくわ」というおっちゃんから買い、そして、中山さんで買えなかった「こぼれ梅」(みりんの粕)を買いました。買いすぎか!

露店もいっぱい。座って食べた明石焼きが熱くておいしかった。次々にお客さんが来ていました。

夫は今日で七福神をめぐり終わり、小さな金杯をもらってきていました。(見出し画像。ピカピカ)私はあと2ヶ所ですが、急がず、ゆっくり行きます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?