大仏様の声
朝日新聞のシリーズ「語る 人生の贈りもの」
先日まで、歌舞伎俳優、松本白鸚さんでした。
「ラ・マンチャの男」を何回演じられたのだったか。
「語る」シリーズはもっとお話がありそうでしたが、もう終わっちゃうの?と思いました。
ある回に、興味あるお話をされていました。大仏様の声を聞いたという話です。ここは記事を引用したいと思います。
想像するに、神々しい光景です。
一口に1000回と言っても、そこにはどれだけの稽古と精進があったのでしょうか。受け継がれてきた伝統の力もたぶん加わっています。惰性などはみじんもなく、毎回真っさらな気持ちで真摯に演じてこられたと思います。だからこその大仏様の声。
この前、ジャズの日野皓正さんが天の声を聞いたという話を書いたので、関連で書きました。
同じですよね。挑戦し続ける姿勢。努力。無の境地、芸の極致なのかもわかりません。「一生励め」これ以上ない承認と応援、そして白鸚さんの決意です。
私もそこまで何か極めてみたいと思いますが、努力も精進もなければ絶対にかなわない。昔話の、「よこしまなおばあさんが、お宝だけ手に入れようと企て、しっぺ返しをくらう」なんて話を思い出しました。
*画像お借りしました。東大寺の大仏様です。
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