出木杉静香

あわてないあわてない ひとやすみひとやすみ

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最近の記事

ブルドッグ 横目で流す_2023/5/31

できるだけ毎日書こうと思っていた日記を更新しなくなって早2週間が経とうとしている。多忙は重なるものである。 今日だけで、イヌのお散歩シーンに3度すれ違った。この過疎地にとって、天文学的確立と言って差し支えない。プードル、ダックスフント、よくわからん雑種。みんな違って、みんな良かった。すれ違う瞬間、めっちゃこっち側に近づこうとするヤツと、全く見向きもしないヤツとがいて、まるで人間みたいだなと思った。すげえ見てくるヤツ、いるよね。私は怖いので極力目を合わせないようにすれ違うタイ

    • 燃え盛る炎のフォルムで_2023/5/17

      岸本佐知子さんの軽妙な文体で訳された、アリ・スミスの『五月』という短編を読んだ。 短編なのであらすじ≒本筋となってしまい、私の拙い解説により物語の本質的な良さを損なってしまうのは不本意なので、内容にはほとんど触れないことにする。レビューを期待していた皆さん、すみません。 しかし全く触れないとただの報告文になってしまうので簡単に説明すると、『近所に植えられている木に身も世もなく慕情を抱いてしまう話』である。「木に姿を変えてしまった人に恋をしていた」みたいな神話的な話とは空気

      • 眠気眼で書いた日記①_2023/5/16

        若いうちの苦労は買ってでもしろ、みたいな言葉があるが、それは時と場合によるのではないかと思う。 もし若い時、苦労に割いた時間によって、若い時にしか得られない幸せに割く時間が少なくなってしまっては、厄介なシニアが生まれるだけである。人にぐちぐちもの言う年長者をこれ以上増やさぬためにも、できるだけ早いうちに、最上の幸せを味わうべきなのではなかろうか。 もう、いっぱい苦労を経験してきた。売っ払えたら、と考えてしまう。苦労、不幸、お売りいたします。購入に年齢制限はありません。

        • 唯一つ、唯一つだけ_2023/5/14

          5日間の平日の疲れを2日間の休日で回復させようとすると、とても『よーし、今日は休日だから、いっちょ羽を伸ばしてどっか行こっかなァ〜!』という気分にはならないのが悲しいところだ。“羽を伸ば”していると思い込んでいるその『外出』という行動は、実際には羽をバタバタ羽ばたかせることである。外出の遂行には、莫大なエネルギーを要する。莫大なエネルギーが要るのに、外出先というのは大抵同じような考えを持つ外出人間で溢れかえり、酸素濃度が薄いためエネルギー効率が悪い。これでは悪循環である。

        ブルドッグ 横目で流す_2023/5/31

          たくさんの目で見つめられると_2023/5/12

          聞き飽きたかと思うけど私からも言わせてくれ。 ティアキン、ついに発売してしまいました。 ゼルダシリーズ、大人になってから全くプレイしなくなってしまった。ゼルダだけでなく、ストーリー重視のゲームをやる機会がめっきり減った。大人になるということは、自分の人生以外の物語に気を向けられなくなってしまうことなんだなーと強く思う。大人の方が自分勝手です。ホンマに。 ティアキンどころかブレワイにもみそきんにも触れてこなかったこの人生ですが、こんな雑文を書くための30分を毎日捻出できるく

          たくさんの目で見つめられると_2023/5/12

          詰め込んだ夢を打ち上げる場所_2023/5/11

          たまには、オチのない日記も書こう。 そもそも日記というのはその日の出来事を書き記したものである。そりゃあ、なんともドラマチックで起承転結のはっきりした素晴らしくキラキラした1日だってあるだろうさ。でも毎日そんなギラギラしとったら疲れるて。ふつう、1日というものはただなんとなく過ぎていくものだろう。その感じを、日記にも表してみたい。 今日のお昼、久々に飲むヨーグルトを飲んだ。 一昨日に辛いラーメンを食ってからというもの、私のアスタリスクが火属性の持続ダメージを受けている。

          詰め込んだ夢を打ち上げる場所_2023/5/11

          不実の獣_2023/5/8

          今日はゴーヤーの日だそうだ。 ___誰も驚きはしない。 標準和名を『ツルレイシ』といい、 果実の外観がレイシ=ライチに似るつる植物であることから 名付けられたという。 個人的に、全然似てないと思う。 色も違うし、形も全く異なる。 イボイボ感だけじゃん。 我々が普段食べているゴーヤーは未成熟な果実である。 女盛りが19なのだとすれば、大体16、7くらいのものを いただいていることになる。 苦味も相まって、背徳的な果実という印象が 強まってきたのではないだろうか。 あんまり声

          不実の獣_2023/5/8

          視線の先のジャングル_2023/5/7

          昨日はドンヨリーヌな話題だったので、 今日は心の底からゲラゲラ笑える話をば。 (ところで妖怪ウォッチが10年前って正気ですか?) 突然だが、 片付けという行為がこの上なく苦手である。 今も目の前に何かを書きっぱなしのルーズリーフやメモが散乱しており、 冬にお世話になったニット帽や手袋が所在無げに置かれ、 読みかけの書籍たち(さまざまなサイズのもの)が積まれている(さまざまなサイズなので積まれているだけでは綺麗にならない)。 いま住んでいる部屋に一度だけ親が訪れたことがあ

          視線の先のジャングル_2023/5/7

          あたしの心 雨フラシ_2023/5/6

          平日はそのほとんどを屋内で過ごすため、あまり天気を気にする習慣がない。 天気予報をチェックするのも3日に1回ほどである。 今日のような一日中ずっと雨が降っている休日は、それゆえ 「せっかくの休日なのに」感を人一倍強く感じていると思う。 突然の悪天候に対して、心を準備していないのだ。 古くから雨を題材にした音楽、絵画、詩などは数多く存在するが、そのテンション感は 「よっしゃー雨サイコーふっふー!!!」というものよりも 「あぁぁ……降ってるなぁ……」というものの方が圧倒的に多

          あたしの心 雨フラシ_2023/5/6