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知らない町で、しばらく何もせずに暮らした

去年の夏に仕事を辞めてから、新しい町でしばらく何もせずに暮らしました。
1人は嫌いではなかったし、週末は彼と過ごせるし、
心身ともに疲弊していたし、長い休みなんてなかなか取れない仕事をずっとしていたのでそれまでのご褒美だと思って思い切って何もしないことにしたのです。

最初の1、2ヶ月はバタバタしてました。
役場に行ったり、新生活に新しく必要なものを買い足しに行ったり。本当に右も左も何もわからない町だったので、道を覚えたり、どこで何が揃えられるのかリサーチしたり。また、新しい町に緊張もしていたのだと思います。

仕事を辞めて引っ越したら、今までできなかったことをたくさんしようと思っていました。思っていただけで、結局ほとんどできませんでした。

積んでいた本も、ゲームも、お裁縫も、ハンドメイドも。

最初はどうしてしたかったことたくさんあったのに、仕事辞めたのに、どうしてやる気が起きないんだろうとクヨクヨしてました。楽しい毎日にするつもりだったのに、と自分を責めました。ダメ人間は仕事辞めたって結局ダメ人間なんだと。
よくよく考えれば、どれもこれも集中力と気力と心の余裕がないとできないことなんですよね。今は新しい環境で、気持ちがいっぱいいっぱいなのかもしれないなあと気付いたら少し楽になりました。
最近は心の余裕も出てきたので少しずつやりたかったことをやり始めました。

1人でいるのは嫌いではない、と先述しましたが、1人でいるのが嫌いでなくとも、話し相手がいないというのは、人を閉じ籠もらせる原因になるのだなあというのを実感しました。本当に知らない町・誰も知らない町なので、週末に会える彼しか頼れる人がいない。友達も親も地元も遠い。元々躁鬱傾向にあるのに。半分くらい閉じこもりに入ってたので、これはいけないなと思いました。

新卒で就職した時も似たような状況だったけど、同期たちが同じアパートに住んでいたし、話せる人がいたから、今回とは似て非なる状況だったんですよね。

人と話したいな、働きたいな、と次第に思うようになりました。

…もちろん、口座残高のことももちろんあったのですが(笑)

今は働いてみたかった場所に似てる、ここで働いたら楽しそうだなと思ったところで働いてます。同僚は年上ばかりですが毎日楽しいです。

やっぱり何かのコミュニティに属していないとダメみたいだなあということを実感した、休養期間でした。やりたかったこと、ほとんどできなかったけど、それでも得たものは大きかったと思っています。

久しぶりに始める創作活動費用に充てさせていただきたいと思います。