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みんなの「好き」は自分の「嫌い」

みんなが声を大にして「好き」と主張するものでも、自分にとっては「実は苦手」と思うもの、ってありませんか?

私には結構、あります。
そのひとつ、二つが、金木犀や彼岸花。

子どもの頃から金木犀って、
お手洗いの芳香剤に思えてしまうのです。

彼岸花は毒々しいキノコみたいで、不吉な予感を彷彿とさせるのです。
(好きな人々、ごめんなさい)。

とは言っても私もそこそこ、社会性のある人間なんで「知り合い程度」の人に「自分の嫌い」をトツトツと語ったりする礼儀知らずなことはしません。

ただ、気を許せるほんの数名には、「いやぁ。金木犀って実は嫌いなのよ」と語ったりします。

話す相手は重要です。

この人は「嫌い」を語っているだけで、決して胸の中に、悪意もいじわるも、ない。ただ無邪気に「嫌い」を語っているのだ、と分かってもらえるには、相手とのそれ相応の「信頼関係」が必要です。

このページは、どこのどなたがご覧になっているか分かりませんので、
信頼関係もへったくれもないのですが、
縁あってこのページを見てくださった方とは、一方的ではございますが刹那的な信頼関係がある、という思い込みのもと、つらつらと書き連ねております。

自分にとっての「好き」「嫌い」は
生まれたての赤ん坊が持っている純粋無垢な思いにも似ています。そう、理性でなく本能的な嗅覚にも似ています。

繰り返しで恐縮ですが、そこになんの悪意も、何かを陥れようという浅ましき意図もございませぬ。
ただ、嫌いなのです。

たとえば、こないだ夢で木村拓哉の恋人になってる支離滅裂な夢を見ました。
夢の中でも不思議と居心地よくて、私はその関係を嬉しく感じている、そんな夢でした。

ちなみに、私は昔から木村拓哉には特別な思いはございません。ファンでもありません(ただ、昔の名作「ロングバケーション」だけは涙が出るほど好きなドラマです。山口智子演じる、盛りを過ぎた売れないモデル、南との恋愛はもとより、キムタク演じるピアニストである主人公、瀬名が自分の夢を叶える、そんな物語にシビレたのだと思います)。

そんな私ですが、工藤静香はどうも虫がすかないのです。
はっきり言うと嫌いなワケです。
私に嫌われたからと言って工藤静香からしたら、痛くも痒くもなんともないワケですが。

こういう私の「好き、嫌い論」を唐突に話し出したとしたら、あなたは私からかなり信頼を寄せられている、という証です。

こほん。

私から信頼を寄せられても、
あなたの知名度があがるワケでも、
年収があがるワケでもないのですが。

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