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宿・店の「わるいこと」を先に伝える


 弊社は、お取引先に「自社のわるいこと(ネガティブな部分)を先にお伝えする」というPR方法をお勧めしています。

 例えば、セントラル空調だったり、まだウォシュレットではなかったり、壁紙やカーペットが汚れ/剥がれていたり・・・また、宿への道が狭かったり、外観が古かったり、部屋に虫が入りやすかったり・・・

 これはお客様アンケートやOTA口コミに実際に書かれていた内容です。もしこの方たちが先にその事実を知っていたら、多分そのお宿には泊まらなかったでしょう。ただ、この事実を先に発信しておくと、「それは気にならない」というお客様にはご利用頂けます。「正直な宿だな、と安心して泊まれた」という口コミを頂いたこともあります。

 悪い点や出来ないことは、ご利用時に隠すことはできません。それであれば最初から伝えましょう。まず、その悪い点が気になる方は、そもそも予約されません。最初から「低評価を付けられるであろうお客様」はご利用対象から外れます。また、ご予約頂けるお客様はその内容前提でご宿泊されるので、低評価口コミは付きにくくなります。「思ったより快適」「そこまで酷くなかった」とプラスに捉えて貰えることも多いです。また仮に改修予定などがあれば、併せて発信しておくことも大事です。印象面で良い効果があります。

 お客様にとっても、宿側にとっても Win-Win になります。この提案をすると「集客に影響する」と躊躇される経営者は多く、お気持ちはよくわかります。ただ、納得されないお客様には、LTV面で見てもそもそも次は有りません。一回限りの売上に気を取られると、ご利用後に低評価されることで他の利用者に選んで頂けません。実際は、目に見えない段階で既に集客は落ちています。

 それであれば自分たちできちんと発信し、お客様に誠実な姿勢をお見せしましょう。きっと高評価・好評価に繋がっていきます。


株式会社ディライティングオール 概要


MISSION:お客様の「人生に銘す想い出」を創造する


■ ホテル・旅館および飲食店の事業再生、経営改善、サービス改善に関するコンサルタント業

■ ホテル・旅館および飲食店の運営受託

■ 地方創生・地域再生およびブランディング戦略などのコンサルタント業


外資や大手に買収され、没個性化していく日本の素敵なおもてなしを守りたい。
いまそこにいる皆さんで、そのおもてなしを守り続けていただきたい。

事業再生・改善が必要なホテルや旅館、飲食店の個性を活かしながら、それぞれが独立した経営を保ち、お互いに弱点補強・補完できるアライアンスを作り上げます。

ステキな個性を持った日本のホテル・旅館・飲食店を、私たちの知恵と知識とスキルでサポートしています。


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