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#なんでもない日の特別な時間。vol.6 「毎日を“楽しむ”」


@beaver.bread

店内に並ぶパン

日本橋の一角に


商業と文化の街、日本橋。
オフィスやマンションが入り混じる一角に、小さなパン屋が見える。
入り口にはバゲットを抱えたビーバーの可愛らしいイラストが描かれたスコップが立て掛けられている。
2017年にオープンしてから町のパン屋さんとして地元民に愛され続けている
「BEAVER BREAD」(以下ビーバーブレッド)には、今日も朝早くからたくさんの人が焼きたてのパンを求めて足を運ぶ。
アットホームな雰囲気の店内には約100種類ものパンが並び「メロンパン」や「コロッケパン」など馴染みのあるパンはもちろん、量り売りの「巨大カンパーニュ」はオープン当初からの定番人気商品だそう。
ビーバーブレッドの代表を務める割田健一さんは2019年よりデロンギ パングルメ ベーカリー&コンベクションオーブンの公式アンバサダーとしても活躍している。
割田さんの幼少時代について聞くと、親しみやすい口調で話してくれた。
「子供の頃はコンビニ弁当なんて全く知らずに育ってきたんです。母が基本なんでも手作りするタイプだったので。お祝い事のケーキも全て手作りだったので家には色々な調理器具が揃ってましたね。今思えば本当にありがたいなぁと思います。友達もよく来る家で『今日割田んちで夕飯食べよー』なんて、食堂みたいにワイワイしてました。」
高校卒業後に料理の道に進んだのも、子供時代のそんな思い出が影響しているという。

ビーバーブレッドのインスタグラムより

スイッチ


料理の道に進み「ビゴの店(プランタン銀座)」でシェフを努めてきた割田さんは、2007年にパンの世界大会である「モンディアル・デュ・パン」第1回大会の日本代表に選抜されフランスへ。
「僕、実は人前に立つのが大の苦手なんですよ。コンクールとか発表会なんてもってのほか。でもやっぱり好きなパンだったから挑戦しようと思ったんですよね。パンの経験を積むってところが一番大きかったと思います。」
そんな割田さんは、大会で感じたことがあった。
「大会は8時間の長丁場だったんですが、スタートから30分ほどサッカーの試合みたいに声援を送ってくれるんです。これにちょっと感動してうるっときてしまいましたね。人に応援されるのって素直に嬉しいんだな、って。」

割田さんにとって「パン」はスイッチであり割田さんの生き方を変えたエッセンスの一つなのだ。

ビーバーブレッドをオープンさせたばかりの頃、割田さんはかなり過酷なタイムスケジュールだったという。
「夜11時半頃に家に出て、深夜1時から働いて朝7時に終わる。そんな生活でした。朝早く起きて早く仕事したほうがうまく回るからね。」そう笑って語ってくれた割田さんだが、その言葉の裏側にはその何倍もの努力や苦悩が隠されているのだろう。自分を高めるそのプロセスにおいて、努力は必須。
そして現場では、毎日色々な問題や課題は尽きないもの。
しかし、割田さんの話を聞いていると、それも経験として楽しんでいるようにも見えた。改めて、プロフェッショナルの生き方とはこういうものなのかと感じる。

割田健一さん

好きなことをやる


「自分の子供たちにはとにかく好きなことをやれってよく言ってます。好きなことを突き詰めるって中々難しいですけどね。僕は50歳までは突っ走りますよ(笑)。」
割田さんは好きなパンを通してまだまだやりたいことがあるそう。
「60歳ぎからのお店作りを50歳から少しづつ始めようと思ってます。僕ね、おじいちゃんでもピタッとはまるパン屋さんの働き方ってあると思うんです。定年を過ぎた方々が働けるパン屋さんを作ろうと思っています。」
割田さんのこの先のビジョンは大きく、そして鮮明に描かれている。
絶対に譲れないくらい「好き」を持っている人はきっと意外と少ない。
むしろ大事なのは好きなことを「心から楽しめる」ということではないだろうか。

デュカスパイスとはちみつのパン

パングルメ ベーカリー & コンベクションオーブンの魅力

「生地をこねる工程から全部自動でできて高機能。まずはその一択ですよね。パンって0を1にする作業なので難しいと思われがち。でもパングルメを知ればパン作りをやってみたい、と思える製品です。」
そして長引くマスク生活、今人々が鼻を閉じて生活している中で割田さんは“香り”を大切にしてほしいという。
「家の中でパンの匂いがするって気持ちがいいですよね。鼻から入ってくる情報は気持ちを豊かにしてくれるんです。」
割田さん監修のレシピ、デュカスパイスとはちみつパンみかんのイタリアパンのなど小麦以外の香りも楽しめるアレンジパンが数多くある。
家の中にきっと幸せの香りが漂うだろう。

みかんのイタリアパン

#なんでもない日の特別な時間

「最近歩きながら色を見てるんです。空見たり、看板見たり…青だらけの写真をとって青って世の中に結構あるんだなとか。景色を見るのと一緒で色からインスピレーションを受けるのもいいな、と思うんです。」
ただいつもの道を同じように歩く。少し目線を変えるだけで全く違う道になるのだ。
なんでもない日を特別な時間にするかどうかは、自分次第。
今後も色々な色に進化し続けるビーバーブレッド、
そんな割田健一さんをこれからも応援していきたいと思う。

ビーバーブレッドの外壁には可愛らしいビーバー

割田健一さん(@beaver.bread)
インタビューありがとうございました!


「おいしい」をまんなかに。
なにげない毎日をちょっといい毎日に変える、
デロンギ・キッチン。

だれかのことを思うと、
おいしいものを作りたくなる。
おいしいものができると、
だれかに会いたくなる。
みんなで囲む食卓はカラフルでいつもの景色をちょっと特別にしてくれる。
さあ、料理しよう。飾らない、いつもの味で。


キッチンという場所が家の中でも「見せる場所」になっている今日。デロンギではキッチン家電こそ、毎日使うもの、毎日そこにあるものだからこそこだわってほしい、そんな思いを込めてお届けしています。
毎日使いが楽しくなる、イタリアンデザインの機能的な電気ケトルや、コンパクトサイズなのにパワフルで、毎日の食卓を楽しく彩るお手伝いができるコンベクションオーブン。そして、まるでレストランのような本格的なお肉料理が楽しめるマルチグリル。
デロンギ・キッチンでは、なにげない毎日を特別な日に変える、そんな「なんでもない日の、特別な時間」をこれからもお届けしてまいります。


今回、お話いただいた製品はこちら

デロンギ パングルメ ベーカリー & コンベクションオーブン[EOB2071J-5W]
材料をパンボウルに入れたらあとはボタンを押すだけ。パンの生地ごね、発酵、焼きまでを自動で行うオートモードが21種類搭載されているので、誰でも簡単に美味しいパンが作れます。さらに、コンベクションやグリル、スローベークなどベーカリー機能以外にも6つの調理機能が搭載されているので、肉料理やグラタンなど、本格オーブン料理も可能。これ一台で料理の幅が広がります。

パングルメ ベーカリー & コンベクションオーブン