2023年ありがとうございました。   お客様に感謝申し上げます。馬男

2023年も色んな人に感謝です。
というのも、年明けから怒涛でした。
30-DELUXのスペースウォーズという舞台を新国立劇場で1月に上演しました。(2月には大阪、3月には名古屋で「シェイクス2023」を連続で上演)
その本番中1月20日から、いよいよ初監督作品「まくをおろすな!」が全国公開されました。
74館くらいで開いたんだけど、最初の3日間で勝負は決まる。って言われていて、正直想像していたよりも動員は伸びなかったと思います。まくおろLIVEで1万人動員したので、夢は映画は10万人!と意気込んてみたけど、そんな甘いものはなかったということです。
劇団立ち上げた際、10年で1万人、20年で10万人という目標を掲げた劇団創設20周年、最後の勝負だった。映画と舞台と合わせても5万人いかないくらいでおわってしまった、、、動員目標を達成しなかったもう業界を辞める。と決めていたので、1月末くらいは、落ち込んで寝れない夜が続いて病院に通っていたほどです。
ただ、たぶん、
買った宝くじがもしかしたら当たるかも、、って勝手に良い方に思い込んでいたんでしょうね。これが最初の3日間で10万人とかお客様が動員したら、周りの厳しい目線とか、そういうのも吹き飛ばしていたんだろうなと思ったりして、僕は何者ではない何かなんだって改めて実感した瞬間のような気がしました。
でも、、、、、やはり一劇団と会社の代表として、このまま終わるわけにはいかない。だとしたら何か、、何か自分にできることをすべてやろう!誰もやらないことをやろうと勝手に身体が動いて、、、毎日違う映画館に1日1回観に行ったんですねよね。。銀座、新宿、渋谷、池袋、さいたま、横浜、千葉などを始め、名古屋や大阪、札幌、沖縄、茨城、群馬、栃木、奈良、兵庫、和歌山、などなど、もういくつ行ったんだろう。観た後に、「監督の清水です」って(笑)、いきなり挨拶し出す作戦で、お客様も戸惑いながら、驚きながら拍手してくれて、、、そこで出会った新しい出会いなんかもあって、、、、劇場や地域によって感じるものも違っていて、、、自分の精神的なもののリハビリをやっている感覚で、、、、そのリハビリのお陰で、再認識でできたんですよね、、、やはり自分は「お客様が喜んでいる姿を観るのが好きなんだなあ」って、、だから1月20日公開から3月9日までほぼ毎日どこかの映画館で観ましたね。。だから、、なんとなくリハビリ完了というか、、公開というか、、悔いはないというか、、箱根駅伝なんとか完走しました!っていう感覚かな、、
若いうちは目標目標って感じでしたが、もう50も過ぎれば、目的なんですよね。。何のためにエンタメやっているんだって?

「お客様を喜ばせたい」これだけなんだよなあ。

そして、「スタッフ、キャストに喜んでもらいたい」
これだけなんだろうなって気がするんですね。

それを再認識できたのもよかった。なんか自分は愚かだからそういう大切なことを一瞬忘れてしまうことがあるんですよね。こんなにいろんな経験をしてきているのに、忘れんかよ!みたいな、、

特に渋谷で応援上映が始まって、よく渋谷にいくようになってからは、声を掛けてくださるお客様も多く、、MOVIXさいたまでも何人ものお客様にお声がけいただいて、、、札幌も大阪も名古屋も、、、みんな優しくて、、、孤独な戦いではありました。後半は思った以上に動員が伸びて、、応援所上映のお陰で渋谷が長いことやってくれたのは勇気になりました。。。奇跡的なことなんだと思います。。興行というより、キャストスタッフにはとても恵まれたんだけど、、結果宣伝的なプロデュース力が足りなかったんだと思いますね。。自分一人で試写会やってラジオ出て、、、なんか、、もっと方法ないのかな?って沢山疑問を感じながら過ごしていましたね。

舞台と映画の宣伝ではまるで違うんだねって気が付いたときは時すでに遅かったんですよね。今まで東京大阪名古屋福岡で舞台しかやっていなかった人間が全国公開の映画なんて、、、、そんな簡単にいく訳もないって想像したらわかるのにね、、、でもそうなんだよね、できないって分かっているのに立ち向かっていくのが面白いんだよね。それが挑戦なんだろうなって。

でもその映画公開は、関係者でも広がっていって、その流れで、3月に日本橋でイベントやったり、秋には日テレアックスオンさんと、横須賀で「浦賀物語」というショーを作らせてもらったり、、来年以降に映画監督の問い合わせが何本かきたりね、、、あ!そうか、、、最後まで諦めずやっているとこういうことが起こるんだなあって、、、思えるようになっていったんですね。。。

今思えば映画館を山ほど回ったり、30-DELUXNAGOYAでの公演が3回もあったり、30-DELUXOSAKAも満員になっていたり、、東京でも沢山の自治体のお仕事をさせてもらったり、、、代アニのエンタメスタッフ学部で、制作やプロデューサーを育てる仕事をいただき、学校の先生として教壇で教えていたら、それが2024年の銀河劇場の公演になってしまったり、、
そう、映画の監督依頼の問い合わせが何本もきたり、、、
何か20周年で、コロナ禍になっても諦めず種を撒いていたものが少しずつ花開いていく瞬間を沢山みているような気がして、、、

あ!すべてが繋がっているのだなあと、、、やってきたことは何一つ無駄ではないんだなあって、、、感じれるようになっていった気がします。

年末に名古屋で上演した「義経千本桜~源平天外絵巻~」は、本当に30-DELUXNAGOYAの未来を感じる公演になったのです。

この一年応援してくださったお客様に心から感謝です。

世の中のニュースは山ほど見ていました。WBCやサッカーやバスケや、ラグビーやフィギュアや将棋や競馬や相撲や、、、、スポーツを見て刺激をもらっていました。お世話になったジャニーズ事務所さんが無くなったことは僕にとって本当に衝撃でした。映画のDVDが発売してからすぐだったし、、、「まくおろ」はあいつらがいなかったできなかったので彼らとはまた絶対にやろうな!って連絡取ったりして、、、、、それだけでなく、インボイスでも走り回ったり、いろんな政治や経済の勉強会も参加したりして、、、酒洛高田馬場も継続するために、資金繰りでいろんなところに走り回ったなあ。

すごい経験をさせてもらった1年だったような気がします。休んでゆっくりしたみたいな日はなかったような気がしますね。休んだ記憶がないですからね。
でも終わってみれば、きっと来年につながる年になった気がしますね。

うちの劇団員もきっと成長してくれたと信じています。

今、特に
世の中が進化していくのがとても速いです。どんどん加速しますね。

その進化をしっかりと見ながら、インプットして、来年のビジョンを固めたいと思います。

「ワンチーム」というテーマを掲げました。2024年!仲間たちと一緒に新しい挑戦を忘れずに一年走り続けます。

本当にお客様には感謝です。長文になりましたが、応援してくださる人が少しでもいるなら、私は前に進みたいと思います。

皆様、大変な世の中ですが、嫌なことがあればいつでも舞台を見に来てください。

いつでも楽しいエンターテインメントを提供します。

ネバーギブアップ!30-DELUX!     

                        馬男こと清水順二








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