見出し画像

EDUTRIP in オランダ 2018 Report#5

今日は、ツアーとしてのプログラムがある最終日でした。
昼からアムステルダム大学の訪問だったので、午前中はアムステルダムへ移動してそこでフリー。
みんなそれぞれゴッホ美術館に行ったり、セックスミュージアム(コレがまたすごいのです…さすがオランダ)に行ったり、お土産を買ったりして楽しんだようです。
私は運河が見えるカフェでのんびり。
 
午後、再集合してアムステルダム・サイエンスパーク駅へ電車で向かいます。

画像2


今回のツアーのスタッフ・石原ミカちゃんの友人で、アムステルダム大学の学生・ヘンリーさん、さらにその友人のアンドリューさんと合流。
まずは、彼らの案内でアムステルダ大学のサイエンス学部と、カレッジ(全寮制で理系・文系を越えて様々なテーマを学べる)を見学しました。
予約なしで自由に使えるスタディスペースや、ミーティングルームなどが充実していて、みんな熱心に勉強しています。

画像1

それにしても、学びやすい空間デザインと、おしゃれでかわいいインテリアに、どこに行っても惚れ惚れします。
 
カレッジツアーの後は、彼らと一度別れ、私たちだけで、旅の最後の振り返りをしました。
オランダに終日いるのは今日が最後、明日の夜にはオランダを発ちます。また、参加メンバーのうち3人は、オランダにそのまま残ったり別ルートで帰ったりするため、今夜でお別れなのです。(さみしい)  
まずは、一人ひとり、縦軸を「!(気づき・つかんだこと)」「?(湧いている問い・モヤモヤ)」、横軸を「社会・教育について」「自分自身について」に分け、4つの枠の中に自分のこの旅での学びを書き出していきます。その後、この旅を通して自分の中に湧いてきている問いを1つ選んで紙に書き、それをもとにグループをつくりました。

みんなから出てきたのは、例えばこんな問いです。

・子どもが「自分には価値がある」と思える教育を実現するには?
・どんな社会をつくりたい?
・先生の役割とは何か。
・日本にある”無力感”をどうしていけばいいか。
・まず先生が、幸せに、自由に生きていくためには何が必要か。
・多様性を認める教育って?
・自己肯定感を育むために学校でできることは?

これらの問いを元にして、また「私たちはこれからどんな教育をつくりたいか」を話し合います。
そして、最後に、この旅での経験を踏まえて、これからに向けた「自分との約束/コミットメント」を書き出し、輪になって聴き合いました。
学校現場にいる人、学生でこれから現場に入っていく人、制度づくりに携わっていきたい人など、これから進む先や戻る場所は様々ですが、今後も協力しあえる仲間としてつながりを持っていきたいね、と確認し合い、最後の振り返りを終えました。
 
 * * * 
 
さっきのヘンリーとアンドリューに加え、さらに10人の学生たちと合流。
インドネシア料理を食べながら、少人数グループに分かれてわいわい交流・Q&Aをしました。
これまでは、「教育者側」からの声を通してオランダの教育を学んできましたが、今日は、オランダの教育を受けてきた学生から話を聞くことでき、また違う視点をもらえたのでとってもよかったです。
オランダ生まれでもミックスルーツの学生が多く、そういう観点からの意見も聞けました。また、いろんなタイプの学校に行っていた人がいて(ダルトン、モンテッソーリ、クラシカルなスタイルの学校)、それぞれの学校での経験を聞くことができました。

食事会の後は、学生の寮を見せてもらいましたが、すっごく暮らしやすそうな寮でびっくり。
政府の補助もあって、4万円ぐらいで住めるらしいです。うらやましい環境・・・。

明日は、いよいよ最終日。帰路につきます。

(レポート・武田緑)

(2018/3/29)