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議会報告⑤賛成討論

9月29日は大津市議会8月通常会議本会議の討論・採択でした。
私は補正予算に対する賛成討論をしました。
お読みいただければ幸いです。

協生会の出町です。

それでは、通告に基づき、議案第105号「令和3年度大津市一般会計補正予算(第7号)」について賛成の立場から討論させていただきます。

本補正予算は、介護施設に対する防災・減災対策への経費補助や、助産扶助費の増額補正、狭隘な生活道路の拡幅推進に要する経費の増額補正をしたことなどを評価し賛成すべきものと評価します。

しかしながら、今後の市政運営においてご留意いただきたい点がございますので、以下数点にわたり意見を申し述べます。

1点目は生活道路整備促進事業費についてです。団塊世代が後期高齢者になる2025年以降は相続による売買や建て替えが増加することも想定されます。
狭隘道路の解消は防災の点からも大変重要であることから、当初予算で、先々の需要拡大を見込んだ予算措置をしていただくよう求めます。また、生活道路においては防災の観点から街路樹の適正管理、予防保全にも注力いただきたいと思います。

2点目は都市公園施設の改良整備等についてです。
誰でも気軽に利用できる都市公園の整備事業は、コロナ禍でアウトドアニーズが増えている時代に合った施策だと評価しています。
一般質問でも取り上げましたが、野外の公園などの給水ポイントの周知拡充とマイボトル推進はSDGsの観点からも重要であり、アウトドアスポーツの推進や環境にやさしい観光振興の点からも今後ますます力を入れるべきと考えます。
質疑では関西広域連合の「マイボトルスポットマップ」だけを取り上げましたが、給水スポットを探せるアプリ「mymizu(まいみず)」や「Refill Japan(レフィルジャパン)」など、冷水機に限らず水の補給ができるところをマッピングしたものもあり、こうした民間のアプリにも積極的に情報提供して、プラスチック消費削減に努める環境にやさしい大津をアピールしていただきたいと思います

3点目は放課後児童健全育成費の補正についてです。これは民間児童クラブの開設準備経費を補助するもので、公立の児童クラブが人数の関係で狭隘となっている現状に対応したという点では一定評価するものですが、英語や体操など、中には塾と見分けがつかないものも散見されます。
民間任せで事足れりとするのではなく、大津の子どもが地域に愛着を持って成長できるよう地域の大人や環境とのかかわりも持ちながら全人的な発達機会を提供できるよう、公立児童クラブの一層の拡充と充実をも図るべきと考えます。
以上の点にご留意いただくことを申し添えて、本補正予算に賛成するものといたします。


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