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#1 土づくりから始める未来づくり

このNoteでは、わたし達が行っている「コミュニティ作り」と取り組みについてご紹介していきます。今回はこんなことについて書いています。

コミュニティメンバーが「やってみたいこと」

プラネット型のコミュニティを作ろうと立ち上げたオンラインサロン。
わたしは主宰者でありながら、このコミュニティの活動に関してはわたしが独断で決めていくのではなく「みんなで話し合って決めていきたい」と考えていました。

Clubhouse(※音声によるグループ通話ができるアプリ)によってメンバーと会話を重ねていくうちに、みんなが何に関心を寄せているのかが次第にわかってきました。わたしはもともと「マインド」や「宇宙法則・スピリチュアル」の情報配信を行っていたので、サロンのメンバーは当然そういった情報を見て集まってくださった方々ばかり。

しかし、みんなの意見を総合して最も多かったのは「土に触れたい」という声でした。


「食料自給」と土に触れる生活をイメージする

それを受けて、最初に行ったのは「自給自足の生活」を映画を通してイメージしてみようということでした。オンラインサロンで全国に散らばるわたし達は、日時を合わせて、同じ映画を各々の自宅で鑑賞する「オンライン映画鑑賞会」を行いました。

チャットグループを作って感想をコメントし合いながらの映画鑑賞。

「1年を通じて食べ物を作って、食べることばかりでしたね」という感想が参加者からありましたが、「生きるために食べる。食べるために生きる。」
映画のキャッチコピーそのままのシンプルな生活。

これこそが自分で食べ物を作って暮らすという
「自給自足」の本来の姿なのではないかと感じました。


まず、土をつくる。

コミュニティをスタートしてから構想しているのが「農地付きの古民家」を拠点として活動を行っていくことなのですが、スタートしたばかりの段階で拠点を得るにはクリアしなければならないハードルが多く、課題は山積み。

そんな中で、まずは市民農園を法人契約して「自然農を小さく始める」ことからわたし達のオンラインを超えた活動はスタートしました。それが2022年の春のこと。

▲ かたい土を割って芽生えたバジルの芽に生命の力強さを感じた瞬間

せいぜい家庭菜園で野菜を作ったり、ガーデニングレベルのわたし。
「自然農」を始めるなら、ネットで得られる情報や知識ベースではなく、確かな経験に裏打ちされた活きた情報が必要になります。

まず代表であるわたしが知らなければ、コミュニティで畑を無肥料栽培で出来るはずがない。そんな訳で1年間京都から岐阜へ自然農を学びに出かけ、そこで得た学びを自分たちの畑ですぐにフィードバックしながら実践していく方法でコミュニティで小さな畑を始めました。


自然農に関しては別記事にて詳しくまとめたいと思いますが、

わたし達が契約したのは「有機農法の畑」「化学肥料を使っていた畑」の2区画で、隣接した畑でありながら土質がまったく違うという特徴がありました。

健康な土と不健康な土。健康な人と不健康な人。その答えは「微生物」

化学肥料を使うと作物は《早く・大きく・多く》実りますので、一見良いことのように思えます。ただ、これは人間にとっての話です。

化学肥料を使った土は、①触ると冷たく、②固くしまり、④微生物や土壌菌・土を豊かにする生物が少なく、

いい土というのは、①触るとあたたかく、②ふかふかで、③良い微生物・土壌菌・土を豊かにする生物たちがたくさん住んでいます。

実はこれは、人体においてもまったく同じことが起こっています。
日本人は食品添加物や世界的に見ても多い農薬がかかった作物を食べている人種であり、年間5kgのケミカルな物質を摂取しているという統計があります。5kgというのは、人間の頭だいたい1つ分の重さです。

重金属・農薬・添加物・薬(石油由来)の化学物質を日常的に摂取し続ければ、当たり前のことですが人間の体内の微生物は弱っていきます。アトピーやアレルギー、ガンなどの病気も、まだ病気として発症する前の「未病」という体調不良も、改善するためにすべきなのは「何かを新しく足す」のではなく「不要なものを引いていく」ことです。

畑づくりで大切なのは「土」
人間であれば「腸」の環境づくりが重要と言われる理由です。

※ 人体の健康については「腸根論」とか「千島学説」などを検索してご自身でも調べていただけるといいかと思います。


さぁ、畑を始めよう

ここからは1年間のコミュニティメンバーと行ってきた畑づくりの様子を写真と共にご紹介していきます。

最初の土づくりは、無肥料栽培家の 岡本 よりたかさん にアドバイスをいただいて、腐葉土を漉き込むところからスタートしました。

▲ 北陸から軽トラックに腐葉土を積んで駆け付けてくれたメンバー
▲ 契約した区画のビニールをはがす作業からスタート
▲ 畑の土質(水はけ)のチェック
▲ 水を入れて抜ける時間を測定。
▲ 化学肥料を使われていた土に腐葉土を漉き込む作業



▲ 初期の土。乾燥すると表面が泥のように固まってしまう(2022年5月頃)
▲苗の植え付けを行う。まだ見た目は荒地(2022年6月頃)
▲少しずつ雑草が生え始める(2022年6月頃)


▲ 区画の土抑えのための策作り。お手伝いに来ていただいたご夫婦(感謝!)
▲ まだ小さな野菜の苗たち
▲ トゥルシー。ハーブがスクスクと育つ


無肥料で野菜を育てるに当たり、化学肥料や有機肥料を与えないことで収穫量は多くは出ないだろうとある程度の覚悟はして始めました。

農家で生計を立てているわけではないので専業農家の方に比べれば気楽なものですが、続けていくにはささやかな日々の喜びやモチベーションは必要です。

秋頃、どこの区画のオーナーよりも早く大根の種を蒔いたのに、わたし達の畑の大根の生育が一番遅かった時にはさすがに少しヘコみました(笑)

土がかたくて根を張れず、大きく育てなかったのでしょう。
ある程度の時間が経ったときに「もうこれ以上は無理だろう」と諦めて大根ごと土を耕した時です。

「・・・あ!」

目に見えない土中の変化

野菜こそ大きく育たないものの、土の中から出てきたのは土を豊かにする生き物たちの姿でした。最初に腐葉土を漉き込んだ土づくりの時には、ミミズすらいなかった畑の土の中には、いつの間にか小さな生き物たち住み始めていたのでした。

▲ 秋頃にはミミズが見られるように
▲ 野菜によって来る虫を食べる肉食虫やカエルが見られるように(夏頃)
▲ 草刈りをした草の陰に集まるダンゴムシたち。
▲ 盛夏期。草が一気に育ってグランドカバーされた様子(2022年8月頃)
▲ オクラ。初年度は強い野菜たちが頑張ってくれました

年間通して畑を見つめていると、小さな生態系が出来ていることにも気づきました。自然の営みは、土に棲む微生物と、植物と、虫たちのチカラ。

この年、コミュニティとして大きな成果や動きがないことに内心焦りを感じていたわたしは、この自然の営みを目の当たりにして大きく認識を改めることになりました。

自分がいかに「早く、大きな成果を生むことが素晴らしい」という価値観にどっぷり染まっていたか、この時に気付かされたのです。

目に見える「成果」としてまだ表れていなくても、土中の生き物たちは時間と共に着実に環境を豊かに作り変えていたのです。成果が出るには2年、3年と時間がかかるでしょう。

人間社会の目まぐるしい変化に比べれば、自然の営みはあまりにもゆっくりに見えます。しかし、

  1. 時間をかけること

  2. 待つこと

  3. 手間暇を惜しまないこと

  4. 結果をコントロールしようとしないこと

  5. 自然のスピードに任せること

このように自然が教えてくれたことは、コミュニティ運営に悩んでいたわたしの悩みをも解決に導いてくれました。

「時間をかける」ということ。これ自体が、土づくりとコミュニティの成長ためには有効な方法でもあったのです。

▲ 秋。力作業は男性陣の参加がありがたい。
▲ 落花生の収穫の様子。
▲ 安納芋。ころころしたフォルムがかわいい。
▲ 収穫の瞬間は嬉しい。良い笑顔です


畑が教えてくれる宇宙の真理。

自然は宇宙の真理そのもの。
真理を体現しているものが「自然」です。

つまり、土に触れることが
そのまま宇宙の真理に触れることです。

自然のそばにいれば、
誰もが自ずと真理に目覚めていきます。

わたしのコミュニティのメンバーをはじめ、「農業」や「環境改善」「アウトドア」など自然や土に触れる活動への関心が各地で高まっているのを感じます。

土に触れれば触れるほど、自然に触れれば触れるほど、地球がこれからの時代に必要なものが何たるかを教えてくれているようです。

これからの時代に何が必要なのか。

きっと、みんな潜在的には
わかっているのではないでしょうか。

あたらしい時代は「土のにおい」がする。

2023年 白神みどりこ

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