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スカイツリー型ビジネスモデルと富士山型ビジネスモデル


スカイツリー型と富士山型

医療機器や創薬などの医療産業は、莫大な資金と時間、そして先進的な技術を必要とし、重要な知的財産権によって保護されることが多い。そのため、これらの産業はイノベーションの度合いが非常に高く、独占市場を形成することがある。ただし、関連する裾野産業は狭く、直接関わる企業や職種は限られている。

一方で、ヘルスケア、特にデジタルヘルスや介護・介護予防、予防医療などのサービスは、技術を必要とするが、むしろ仕組みやサービス提供方法によって儲けることができる産業である。たとえば、健康管理アプリやヘルスケアサービスの提供企業は、大量のデータを収集し、分析することで、ニーズに合ったサービスを提供することができ、新たなビジネス展開が可能になる。また、高齢化が進む現代社会においては、介護・介護予防分野における多様なニーズに対応するために、新たなサービスや製品が必要とされている。

このように、医療産業とヘルスケアサービス産業は、技術的な側面においては共通点があるものの、そのビジネスモデルや裾野は大きく異なる。医療産業は高度な技術を要し、知的財産権による保護が不可欠であることから、裾野は限定的である。一方、ヘルスケアサービス産業は、製品やサービスの提供方法によってビジネスモデルを確立し、裾野を広げることができる。このような観点から、前者はスカイツリー型、後者は富士山型のビジネスモデルであると言えるだろう。

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