見出し画像

腰のヘルニアとトリガーポイント


先日トリガーポイントは遠い場所まで痛みや痺れを飛ばすというお話をさせて頂きました。

トリガーポイント療法は大分メジャーな考えになって来ましたが

まだまだ医療現場では痛みや痺れ=変形やヘルニアと認識している先生も多い様で患者さんは無用な手術を勧められたり何年も投薬治療を続けている方が実際多くいらっしゃいます。

そういう方々にこそ、

まずはトリガーポイント療法を試して貰いたいなーと

この記事を書いています。

またそういう方々が周りにいっらしゃれば是非教えてあげて欲しいです😊


その前に腰のヘルニアについての説明も少し入れておきますね


まず腰のヘルニアとは

正式名称 腰椎椎間板ヘルニア って言います

20代~40代の男性に多い傾向で(男女比は3:1)

腰やお尻が痛み、足に痺れや痛み、冷感、虚脱感(力が入らない)などの症状があります 特に物を拾ったり、靴下を履く動作 つまり前かがみや中腰で尋常のない痛みや痺れがでます。

画像1



ヘルニアの原因はまだハッキリとはわかっていませんが

長時間、腰に負担のかかる姿勢、繰り返し腰のみに負担のかかる動作

それらのストレスが腰の関節(椎間板)に集まり加齢からくる筋肉の衰えや身体の柔軟性の低下により髄核というゼリーが繊維輪という壁を突き破ってしまうと言われております。

簡単に言えば「シュークリームの中身が飛び出してしまった」状態とイメースするといいですね!

タイトルなし

(普通に美味しそう~😋)


その飛び出したゼリーが馬尾神経や神経根という神経に触って

坐骨神経痛を引き起こします


あっ!

ちなみに坐骨神経痛という病名ではなくて症状の事を言っています。

分かりやすく言うと
風邪は病名で 熱、咳、鼻水が症状にあたります。

あしからず😉

画像2

画像3


ではどうやってヘルニアと診断するのか?

日本整形外科学会の『腰椎椎間板ヘルニアガイドライン』にこのように明記されています。

画像4

画像5



足のどこが痛むのか?痺れるのか?の身体の状態も重要なヒントになります。

画像6

良く見られるにが真ん中のL4/L5の場所で

足首や親指に力が入らずに脛の外側に痛み、痺れを感じます。


しかしここで重要なことは画像でヘルニアが確認されたとしても

症状が出ていなければ問題がない!という点です


つまりヘルニアと診断するには

いくつかのデータを踏まえた上で『ヘルニア』と診断するのです


しかし町のクリニックのドクター達はレントゲンと患者さんの訴えのみで

「はい、これはヘルニアです👨‍⚕️」と診断してしまっているのが現状です



ここでこの図をご覧ください

画像7

これは小殿筋とい筋肉のトリガーポイントです。

画像8

小殿筋の関連痛と上の一番右の図、似ていませんか?

もう一つ

画像9

これは前脛骨筋という筋肉なんですが

先ほどの痺れの図の真ん中の図と良く似ていませんか?


このように一見神経痛と思えるような痛みや痺れでも

トリガーポイントつまり筋肉からの影響でヘルニアや坐骨神経痛のような症状を引き起こしてしまうのです。


残念ながらトリガーポイントがレントゲンやМRIに映りません

進んでいる整形外科クリニックやペインクリニックでは生理食塩水を注射でトリガーポイントに入れ症状を緩和させるところもあるようですが

まだまだ全国的には普及できていません


ではどうすればよいのか、、、

なんと自分でそこをほぐすだけでも改善してしまうのです

トリガーポイントは筋肉の凝りなので上手にほぐせれば

どんどん症状は良くなっていきます。



では今日のまとめ

・腰のヘルニアとトリガーポイントはよく似ている

・腰のヘルニアの診断は難しい

・手術、投薬をする前にトリガーポイント療法を試してほしい

以上です


少し小難しくなってしまいましたが

トリガーポイントに興味を持って頂ければ幸いです。

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?