意見が持てない僕は、小論文という壁にぶち当たってる

僕は今、大学入試に向けて何をすればいいのかが分からない。
その答えは、勿論 試験勉強をする事だと思っている。
しかし、試験内容は面接と小論文。
面接は、練習を重ねれば大丈夫だと思っている。
一方で、問題なのは小論文。
進路指導の先生曰く
「小論文は、書き方が分かっているかの試験」だそうだ。
僕は、小論文のフォーマットを覚えた。

だが、僕は問題に対し意見が持てない。
単純に趣味以外の物事に興味が持てない。
珍しく意見を持てたとしても誰かの主張や反論を聞くと、その意見に影響されて考え方をコロコロ変えてしまう。
つまり、優柔不断な性格と言うことだ。

こんな僕の優柔不断な性格は、
“誰かに嫌われたく無い”という自意識から来てる物だと思う。
僕は、僕と違う考え方を持つ人間にイラついてしまう事がある。
自分の思った様に事が進んで欲しいからだ。

小学校の頃、考え方の違いから喧嘩をする事がしばしばあった。
僕は、いちいち人といがみ合うのは好きではなかった。
結果、僕が折れる事によって毎回場が治まっていた。
この頃から、僕は他人に意見を委ねる様になった。
他人に意見を委ね過ぎると、自分自身の意見が持てなくなった。
また、意見を持てたとしても主張や根拠が弱く反論されても何も言い返す事が出来なくなった。
当時の僕は、人がいがみ合わない空間を維持できれば一生安泰な生活を送ることが出来ると思っていた。
それがいつしか、“人に嫌われたく無い”という自意識に侵食された少年になってしまった。

時は流れ、自意識に侵食された少年は
高校3年生になり、現在受験を控えていた。
試験内容の小論文は、“要約200字以内”と“自分の意見を述べよ600字以内”を60分間で書き終えなければならない。

書いていなかったが、僕は要約も苦手だ。
短い文章なら簡単なのだが、長文になると全く出来なくなる。
読解力も人に考えを委ね過ぎて
気づかずドブに捨てていたかもしれない。

僕は、確実に窮地に陥っている。
読解力が無ければ、意見も持てねぇ。
まさか10年も前の自分の選択が
現在の自分を苦しめる事になるなんて
全く持って考えていなかった。

試験まで16日。
(え!?本当に時間ねぇじゃん)
(今日は寝て、明日からひたすら小論文書きます)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?