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2022年10月2日、夕方、決断。

2023年1月16日、深夜、僕に衝撃が走った。
“Creepy Nutsのオールナイトニッポン”が
3月を持って終了するのだ。
番組が終わるのは人気が無かったのではなく
Creepy Nuts本人の意向で、
音楽に専念したい気持ちと健康の問題だ。
番組が終わる事はかなりショックだったが、
これはアーティストである以上仕方がない。
2人の経緯を聴いて納得した。

僕はCreepy Nutsのオールナイトニッポンのお陰で今の進路を決断する事が出来た。

僕がこの番組に出会ったのはコロナ渦に入ったタイミング。高校が休校になり、時間を持て余した僕は深夜ラジオにハマっていた。
日中、僕はラジオを聴き漁っていた。
そんな中で出会ったのは、
Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)(※以下cnann0)。
2018年から始まったCreepy Nutsのラジオ番組。「とんでもなく面白い」と、噂はずっと聞いていた。僕はこの機会に聴いてみた。
「とんでもなく面白かった」
Rさんのトーク力、松永さんの暴走、そしてリスナーの織り成す最高に面白い番組だった。
この日から毎週番組を聴くようになった。

2022年3月8日、深夜、歓喜した。
cnann0は、4月から1部に昇格する事が発表された。
「うぉっしゃあぁぁぁーーー!」
深夜4時に僕は絶叫した。
とにかく嬉しかった。
菅田さんの後任だ!
2人のトークがもっと聴けるんだ!
ニッポン放送に認められたんだ!

ニッポン放送に認められたと言うよりかは、
オールナイトニッポンの1部を担当できる格(=国民的アーティスト)になったんだと感じただけだ(省略し過ぎたらこうなった)。


2022年7月17日、夕方、キモかった。
7月11日の放送回で
番組イベントの開催が発表された。
この回は、タイムフリーで聴いていたから
松永さんの番組イベントの発表がキモい過ぎた事は知っていた。
事前告知ありにしてもキモ過ぎた。
ベッドの上で腹を抱えて のたうち回った。
番組イベントは行ってみたいと思ったが開催地が東京だった。地方勢には厳しい。
更に開催日は、3泊4日の修学旅行の翌日だった。体力的は残っていないだろうと思って応募は諦めた。

2022年8月15日、深夜、鳥肌が立った。
この日は、番組イベントのライブビューイングが決定した。これなら行けるかもしれないと思ったが、僕は修学旅行の翌日。体力が戻ってる自信がなかった。
この日は、ライブビューイングに鳥取の映画館には人が集まらないという話題になった。
それに乗っかってメールを送った。
番組はエンディングを迎えて僕のメールが読まれた。
松永さんの「新潟県ラジオネームでんごろう」。耳を疑ったが本文は自分が書いた物だった。僕は鳥肌が立った。
メールのラストは『誰かの役に立てるって気持ちいんだな』。
ラジオを聴いてた僕は、
「ライブビューイングに行けなくてごめんなさい」と少し謝罪していた。

2022年9月27日、朝、買った。
この日の朝、僕はcnannをタイムフリーで聴いていた。イベント5日前に控えた放送回。ライブビューイングのチケットがまだ残っているらしい。松永さんの地元であり僕が住む新潟県の会場もチケットが余っていた。
チケットが残っていたのは、
自分にライブビューイング行けと行っているのでは無いかとも思った。
通学のバスに揺られてた僕は父にライブビューイングに行きたい、とLINEした。
15分後、父からチケットが当たったと報告があった。バスの中で嬉しさの余り絶叫しそうになったが何とか抑えた。

2022年10月2日、夜、決断。
前日までの修学旅行の疲れは一度寝ただけで体力は完全回復した。これが若さかと感じた。
高校生で良かったと人生で一番若さに感謝にした。
開演15分前、父の送迎で映画館に着いた。
僕は楽しみでいっぱいだった。
これから大好きな番組のイベントが始まるのか!
これから新潟のリスナーが集結する亜空間に行くのか!

番組イベントが始まった。
冒頭の相棒のチャプター画面もオープニングも幕間VTRのクイズ上柳昌彦も面白かったし、会場もウケていた。本当にcnannのリスナーが集結したんだと実感した。
最初のコーナー・大江戸シーランは、ラジオでやる大江戸シーランよりもかなり濃度が高かった。笑い過ぎて席から転げ落ちそうだった。この時は男性の野太い笑い声しか聞こえなかった。
その後の企画もコーナーも幕間VTRも全部面白かった。
VTRに水谷豊さんが出た時は会場がとんでもなく湧いた。本物の紅茶ギャグはやはり凄かった。
最後は、Creepy Nutsのライブ。
1曲目の『かつて天才だった俺たちへ』で鳥肌が立った。カッコ良すぎる!
その後も圧巻のパフォーマンスを続けた。
さっきまで紅茶ギャグをやっていた二人とは思えなかった。
最高にカッコ良い二人だった。

番組イベントを終えて、僕は余韻に浸りながら外に出た。
番組イベントを一言で言うと
『笑いと感動が凝縮された最高の3時間』
トーク、企画、コーナーであんだけ笑ったのにライブであんなに感動させられるって
最強の番組イベントだと思った。
改めて自分はスゴい人たちのラジオを聴いていたのだと感じた。
それと同時にこんなスゴい番組を自分も作りたいと思った。
自分もラジオの前、目の前の人をこれだけ感動させたいと思った。
今まで諦めていたけど胸を張って言いたいと思った。
冷えた新潟の空気を浴びながら
僕はラジオ番組を作りたいと決断した。

話は現在に戻って…
番組が終わる事は寂しいし、辛いけど
これからの2人を応援する気持ちは
これからも変わらないです
3月まで楽しみましょう

ここまでのお相手は、“俺”。


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