今日はリーバイスのレディースについて
少しだけ話します。
リーバイスのレディースも意外と古くて。
リーバイス社は1918年にすでに婦人服を提供して
いました。最初はワンピースからだったようです。
その後1920年代にはカーキ色のハイキング用
ジャケットなどを生産。
そして1934年リーバイス社のレディースジーンズ
LADY LEVI'Sラインが誕生し701が登場します。

誕生以前から501XXを女性が履いていることは
あったようですが、それは飽くまで家庭内の
作業着として。
改めてレディースジーンズが誕生した背景には
デュードランチ（観光牧場）の影響か色濃く
あったようです。
デュードランチでは女性がカウガールとして
お客様をアテンド。また東海岸からデュードランチに
来場する女性は自宅からカウガールの出立ちの方が
多かったようです。

701は東海岸でも販売。デュードランチを
楽しむ一定のお客様から売れていたようです。

馬に乗ってもしっかりとお尻がホールドされる
ように股上は深め。更に足の動きを制限しないよう
太くて膝下もストレート、というシルエット。

今見ても足が長く見えて綺麗なシルエットですよね。

1935年ごろには「ヴォーグ」にデュードランチの特集
としてLADYLEVI'Sが紹介されます。

こうしてレディースジーンズは誕生したのですが
やはり履く機会は今ほど多くなく、
仕事で履くか、このようにデュードランチで
履くことに限られていたようです。

ファッションとして昇華するのは
マリリンモンローの登場の頃。
マリリンモンローが映画「荒馬と女」の中で
701を履いて登場します。

普段からLEVI'S701を愛用していたマリリンモンロー。

701がモンローデニムと呼ばれる所以です。

このようにして1950年代以降501と同様
レディースジーンズもファッションとして定着していく
ことになります。

今日はこの辺で^_^