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井の中の蛙

2005年に初めて夫の生まれ育った国バングラデシュに行ったとき、

衝撃を受けたことは、

★ 村の人たちの家にいつでもどこでも入れる(ドアは基本的にあいてる)
★ 女性たちが集まって、おしゃべりしながら大きな布に刺繍をしていた
★ そこにひとりの赤ちゃんがいて、誰がお母さんかわからない!(女性全員が、まるで自分の子どものように抱っこしたりおむつが汚れたら変えたりするのです)
★ 仕事もお金もなくても笑顔で生活している(幸せなのがわかる)

他にも、ハッと気づかされることは、たくさんたくさんありましたが、そこから私の目に見えるもの、感じることは、すべて変わりました。

「お金のいらない暮らし」について考えるようになったのも、そこからです。正確には、私の場合は「スーパーやドラッグストアで売っている市販の工業製品に頼らない暮らし」です。

いつどこで誰が作ったか?材料は何か?その商品を買う事で10年後、20年後にどう影響するのか?

満月の日に、答えあわせとなるような動画を見る事が出来ました。

サムネイルだけ見ると、なんか強烈ですが(笑)

私は、アニキこと丸尾孝俊さん(http://www.maruotakatoshi.jp/)のことは、今まで知らなくて、TOLAND VLOGさんの動画で初めて知りました。

関西弁で明るく元気に楽しそうに話すアニキは、幼少期にご両親が離婚、祖父母に主に面倒を見てもらい、かなりやんちゃな青年時代を過ごされたそうです。(この動画のひとつまえの動画にアニキの昔話あり)

寂しがり屋だった、というアニキは、色々な仕事を経験して、色々な人と出会い、どこでも頭を下げてお願いして、経験させてもらいながら、人生の荒波を乗り越えて、今ではインドネシアのバリ島でリゾートホテルを経営、36軒を所持するほどになりました。

私も夫の国で、日本の若者たちに日本とは全く違う世界を見てほしい!と思っているのですが、アニキはすでにそれを実践していて!!
応募して面接して採用となった方には、交通費も宿泊費も食事代もとらず、現地に滞在して日本食を現地スタッフに教える、という経験を提供しているのです。

井の中の蛙大海を知らず

世界は、国境なんていらないひとつになろう!という流れがある一方で、ひとりひとりが小さな箱に分別されて生き方を決められてしまうかのような動きもあります。

井の中の蛙は、もちろん生まれ育った「井戸の中」が一番幸せだし、そこで生まれ育ったことを誇りに思い、その場所や生き方を大切にしている。

でも「なんだか最近、少しおかしいような気がする・・・」と感じたら、井戸の外にも出なければいけない。

かつては木々や小川、人々の素朴な暮らしで囲まれていた「井戸の外」は、いまや開発され、コンクリートで固められ、井戸の前には看板が立てられているのかもしれません。

看板が立って保護されてるならまだよくて、気づいたときにはなんの抵抗も出来ないまま、埋められてしまうのかもしれない。

そうなってから嘆くのではなく、今からできることをひとつひとつ丁寧に。人と人がつながって、寄り添って、助け合って、愛し合って生きられる時間・空間を作っていく、子どもたちにその場を経験させていくことは、今日から、誰にでもできる事だと思います。

私は、幸いなことに2021年5月から情熱クラブに入り、志の同じ仲間たちと、子どもたちも一緒に時間を重ねてきました。

今年に入ってからは、夫の国バングラデシュと日本を2回行き来して、これまで目指してきた生き方や価値観を、再確認する事も出来ました。

もちろん、日本だけじゃなく、バングラデシュの人たちも「井の中の蛙」なところはありますから、私はどちらも見たり経験することができて、本当に幸せだと思います。

アニキとは、ちょっとまた違う形ではありますが、私もバングラデシュと日本をつなぐ生き方を考えているので、その状況は、またnoteに書いていきたいと思っています。

ちなみに今日の画像は、2005年にバングラデシュに行ったときの長男と、甥っ子くんの後ろ姿です。言葉も通じなくても、お祭りで同じ衣装を着させてもらい、仲良く遊んでいました。

TOLAND VLOGさん、アニキこと丸尾孝俊さん、素敵な動画をありがとうございます!

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