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思い出すこと

秋分の日。

お参りするお墓のない私は、お彼岸やお盆に限らず、ふと父や祖父母を思い出すと、その時に心のなかで話しかけたり、お線香をあげたり、身の回りを片付けたりします。

「いつでも遊びに来てね」

そう語りかけながら、ご先祖様たちに何かしたいという思いやエネルギーを、子どもたちに向けます。

私は、願わくは夫の生まれ育った村に埋葬してほしいと思っています。

イスラム教なので、火葬はせず、金持ちだろうと貧乏人だろうと、村の共同墓地に埋められます。

そんな夜に、Facebookで、興味のありそうなものとして表示されたのは、シルクの工場。

戦後、群馬(富岡製糸工場 等)を中心に製造されたシルクの生糸は、横浜港から世界に輸出され、日本の復興を支えました。

いまでも、横浜には「シルクセンター」という資料館が、山下公園近くにあります。

横浜シルクセンター
https://www.silkcenter-kbkk.jp/

私の夫はバングラデシュ出身ですが、生まれ育った村は、機織りがさかんで、夫の父は、かつて手機織りの大きな工場を経営、日本からの生糸を使っていたそうです。

いまでも夫の村には、親族が経営する小さな工房が残っていて、昔ながらのシルクの手機織りで生地を仕立てています。

夫の生まれ育った村(バングラデシュ)の機織り工房
工房の手機織りで作られ、染められた生地

現在では、国産シルク(日本)の自給率は1%とも言われています…

🎶山の畑の桑の実を 小かごに摘んだは 幻か

蚕が食べるのは、桑。
小学校の頃、蚕を夏休みに預かり、あそこに桑の木があるからと、友達と葉を取りに行きました。

今では、桑もその実(マルベリー)がなるところも、ほとんど見なくなりました。

そんなことを考えていたら・・・またFacebookさんが、イベントのお知らせをしてくれました(笑)

東京スピニングパーティー(スピニング=紡ぐという意味です)

悲観的になって立ち止まっているより、小さな小さな活動でも、自分が思い描く未来のために進んだほうがいい!

そんな声が聞こえたような気がして、このイベントに行ってみようと、チケットを購入し、ワークショップの予約をしてみました。
(たくさんのワークショップが開催されます。それぞれ事前予約しているブースも、当日のみのところもあります!)

生きる(衣食住)ことから、離れてしまった暮らしを自然との共存に向けて進んでいくのが、私の課題。そのためにできること、学べる事、実践できることを大切にしていきたいとおもいます。

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