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自分マガジン 英語の勉強編

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英話の勉強には役に立ちませんが、私の英語学習に関連したエピソードをまとめました。お暇なときに、お読みください。
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記事一覧

トレイナーとトレイニー

”なかやまきんに君”が主演の筋肉ドラマ『筋トレサラリーマン 中山筋太郎』を動画で見ました。このドラマは、「筋トレに人生を懸け、1日の終わりをオールアウトで締めたい、筋トレに魅せられたサラリーマン・中山筋太郎の孤独でストイックな物語」なのだそうだ。ちなみに、オールアウトというのは”全ての力を使い果たし、体の自由を失う状態”のことをいうらしい。第1弾が評判だったらしく、第2弾が今年の3月に放送予定だそうです。 番組内では、”筋トレあるある”が解説付きで紹介され、筋トレマニアはも

連想英単語#10 『耕す』

久しぶりに英語の記事を書きます。cult-/colーという語幹は、”地面を耕す”意味を表わします。 cult-が含まれる単語に、cultivate: ~を耕す、その名詞版であるcultivation: 耕作、cultivator: 耕作者、などがあります。少し意外な単語に、cult: 宗教があります。これは、宗教で信者を獲得していく様子と、耕すという行為の類似性から来ている(?)のかもしれません。 また、culture:文化、もそんな単語の一つです。文化は、農地ではなく、

連想英単語#9 『膨れる』

大勢の前でスピーチしたり、好きな人が前にいると緊張して、”ドキがムネムネ”、いや胸がドキドキすることがあります。心拍数は、自律神経によってコントロールされています。自律神経には交感神経と副交感神経があって、不安・緊張状態にあると、交感神経の働きが高まり、筋肉が緊張して、血圧や心拍数があがり、呼吸が浅くなります。これがドキドキの正体です。 ”ドキがムネムネ”は、ネエチャンをチャンネエと呼ぶような”言葉の入れ替え”による言葉遊びです。最近では、『クレヨンしんちゃん』の歌の歌詞に

マニキュアとペディキュアとプリキュア

女性の間では、手指の爪(ネール)の手入れが流行っているようで、ネールサロンで可愛く飾ってもらったり、付け爪やシールなどを使って自分で飾ったりもするようです。 少し前の爪のオシャレと言えば、マニキュアだけでした。日本語のマニキュアは、爪に塗る光沢のある液のことですが、英語ではこの液のことは nail polish と呼びます。 英語の manicure は”手や爪の手入れ、マニキュアをすること”を指す名詞か、”マニキュアを施す”という動詞になります。 元々 manicure

連想英単語#8 『言う』

久しぶりに、英単語の話を書きます。英語学習で元も重要なのは、コミュニケーションなので、喋ったり聞き取ったりする能力は大変重要です。日常的なコミュニケーションは、基本的な単語を使って行えますが、ビジネスシーンに必要な高度なコミュニケーションになれば、語彙力も必要になってきます。 語彙力を増やすためには、単語をたくさん覚える必要がありますが、単純な暗記には限界があります。英語を母国語にしている人も、全ての英単語を知っているわけではありません。しかし、英単語の中には”その単語の意

”コン”で、日本語がコン乱しています。

キツネの鳴き声は”コン”と表現されますが、今回はキツネの話ではありません。元々の語源は英語ですが、省略して使われる”コン(com-/con-)”のことです。ラテン語の接頭辞 com-およびその変化形con-(col-;cor-)の意味は、”共に”や”完全に”などになります。 最初はコンピュータ(computer)のコンです。よく使われるのはパソコンです。パソコンはパーソナル・コンピュータ(personal computer)の略称です。昔は私的に利用できる自分のコンピュータ

連想英単語#7 『来る』

久しぶりの連想英単語の記事です。自分でも、このシリーズがあることを忘れていました(笑)。 すでに各地でクリスマスイルミネーションが飾られていますが、12月に入るとアドベントと呼ばれるクリスマスへ向けてのカウントダウンが始まります。アドベント(Advent) は、キリスト教西方教会において、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことです。カトリックや福音主義教会(ルター派)では待降節、聖公会では降臨節などと呼ばれています。最近は日本でもよく目にしますが、日めくりカレンダーのよ

communityの語源が間違っていませんか?

コミュニティは、地域社会という意味です。たまたま、コミュニティ(community)の語源について調べていたら、2つの説を見つけました。1つ目は、communityの語源はラテン語のcommunitasで、”共同の、相互の”という意味があるcoと、”貢献、任務”などを意味するmunusが一緒になったもので、”共同の貢献”という解釈です。 もう一つの説では、communityの語源は、”共に”の意味のcom 、”変わる”の意味のmun、最後にそれろ名詞化するためのityの3語

寡黙な人は語学に不向き

仕事で英語に触れる機会が頻繁にありますが、英会話はいまだに苦手です。別の記事で書いているように、1年ほどアメリカに住んでいましたが、それでも英会話が上達しませんでした。今は当時よりはマシな英会話(もどき)ができますが、それでも全然上達していません。しかし、私なりの英語上達法が経験的に体得できたので、皆さんに教えたいと思います。 矛盾しているようですが、英語をしゃべれるようになるためには、英語をしゃべらなければなりません。どういうこと?と思われるかもしれませんが、英語をしゃべ

雨降って地固まる

 「雨降って地固まる」は、よく使われる諺です。これは、「ゴタゴタした揉め事などが起こった後は、かえって物事が落ち着いてよい結果になる」という例えです。英語でも似たような表現があって、“After a storm comes a calm.” (嵐の後には凪がやってくる)となります。ほぼ日本語と同じニュアンスですね。  また、“A broken bone is the stronger when it is well set.”というフレーズもあります。これは、「骨折した骨は

連想英単語#6 『切断する』

 ギリシャ語tomosが基となるtomやtomoを語幹に持つ英単語が結構あります。tomosはslice(切断する)と同じ意味を持ちます。  atomは、否定を表わす接頭語aとtom(切断する)がくっついた単語で、これ以上切断できないモノ、つまり原子を表わします。atomの関連語に、atomic(原子の)やatomize(粉々にする/粉末にする)などがあります。  医学分野では、anatomy(解剖学)という単語があります。これは、ana(上げる)+tom(切断する)+y

アドクソグラファーを目指して

「ゆる言語学ラジオ」という動画を見ていて、アドクソグラフィー(adoxography)という英単語を初めて聞きました。アドクソグラフィーを調べると、英語で3つほど書かれていました。  1. skillful writing about ordinary topics.  2. fine writing on a trivial or base subject.  3. beautiful writing with little or no importance. これを直訳

連想英単語#5 『神様』

 10月は神様の月、神無月です。あなたは神様を信じますか?。神を表わす英単語godの語源は、かなり昔まで遡れて、その起源は古代アーリア語に遡ると考えられています。神を表わす言葉の元々の意味は、呼ぶや注ぐという説が有力です(?)。godの綴りを単語中に持つのは、goddess(女神)くらいしか思いつきません。ちなみに、女神の語尾essは、stewardess(スチュワーデス)のように名詞を女性化するときに使われます。actress(女優)も同じ語尾です。  godを語幹に持つ

連想英単語#4 『楽観』と『悲観』

 楽観と悲観を対比させた有名なお話があります。靴の販売会社が、ある地域にAさんとBさんの二人の販売員を派遣します。二人の販売員は、その地域の現状に驚いて、上司に連絡します。Aさんは「ここは駄目です。誰も靴を履いていません」と言います。それに対してBさんは「喜んで下さい。ここではまだ誰も靴を履いていません」。  同じ”靴を履いていない状態”を見ても、「靴が全く売れそうにない」と思ったり、「靴が大量に売れそうだ」と思ったりします。前者が悲観で、後者が楽観です。心理学的には、どち