マガジンのカバー画像

自分マガジン うんちく編

159
ウンチクに関する記事が増えてきたので、マガジンにまとめました。
運営しているクリエイター

記事一覧

オジサンのための現代用語のまとめ#1

今日から4連休です。お金と時間に余裕のある人は遊びに行くようですが、私は家で引き籠りです。そんな引き籠りのオジサンのためのちょっとした息抜きのために、このまとめ記事を書きました。興味がありそうな記事が合ったら覗いてみて下さい。

ヤングのためのオジサン用語#8 ロハ

今はほとんど使われていませんが、片仮名で”ロハ”というのは、無料やタダのことを意味します。昭和の時代では通用していましたが、令和の時代にはたぶん通用しないでしょう。 横書きでロハと書かれてもピンと来ないと思いますが、縦書きでロハと書くと漢字の只という字になります。おそらく、無料⇒タダ⇒只⇒ロハという進化をしたものだと思いますが、一種の隠語です。 目的は違いますが、死という感じをタヒという2つのカタカナで表わす書き方がネット上では見られます。タヒは死という漢字の下半分を表現

長い名前の省略形いろいろ

関税と貿易に関する一般協定(General Agreement on Tariffs and Trade; GATT)や、包括的核実験禁止条約(Comprehensive Nuclear Test Ban Treaty; CTBT)のような長い名称の条約などは、その英語名称の頭文字を使って3-4文字程度の名称に省略されます。これは実用上仕方のないことで、テレビニュースなどで毎回正式名称を連呼していたら、ニュースが時間内に放送できません。 会社名なども省略形の対象になります。

オジサンのための現代用語#33 HAUL

今回は現代語というより、YouTubeの専門用語です。海外の動画を見ていたら、”HAUL”というキーワードが出てきました。HAULを日本語で発音すると、ホォールが近いかもしれません。 HAULは”引っ張り出す”という意味で、主にYouTuber女子たちが”引っ張り出してきた購入品を紹介する”という意味で使われます。要するに、『購入品レビュー』が”HAUL”です。 HAULは単体ではなく、『TRY ON HAUL』のように使われます。これは、購入した服を自分自身が”お試しで

重言!? 真夜中のミッドナイト

サンドウィッチマンさんのコントに出てくる架空のラジオ番組名『真夜中のミッドナイト』を始めて聞いた時には、脳ミソが痺れました。有りそうで、絶対に無い”それらしい番組名”が絶妙です。 実はこのような意味が重なる表現は昔からあって、重言と呼ばれています。重言のわかりやすい例は、「馬から落馬する」や「頭痛が痛い」などです。多くの場合は誤用と見なされますが、意味を強調したり語調を整えるための修辞技法として”あえて”用いられる場合もあります。先程の例の正しい表現は以下の通りです。  

オジサンのための現代用語#32 バイブス

通勤途中でラジオを聴いていると、音楽番組の中で"バイブス"という言葉をよく聞きました。音楽関係の専門用語らしいのですが、意味がイマイチわかりませんでした。いい機会なので、検索して調べてみました。 バイブス(vibes)という単語は、もともとバイブレーション(vibration)という英語を短縮してできた略語です。このバイブスは、友人同士などのコミュニケーションの中で使われる砕けた表現です。 vibrationは”振動”という意味がありますが、その他に、”ぞくぞくする”や”

オジサンのための現代用語#31 チート

チート(cheat)は、『詐欺、いかさま、不正行為』という意味の英単語です。この単語は動詞としても使われ、チーティング(cheating)と言えば、試験の”カンニング”のことを指します。実はカンニングは、英単語"cunning"(カニング; 狡猾な、ずる賢い)が元になった和製英語です。そのため、カンニングといっても英語圏では通じません。 チートはもともと悪い意味でしたが、”いかさまのようにすごい、ずば抜けた能力”と意味が拡がり、ポジティブな言葉として使われるようになっていま

ヤングのためのオジサン用語#7 くしゃみ3回、ルル3錠。

今日は三月三日で、桃の節句の日、すなわち雛祭りでした。私は男兄弟で育ったので、お雛様を飾ってもらったことはありませんでした。三月三日は、その数字をもじって耳(ミミ)の日でもあります。今日は”数字の3”に因んだ記事を書きたいと思います。 今でも続いている風邪薬のCMに、『ルル』のCMがあります。ルルは昭和26年(1951年)に三共から発売された歴史ある風邪薬です。ルル以前の日本の風薬はアスピリンやサルファ剤が主成分でしたが、ルルは眠気やだるさなどの副作用が出にくいトンジルアジ

蘊蓄を披露して何が悪い!

最近はニュース以外でテレビを見ることが少なくなりましたが、NHKの『ブラタモリ』はほぼ欠かさず見ている唯一のテレビ番組です。ウンチク好きの私には堪らない教養番組?です。 タモリさんの地理学や地質学に関する知識には舌を巻きます。昔から「好きこそものの上手なれ」とは言いますが、坂道や崖を愛するタモリさんだからこそできた番組だと思います。その番組が残念ながら今年度限りで終わります。 『笑っていいとも!』がレギュラー番組だった時代は、東京近郊限定のブラタモリでしたが、イイトモが終

中途半端なラッキーセブン

少し前に全体ビュー数を調べた時に、ビュー数に7が3つ重なっていました。ただし、連続しているわけでもなく、何とも中途半端なラッキーセブンです。 そういえば『ラッキーセブン』は昔から使っているのに、その由来を知りませんでした。何となく、アメリカ発祥なのだろうとは思っていましたが、気になったので調べてみました。Wikiに書いてあったのは、野球の大リーグ由来の話です。軟式野球は7イニング制ですが、高校野球やプロ野球は9イニング制で行なわれます。特に終盤の7イニング目は”ラッキーセブ

ハッカとニッケ

ハッカ(薄荷)は、ミント(mint)の和名です。ハッカは、シソ科ハッカ属の多年草(一年草もある)の総称で、葉には爽快な冷涼感のある風味があり、ハーブティーやデザートに利用されます。私が子供の頃には、ミントというオシャレな呼び名が普及していなかったので、ハッカと呼んでいました。確かサクマドロップにはハッカ味のドロップが入っていたと思います。 ハッカをググってみたら、『北見ハッカ通商』という会社がありました。ここでは、ハッカ飴やハッカ油などのハッカ関連商品を幅広く扱っていました

"ブス"の使用法の変遷 いつから男性にも?

極端なルッキズムは論外ですが、誰しも美人やイケメンには好印象を抱くでしょう。「人は顔だけじゃないよ」とは言いますが、性格が良い上に顔まで良ければ言うことありません。 あまり使いたくない言葉ですが、”容姿の残念な人”のことをブスといいます。見た目だけの”通常のブス”もいますが、根性がねじ曲がった”性格ブス”という人もいます。このブスの語源ですが、ネット上では間違った語源が拡散しています。間違った語源の説明では、トリカブトの毒の名前である附子由来という説が書かれていましたが、こ

トルコとガーナとブルガリア

その国名を聞くと、最初に頭に浮かぶイメージというのがあります。オジサン世代のジャパンなら、”フジヤマ”、”ゲイシャ”などでしょうが、現在なら、”コスプレ”や”マンガ”などのサブカル関連のワードが出てくるかもしれません。 頭に浮かぶイメージを食べ物に限定すれば、”スシ”や”テンプラ”などが出てくるでしょう。それでは、トルコ、ガーナ、ブルガリアという国名を聞いて何を思い出しますか?。おそらく、トルコならトルコアイス、ガーナならガーナチョコレート、ブルガリアならブルガリアヨーグル

スパゲティは二つに折れない?

スパゲティ(スパゲッティー)は、イタリア料理で使われる麺類であるパスタの一種で、断面が円形でヒモ状に細長いものをいいます。日本でもおなじみのパスタですから、知らない人はいないでしょう。本場イタリアでは、直径で分類され、様々な呼び名の”スパゲティ”があります。 私が子供の頃は、乾麺のスパゲティは普及していなくて、ウドンのように袋入りの茹でたスパゲティが売られていました。なので、小さい頃にはそれがスパゲティだと思い込んでいました。 ところで、乾麺のスパゲティの両端を持って力を