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選択肢は多い方が良い? ミニマリストとマキシマリスト

子供の頃は将来への可能性が広がっていて、選べる選択肢の数も多くなっています。しかし、年齢が上がって運動能力や学習能力の限界が見えてくると、選択肢の数が徐々に減っていきます。人生は選択の連続です。選択肢は多いに越したことはありませんが、多すぎてもストレスがかかるようです。

選択の効果を調べる実験に、”ジャムの選択実験"というものがあります。この実験では、24種類のジャムを並べた時と6種類だけの時の売れ行きを比べました。その結果、6種類の数が少ないほうが売れたという結果になったそうです。この結果から、2つの仮説が導かれました。1)多すぎると迷いやすい、2)多すぎると選ぶこと自体をやめてしまう、です。

なるほどと、感心してしまいそうですが、この手の心理学的実験には第三者による追試が必要です。実は、別の人が行なった実験では、選択肢が多い方が良い結果になったのです。心理学実験は、条件を統一することが難しいので、正反対の結果が出ることもしばしばです。

ジャムの話は置いといても、人生には選択肢が多いですし、選択肢が少ないより多い方が良いはずです。極端に選択肢が無くなると、「もう僕には死ぬしか生きる道が無い(?)」と思ったりします。少なくても、別の選択肢があれば最悪な選択は避けられそうです。

しかし、なるべく選択しないで済ませる、ミニマリストという主義/主張もあります。ミニマリストの人達は、衣類、食物、持ち物などを最少化し、多くのモノやコトをルーティン化することで効率化を図ります。これによって考える手間暇を減らし、本来やるべきことに時間を割くことができるそうです。

しかし、効率化だけが人生の目標ではありません。時には非効率なことも楽しいのです。私は紙の本が好きで、気に入った本や面白そうな本があるとついつい買ってしまいます。その結果、部屋中が本で溢れかえっています。どうやら私は、ミニマリストとは真逆のマキシマリストになっているようです。マキシマリストはミニマリストの対義語で、好きな物に囲まれて暮らすことに価値を置く人や、そのようなライフスタイルのことを指します。

あなたはミニマリスト?、それともマキシマリスト?。

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