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米寿べいじゅは、88歳を迎える人の長寿のお祝い、ならびにその年齢のことです。よく知られた60歳の還暦や70歳の古希こきは、中国から伝わりました。しかし、77歳の喜寿きじゅ以降のお祝いは、すべて日本発祥と言われています。これはたぶん、日本に長寿の人が多かったことが関係しているのでしょう。

米寿のお祝いは、数え年で88歳の年に行なうが習わしされていましたが、現代では、満年齢で88歳を迎える年にお祝いをする家庭が増えています。今日は父の米寿のお祝いのため、田舎の実家に帰ります。父は来月の11月で満88歳なので、丁度良いタイミングです。今回は家族だけのお祝いですが、我家の家族と弟家族が一堂に会します。

最近はほとんど使いませんが、”数え年”について少し説明します。数え年は生まれた日を1歳とカウントし、元旦を迎えるたびにひとつずつ年を加算していきます。極端な場合、12月31日生まれの場合は、その日に1歳、翌日の1月1日に2歳になります。「三つ子の魂、百まで」という諺がありますが、このなかの”三つ子”とは、数え年で3歳なので、今でいうと2歳未満になります。

米寿の話に戻りますが、日本では古来より、”八”の字は末広がりで縁起がよいものと考えられて。その八がふたつ並ぶ八十八歳は大変めでたいので、それを祝う風習が誕生したと言われています。また、漢数字”八十八”を縦書きにすると、”米”の字になります。そのため、88歳の長寿祝いを米寿べいじゅと呼ぶようになったそうです。

還暦は干支が一巡するので”赤ちゃんに戻る”ことから、赤いチャンチャンコや頭巾を身に纏い、赤い座布団に座りますが、米寿のテーマカラーは「黄・金茶」なのだそうです。その他の長寿祝いの名称とテーマカラーは、下の表↓↓にまとめています。

https://web.hh-online.jp/hankyu-food/blog/lifestyle/detail/000769.html から引用


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