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【横濱探訪】紅葉坂 県立図書館のみち

横浜駅東口再開発の街から、文化発信の地に立ち寄り、グルメのみちを抜けて相鉄線西横浜駅に至る。
所要時間徒歩2時間(内食事40分)、総距離4.3km。

~サマリ~
(1)経路: 
 横浜駅東口~県立図書館~くらやみ坂~西横浜駅
(2)文化財:
 ①横浜能楽堂
 ②神奈川県立図書館
 ③伊勢山皇大神宮
(3)グルメ:
    ①食事先(ランチ):
  ・太宗庵(手打ちそば)@県立図書館近く
    ②その他気になったお店:
  ・インドレストラン ラスミン
  ・YOKOHAMA Buritto Naggy's
  ・ピッツェリア スーペリアモ!

~雑 感~
横浜駅の地下の中央通路を東口を抜け、階段を上がると、猛烈な日射しを受けて中央郵便局前に出る。それを桜木町方面に歩いていくと、妻が、仮称ゴローちゃんが多分この先でバイトしてるよ、と囁いた。いたずら心が動く。ゴローは上の息子である。息子はこの時期にありがちなことに、親には秘密主義だ。メインストリートから小路に横に逸れると、コンビニがあった。多分ここだ、と妻が言う。周囲の風景が息子が言っていることと一致する、と言う。油断ならない名探偵だ。自動ドアを潜ると、いたいた! さりげなく二人で近づき、すみません、飲み物はどこですか?と声をかけた。「それは、」と振り返った息子の驚いた顔、してやったり!と悦に入ったら、「向こうです」と素知らぬ顔で切り返された。
会計を済ましコンビニを出発、再びJR 桜木町駅が最寄りの県立図書館を徒歩で目指す。思ったより息子の反応が薄かったのは残念だが、まあ満足。それに息子が働いている姿は初見、それなりの感慨あり。

横浜駅から40分程度歩いて、結構な上り坂の掃部山公園を抜けると、横浜能楽堂に出た。

横浜能楽堂

右斜め後方に県立音楽堂、向かいに建築家の前川國男館、県立青少年センタと県の文化施設が集まっている一画だ。青少年センターの駐車場を抜けて紅葉坂に出て、右に登っていくと、坂の上に現代的で瀟洒な作りの県立図書館が現れた。

神奈川県立図書館

暑い、暑いと逃げるように館内に飛び込んだ。エアコンの涼しい空気とともに、閑静で落ち着いた文化的な空気に包まれた。1階には喫茶室もあった。利用者は、ある者は静かにコーヒーを楽しんだり、ある者は本を片手に物思いに耽ったり、またある者はノートやPCを広げ勉強したりと、思い思いに過ごしているようだった。
最上階にエレベーターで上がった。吹き抜けがある。
そこから階段を下に覗いてみた。

館内の螺旋構造の階段を見下ろす。幾何学的に美しい。


この図書館は5Fからなり、県の中心的文化施設として民俗資料や各種専門書を収集、保管している。自習机や小さなミーティングルームも充実しており、多数の学生が勉強に集中していた。但し、小説や雑誌はほとんどない。学問研究、調査、勉強の施設と言った印象だ。

書架に並ぶ本の整列の間は気持ち良い

書架に専門書の背表紙が整然と並ぶ。通路をちらりと覗き、昔と変わらぬ空気を確かめ、安心するとともに久々に清々しい気持ちになれた。僕は昔から図書館の独特な文化的な空間と知的な雰囲気が好きなのだ。

県立図書館を出たら、空腹を覚えた。妻はすでに機嫌が悪い。大概はがまん強い人なのだが、空腹と眠気には滅法弱い。これは急がねばならない。すぐ近くに、美味しいお蕎麦屋さんがあると励ます。猛暑の中、激坂を下り徒歩4分、太宗庵にたどり着く。

手打ち そば・うどん太宗庵

上品な老夫婦がやっているとおぼしきお蕎麦屋さん。地元客や常連客も多い。昼前に少し早めに来ていそうだ。次々に新しい客さんも訪れるが、相席に詰め込むこともせず、ゆったりと落ち着ける気持ちの良い店内。お蕎麦は主人に似たのか上品にさっぱりとした味わい、でもしっかりと蕎麦の風味と香りが口内と鼻を満たす。これで元気回復、さあ出陣。県立図書館に少し戻る格好で、目の前の伊勢山皇大神宮に向かう。つまり激坂を上り、さらに参道の階段を上る。横濱は坂の街なのだ。

伊勢山皇大神宮から振り返る横浜港とつばさ橋

伊勢山皇大神宮は、創建明治3年と古くはないが、横濱総鎮守と格式は高い。参拝後、木々の間から覗くように振り返ると、眼下に横濱の街と港が広がる。激坂に負けなかったご褒美の絶景だ。不惑越えの身には辛いが、まあ、結局良かったと思ってしまう。

旧東海道宿場町保土ヶ谷駅を目指す。Googleマップで調べると、くらやみ坂なる場所を通って向かえと言う。奇妙な名前は不吉だが、その途中に魅惑的な料理店が表示されている。次の機会の為にも、様子を見ておこう。

住宅地の公園に、くらやみ坂


やはり横濱は坂の街だ。住宅地を延々と坂を上がったり下がったりして、くらやみ坂にヨロヨロと着いた。名前の由来は諸説あり。ウキペディアによると、「この坂からの入り江の景観が素晴らしくて源頼朝も馬(鞍)を止めて眺めた」、「刑場があり鬱蒼とした暗がりのイメージから、この名が付いた」など。くらやみ坂をやはりヨロヨロと下り、西区役所付近に降り立つ。ここから道は平坦となり、藤棚商店街、そして水道道を抜けていく道沿いに美味しそうな店が現れてくる。

YOKOHAMA Buritto Naggy's。味のある外観

何とか、YOKOHAMA Buritto Naggy's、 インドレストラン ラスミン、ピッツェリア スーペリアモ!と外観確認。ディナーしか営業しないピザ屋さんって、こだわりありそう、と勝手に妄想する。また来なきゃいけない。

そうこうしている内に、相鉄線西横浜駅前に到着。
妻は元気。僕はもう限界。ここから保土ヶ谷駅までは、国道1号沿いで交通量も多く、アスファルトの照り返しの中を歩くのはかなりきつい。ここの東海道は江戸時代からバリバリ現役だ。ここで今回は終了。総距4.3km、徒歩移動で所要時間2時間の横濱散策となった。計画未達なるも、結構満足。距離が目的ではなく、横濱探訪が目的。街の発見が楽しい。

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