見出し画像

小さな決断から、大きな決断へ

 使う言葉に表れる自分 の中に書いた、“自分がそうしたいからそれを選んでいるのだ”というところからもつながって。
私たちは日々たくさんの決断をしています。
空いた時間でテレビを見るのか、本を読むのか、はたまたネットサーフィンをするのか。
本を読むならどんな本を読むのか、どのくらい読んだらごはんを食べ始めようか。
ひとつ仕事が片付いたから次は何をしようか。

もっと大きな枠組みで行くと、どんな仕事をしてお金を稼ぐか、誰と一緒に生活していくか。
これも自分の決断に基づいて進んでいきますよね。

人はその物ごとが大きければ大きいほど、決断することを躊躇してしまうものだと思います。
何の仕事をするか、誰と結婚するかとか、その後の自分の人生をある程度左右するものです。

この“大きな決断”をスムーズに進めるためには、自分の決断力を信頼することなのではないかと。
そして決断力を信頼する訓練には、日々の小さな決断を重ねることなのではないかと思ったのです。

例えば、今日はどんな服を着て出かけるか、お昼は何を食べるかとか。
この小さい決断を「これでいいや」でなく、「これにしよう」で進めること。
小さいことですが“自分が選んでいる”感覚を無意識に刷り込ませて生活すること。
その無意識が“自分が決めた”という自信につながり、何か大きな決断をするときにも「だって今までも自分でちゃんと決めてきたし、大丈夫」という気持ちになるのではないかと。

そして、誰だって、自分で決断したことを振り返って「本当にこれで良かったかな……」とふと不安に思うこと、あると思います。
そのときに「やっぱりこうしてれば……」と立ち止まってしまうか、「でも、こういう風に決めたから、進んでいこう」と前を向くかの違いは、自分の決断力を信頼しているか否かの問題なのではないかと思うのです。
自分の決断に自信を持って生きるということは、精神衛生上とても良いことですよね。

私も、「これから紅茶を飲むか、コーヒーを飲むか……」で「紅茶を飲もう!」とたった今、決断しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?