こんにちは。プリズムタワー工藤歯科、副院長の工藤有加です。

みなさん、歯の定期検診に行っていますか？

定期検診は、一生涯歯の健康に保つために必要不可欠なのですが、一方で、定期検診に行っても、虫歯ができることもあります。

今日は、
・歯の定期検診に行っているのに、どうして虫歯ができるの？

・定期検診に行っても虫歯ができるんだったら意味ないんじゃない？

・定期検診のたびに深い虫歯があると言われてこの歯医者大丈夫？

と疑問に思っている方のために記事を書こうと思います。

定期検診に通っていても虫歯になる理由と、それでも、定期検診が大切な理由。
そして、歯科医院選びが一番大事なんだよってことについて書きたいと思います。

定期検診に通っていても虫歯になる理由

歯科定期検診に行っていても、虫歯になるのは、起こりうることです。

なぜかというと、定期検診では、虫歯を100％防ぐことはできないからです。

それを理解するためには、虫歯のできる理由を知る必要があります。

実は、虫歯ができる原因のほとんどは、患者自身の日々のケアと、食生活が原因なんです。

どういうことかというと、歯磨きの仕方や生活習慣、食生活で、虫歯のリスクが高まるってことなんですね。

つまり、いくら定期検診に行っていても、歯磨きの習慣や、生活習慣、食生活を改善しないと、定期検診と定期検診の間の期間で、虫歯があっという間に広がってしまう可能性がある、ってことです。

では、定期検診に行ってても意味ないじゃん、って思った人いますか？

そうではないのです。

歯医者での歯科検診はとても重要。

定期的に行っている人と、行っていない人で、歯の健康寿命に差が出ます。

それでは、次に、定期検診が大切な理由について書いていきますね。

定期検診が大切な理由

定期検診では、１００%虫歯が防げるわけではありません。
しかし、それでも、歯の健康にとって歯科検診が大切な理由について順番に説明していきますね！

１、歯や歯ぐきの状態の変化を早期発見し、予防につなげられる

歯や歯ぐきの変化を早期に発見することは、定期検診においてはとても大切です。

なぜかというと、その変化にいち早く気がつくことで、虫歯や歯周病の悪化を防ぐことができるからです。

例えば、歯肉が赤くなっていたり、初期の虫歯は、痛みがないので自分では気がつけないんですね。

自分じゃ気がつけないところを、歯科衛生士や歯科医師が早期発見することで、虫歯や歯周病の悪化を防ぐことができ、予防につなげることができます。

２、初期の虫歯は削らず様子見でき、費用をかけることなく、歯の寿命を伸ばせる可能性がある

定期検診で小さな初期の虫歯があったとしても、歯を削らないで済む場合があります。

理由は、定期的に検診をすることで、虫歯の進みにくいお口の環境を作っていくことが可能になるからです。

例えば、小さな虫歯が定期検診で見つかったとします。

小さな初期虫歯の場合、フッ素の使用や、歯ブラシの仕方、食生活に気をつけることで、その虫歯はそれ以上進まない可能性があります。

この虫歯を定期的に観察していくことで、その虫歯は、削らなくても済むかもしれない、ということなんですね。

そうすると、虫歯治療の費用がかからないで済む場合もありますし、歯を削ることにより歯の寿命を縮めることも防ぐことができます。

３、歯を失う原因を出来るだけなくすことで、歯の寿命を伸ばすことができ、後々の治療費や通院回数を抑えられる

定期検診に通うことで、歯を失う3大原因の、虫歯、歯周病、歯の破折をできる限り予防することができます。

理由は、定期検診により、バイキンが増えないようなお口を作ることが可能だからです。

歯科医師と、患者様の二人三脚で、バイキンの少ないお口の中を作っていくこと、これが、定期検診で可能になるんです。

歯を失う3大原因のうちの２つ、虫歯と歯周病が、バイキンが原因なんですね。

この原因のバイキンが増えない習慣を身につければ、虫歯も歯周病も予防することが可能。

そして、夜間にマウスピースを使用することで、歯の破折を防ぐことが可能になります。

もし、１本でも歯を失うと、ちゃんとした歯科医院でインプラントをしようとすると１本５０万以上することも多いです。

そうなった場合、１本のインプラントでは済まない可能性が高いんですね。

つまり、定期検診で、虫歯・歯周病・歯の破折という、歯を失う3大原因を防ぐことができるので、歯の寿命を伸ばすことができ、後々の治療費や、通院回数を抑えることが可能になるのです。

４、歯のクリーニングで毎日の歯磨きでは落とせない汚れを除去し、健康な歯を保てる

毎日の歯磨きは、ご自身で出来るだけ工夫して頑張って頂いたとしても、気がつかない汚れが知らず知らずのうちに、口の中に残ります。

理由は、歯はとても複雑な形をしていて、さらに、粘膜から生えているという特殊な構造をしているからです。

歯の汚れを落とそうとゴシゴシ磨くと、粘膜を傷つけてしまうし、粘膜と歯の間の部分は、歯ブラシがではケアが難しい部分です。

定期検診で、歯科医院の専用の器具で汚れを取ることで、普段の歯ブラシでは取りきれない、細かい部分の汚れ＝バイキンまでを除去することで、健康な歯と歯茎を保てる、ということなんです。

では、どこの歯科医院でも、同じクオリティで定期検診が受けれるのか？というとそうではありませんので、最適な歯科医院を選びましょう。

歯科医院選びを一歩間違えると、歯を守るどころか、歯を失ってしまうことになってしまう可能性さえあるのです。

定期検診に最適な歯科医院選びについては、また別の記事でご紹介しますね！

まとめ

定期検診は虫歯を100％防ぐことはできませんが、歯の健康を維持するためにとても重要です。

日々のケアと定期検診を組み合わせることで、より効果的に虫歯や歯周病のリスクを下げられます。

歯の健康は全身の健康にもつながるので、ぜひ定期的に歯科検診を受けましょう。

それには、何より、信頼できる歯科医院を見つけることがとても大切です！

これについては、次の記事で書いていきます。少しお待ちくださいね！

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました！