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散文日誌「種々雑多」2021/09/18

どんなに言われても、物欲というものは何故か止まらない。
特に依存度の高いADHD優位の自閉スペクトラム症にとって、ギャンブル、タバコ、コーヒー、そして買い物は危険因子だ。多分このことについては、以前の記事でも触れている。
最近また買い物欲が止まらなくなっている。何故なら、オークションサイトで、自分に合う靴を見つけてしまったからである。
困ったものである。

昔、何でも欲しがるマミちゃんは〜♪というマツモトキヨシのCM(確か山口もえが出てたような…)があったが、まさに、今本田翼が、ZOZO townのCMで言ってる「私が止まらん!」状態になっている。そう、選んでいる時は、本当に「私が止まらん!」のである。そして気がつくと、あれれれ…こりゃぁヤバくないか?という状況に陥っている。生きていることを、買い物をして、支払い時に出てくる自分の名前で確認する。支払わなきゃいけないから、まだ死ねない…。もしくはものを身につけて、ほっとしてから、死ぬ、ということも出来うるが、遺された人に迷惑をかけてしまう。如何に、遺恨を残さず、これらの物事を「始末」するか?自分自身にかかってる以外、どうすることもできないのだ。

要は人生の荒波を渡る術は、自分自身で会得せよということだ。知識を得るもよし、資格を得るもよし、趣味で渡るもよし、出たとこ勝負、つまりは運任せでいくのもいいだろう。かなりリスキーだが、これはこれでおもしろいと思う。ADHD優位の人はリスキーなことを好む傾向があるそうだが、でもあれは傾向であって、全員がそうじゃないことに注意すべきだ。
統計学的にはおおよその人間には当てはまるが当然例外もあるということなのである。
例えば、私のように、極端なHSPで人を嫌い、内向的で、うちなる宇宙を探検し、新しい考えや物語、辛い記憶に向き合いつつ、独りで希死念慮と43年戦争をしている人。多分、全ての統計学的要素を除いて、丸裸にされて仕舞えば、残るのは私とあと世界に数百人くらいだろう。言うなれば、ベルカーブの左端もしくは右端にいる特異な人物という事になる。

そういう人間だから、他人が思うようには行かないのだ。命令しても、違う動きをしたりするということになってしまう。これは、指示する方の伝え方が悪い、紙に残すか、メールに細かく指示を書く。そうしないと、定型でない人はキチンと動けない。ただ、あまり雁字搦めでもいけん。ほど良い軟らかさ。つまりは、おにぎりを握るように、ふんわりと優しく、美味しく、仕事にしやすいよう配慮してやれば良いということだ。

ただ、その配慮の仕方が人によって異なるために、企業側は、ほぼオーダーメイドになる環境づくりに対して二の足を踏む。経営者はこんな風に思うんだろう。「ただでさえ、世界情勢がコロコロ変わっているのに、そういう人たちに対して配慮せよとは…!プロパーたちのサラリー(月給)も維持しなきゃいけない中、更に障害者雇用で、しかも精神障害者雇用で…。多少の我慢はしてもらわないと、こちら側としても困る」と。そうなりゃ、こっちはいつまでも職にはつけないわけだ。でも、リモートでもオッケーなら、企業側はセキュリティ強化を施したPCをこちらに貸して頂ければ済むことだ。なにせ、家の方が、うるさい上司の怒号は聞こえないし、自分のペースでやれる。指示もメールで来るので、忘れて怒られることはない。そして余計な人間関係に悩まされることもない。

何故職安は、未だに対面での面接、事務所で20時間働けなくちゃいけないことにこだわるのか?全部リモートで働ける能力があればそれでいいじゃないか?
対面で働くということに対してトラウマを抱えてる人はたくさんいるのに。頭がハロウィンのカボチャのように硬い人ばかりで、杓子定規で、ロボットとおなじようなことしかしない部署なら、私は金輪際関わりたくないと思うのだが…働けるようになった時には、そうも行かないのだろうな…もうすぐ、離職票をもらって一年。一度も使うことなくおわっちゃうのかな〜。と思いつつ、雨に濡れながら、荒れ狂う波を見つめていたのだった。

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