こないだビート…じゃないか、北野のほうの武さんが言ってたことに人生観めっさ変えられた。かもしれん。

世界で5人ぐらいしかやってないことでトップになっても意味がなくて、やっぱりいろんな人が「これならできる」と錯覚してブームにならなけりゃならない。お笑いとかもそう。ニセモノがいっぱい出て来てその中で登りつめるからホンモノができる。

みたいなこと言ってた。
いつもは調べに行くけど今日は超うろ覚えの内容をテキトーに書いといた。

オレはねー、ずっと辟易してたのよ。
なんで日本には「音楽」を「やってない」ヤツがこんなにメジャーシーンには多いんだ？　って。10代ぐらいから。
可愛いおにゃのこは好きだけど、アイドルグループがぞぞけするほど嫌いなのもそう。いやいや、どいつもこいつもCDなんか出すなよと。意義もねーのにと。

イカ天のバンドブームなんかでも「とうとう来たな～」と思いつつも、ほとんどの時間は「うんこちゃんばっかりだな」とムカついてた。
だから音楽がファッションと結びつくことがまったく理解できないオレは、ホントに凡夫どもを下に見てた。サルマネのマネザルばっかりだなと。別に言いたいこともないだろし音の響きが好きでもないサルがなんでこんなに湧いて来るんだよおいウセロハゲどもがと。
あぁ、こういう時は自分のことは置いとくもんなんだよ。

当然オレの音楽性はホンモノなわけだが（本人だからそう思うわな）、なんでこんなにニセモノどもにしょうもないエネルギーがあって（ロックやりたい人はわざわざ革ジャンまで買っちゃったりして（笑）、英語なんか勉強しちゃったりして（笑））、ホンモノのオレはこんなにやる気がないんだと思春期の頃から思っていた。
だから、余計ムカつくんだよね。「神よ、設計間違えすぎてねーか？　なんであんな間違ったうんこちゃんどもにエナジーを？」と。

ところが北野さんのこの発言でやっとハッとなった。でも言われてみりゃ一発で刺さるほど当たり前のことだ。抜け落ちてた。

「このぐらいのことなら自分にもできるんじゃね？」と錯覚する最たるものがお笑いだろう。批評者が一番多いジャンルと言ってもいい。だからあんな戦場に向かう人たちをオレはひたすら尊敬する。
こないだも「THE MANZAI」でギャロップがイジってたけど、ホントミュージシャンは甘やかされすぎだで。なんか知らんけどすごいって思われるんだよな。カッコつけがほとんどの世界なのに。
ネオンやホストと一緒で「熱」があるっぽい部分に騙されるのかね。なんもねーぜ？　そんなヤツにはよ。
だから音楽界では一番厳しい、流しの音楽家をオレはひたすらに尊敬する。竹原ピストル万歳。

ニセモノ、の言葉が悪いなら（その言葉はタケちゃんが言ってるんだが）、お金なんかを含めた熱量を流入させる人たち、と言えるかもしれない。
自分が関係ある、と思わなければその業界に寄りつこうとしないし、最初から応援しようと思って寄りつくヤツもいない（いや居るか。このへんは勘でしかしゃべれん。応援心がないので。人の応援心がわからないヤツなので）。
だからきっと、神様チックなヤツはニセモノにエナジーを与えてその業界を肥沃にさせるんだ。ニセモノがいないとホンモノは生まれ得ないわけでねー…って、うーん、いかんなー、どーにも、無自覚にディスっちゃってる、気が、する、な～～～～～っ。そんな気、さらっさらに、さらっさらのサラサーティ～♪　に、ないつもりんだけどな～～～～～～～っ。

いや、ふざけたしディスったけど、これは結構バカにできたもんじゃないんだろう。一緒に旅立って死んで行った同胞はいそうです精子の話ですたちと同様、ニセモノも敵も、私の一部なのである。

心からそう思える者に、いつの日か、私はなりたい。

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【今日のオリジナルソング】

クリスマスまでこれで行くぜぇ～？
しつこいぜぇ～？