だーいぶ昔になんかで見た話なんだけどね。

幽霊をやたら怖がる人がいて「相手は体がないからこっちは手だしできないし何をして来るかわからない」って怯えてる人に、もうひとりが「体がないなら向こうも何もできないじゃない」って返してて、なるほどなーと思ったことがあった。

悩みを打ち明けてた側が納得してたかどうかは全然覚えてないんだけど、あんまり信じてないオレでも（考えたらビビるけど（じゃあ信じてんじゃないのそれ））、いまでも覚えてるほどなるほどしたのだ。

最近、為ちゃんも気になってるのか、正解主義うんぬんの話をよくしてらっしゃる。
オレはいちいちそーだそーだと納得して読ませてもらってるけど、こんだけこの話題に触れてるってことは、穏かに語りつつも相当世を憂えてんじゃなかろか為ちゃん、と思ったりもする。

以前からテレビでも、下部にトーシロのツイートが表示されててクソほどウゼーなと思ってたんだけど、いまじゃヤフニュなんかでも、ひとつの見出し内にトーシロの意見をふたつ入れたりが目立ってきた。
どんだけトーシロの意見を目にせなあかんねん。しょーもない。

と、思うオレだけがそんなの気になって、嫁は全然気にもしてなかったなんていうもんだから、それなんてジレンマなんだよって思うけど、あたりまえだけど気にするやつだから「消せよ」と気になるわけだわな。つれーわ。

で、増えてきたってことはやっぱ世間もそっちに流れてると思うんだよ。
批判を知りたいのか、批判されない方法を知りたいのか、自分はこれで合ってるのかと知りたいのか、自分が批判する時の良～いやりようを知りたいのか、どれかは知らんけど、とにかく昔なら知りたくもなかったようなしょーもないことを知らされるハメになってきた。
そもそもの知りたがりも、知りたくなんかないけど問題を渡されたら答えを求めたくなっちゃうかわいそうなタイプも、クソみたいな流れの中に放りこまれてビクビクしてる。

誰もが忖度イクナイと思いながら、自分はしちゃってる日本人のなんと多いことか（こればっかりはオレはマジでしてない。もうちょっとしたいぐらい）。
そうじゃなかったら、あの事件でああいう意見があんなに出てこないと思うんだよねぇ。

で、思い出したのが冒頭の話なのだ。
残念ながらこれからアホほど批評家が増える。オレこれマジで20年ぐらい前から思ってたんだよ。
国が偉そうで怖いのはいいけど、民が偉そうになったら終わりだって。で、携帯にカメラが付いてくるようになった時に「ハイ、オワター＼(^o^)／」思った。そのとーーーりになりました。
オレ、「俺が言った通りになったじゃん」っていうホリエモンチックなやつ大っ嫌いなんだけど、いまだけは、いまだけは許してつかあさい。他に言うところがないんです。家庭以外で言うところがないんですー。

っていかん、すんげーズレてるわ。
ま、だから、そういうことよ。
スマイリーキクチ氏とか、100万回の殺害予告を受けた唐澤弁護士みたいな目に遭ってないから言えるのかもしれんが、相手は何人いようがクチだけだからね。
逆に言やぁ、脅しで書いてる時点でやれないやつがそんだけ多いってことでさ。

いや、たまーーーには予告してそのままやってるヤツもいたか。
まぁ、でもそんなの考えても仕方ないしな。
次はいつ地震が来るのか～っとビビり続けてるようなもんで、自分にとってマイナスのことを考えてる時間はない。そう思うのだよ。
ま、そう思い切れてないからこそ、こういう文章を書いてるわけですけれども。

逆に、自分がやりたいことを貫き通してるだけで、生き残りやすい時代になったのかもしれん。
ただ優しいだけで、とかもそうかもしれんな。

強制的にやりたくもないことをやらされた戦時あたりの人から見たら、こんなんでも天国みたいに有り難い時代なんだと思う。

って、毎日思って生きてる。

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【今週のオリジナルソング】