これは峠を越えたかもしれん。鍵盤練習を軌道に乗せることの。

それにともなってまーた大発見した。すんげー発見だでーこれは。
あってるかはしらんけど。

「うぉー、全力で音楽やってやるぜーっ！」ってなってから2週間は過ぎた。
毎日最低2時間は弾くぜー（これも「音楽やる」の本質ではないんだがとりあえず）と決めて、なんとかやってこれた。平均3時間ぐらいは弾いている。

それまでのオレはピアノの先生なんかが、いま練習中の曲を弾くのと別に毎日1時間基礎練習するってのを聞いて卒倒しそうになったことがある。
マジかと。あんな上手い人たちが、毎日ドレミファソラシド弾くのかと。なんかもうええわそんな世界と。

が、オレの辞書には「人間2～3週間耐えればなんとかなる説」があって、卒酒卒煙なんかによってその感覚が強烈に固定されてるのだな。他人情報じゃなくて、自分の体感だでね。
で、固定されてるんだって思うとこれまたすんげー固定されてくるわけ。だからそのあたりの日数越えれば定着するだろうってのはあったんだ。

それにしてもですよ、ここまで変わるもんかと。いま弾けるようになりたい曲（DQ1の「ラダトーム城」のフル版）の練習は5分もしてない。だから日に数秒分しか進まないんだけどさ。
ほとんどが基礎錬で終わってるってわけ。毎日のやりはじめは億劫さも感じつつ、2時間はよー過ぎんかいなーなんて思いそうにもなりつつ、それがメニューをマジメに考えるようになり、つい最近ではとうとう快感にまでなってきた。
これはすごいことだ。これは実にすごいことなんだよワトソン君。

あ、いうてもこれが発見じゃないで。このへんまではたどり着く人はぎょーさんおるわ。
オレが世界で最初に発見した（しらんけど）生物の超システム、それをいまから言うで？　ええか？　ええのんか～？
つまりね、上記の鍵盤練習によって導かれるその真実はね、

チンコが気持ちいいこと。これは我々が作ってきたことなんだ。

いきなりどうしたんって感じだろうけど、これ絶対そうなんだって。チンコの付いてない人にとっては…イヤン、そんなんわてほんまによう言わんわ。

ほら、よく神様が与えてくれたとかいうじゃん。生物が途絶えないために理性も効かなくなるような快楽を与えたと。別にチンコオンリーじゃなくても、メシがウマいでもいいんだけどさ。三大欲求ってやつだわね。

で、オレは「神＝全」説を説いてるんで、我々も神の一部なわけですよ。だからなんでもかんでも神のせいにするなってことも思うわけ。
「あぁ、神よ～、なんでこんな仕打ちをさ～、なさるの～ん？」とか言うけども、それは過去の我々の一部がやってきたことの結果なんだよ。
もちろん宇宙も全部、宇宙じゃないとこも全部、神だ。だから、オレにとっちゃ居るかどうかってより、在るものなんだ。

んで、ですよ、つまり絶対に途絶えたくなかったのは我々全体の意志なんだな。だから最初に「（全体として）死にたくない」と思った生命が、「次の代もこのように思ってくれるにはどうしたらいいんだ？　せや！　生殖行動にエッゲつないウマミを組み込んどいたろ！」と何代もかけて思ったんだよ。
これ、虫とか植物は人生をそんなに悩まないと思うんで（本人に聞いてないけど）、それでもわりとテケトーな神のプログラムによって続くんだよ。コードにして4行ぐらいの。
だけど人間まで来るとまぁ杞憂が激しいじゃない。生活が大変じゃないかしらとか、五体満足で産まれて来るかしらとか。だから継続を諦めるケースがある。
なのでその特典を、それこそ人生狂うぐらいの快楽にしちゃったんだな。もうチョコの価値を超えてしまったオマケのビックリマンシールみたいなもんだよ。

で、ここまでがすごい発見の半分だ。ここまでは人類を継続させることを第一義とした生命体のシステムなんだ。
んで、そういうことにあまり興味のない（もちろん日本国の永続は痛いほど望んでおりますが）人は、快楽を他のことに散りばめるんだよ。

つまり、自分にとって「これは命と同等ほどにだいじだ」と思うことがらにはそれをやめてしまわないように、神の分子が発動して世界にまだ未顕現の快楽を創成して自分で自分に定着させる力が生命にはあるんじゃないのか？　と思うにいたったわけなんです。そーなんです。
自分で書いた文章読み返してみたらだいぶヤベー奴だなこいつ、とも思うわけなんです。

たまに老後から趣味…ってか、もはやソウルワークのようなものに目覚めたり、大学に通いはじめたりする人もいるけど、こういう人って生殖能力の衰えを補って、もしくは、そもそもあった本当にやりたかったことが常識や世間体のメッキを剥がして噴出してきた人なんじゃないかと思ったりする。

こないだ鍵盤弾いてて、人生初めてゾクゾク～ってなってさ。曲の良さにじゃなくて。弾いてること自体の快感に。それでこんなこと思いました。うひは。
前ここでも言った「バナナはあの色になりたくて自分でなったんじゃないの？」とも通じるおはなし。

「サッポロ一番醤油味」の袋を人生を賭けて触り続ける女性が何を選んで、いったい本当は何を見ているのかが死ぬほど気になる。

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【今日の過去曲】