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気候変動問題を訴えるために、学校をストライキします!

日本に住む人の多くが、この気候変動や地球温暖化に対して危機感を持っていないことが非常に怖いです。地球温暖化を学校でちょっと習って、「具体的にどんな問題が起こるのかわからない」と思ってしまうのも無理はないと思いますが、さすがにそんなことも言っていられないレベルの社会問題になってしまいました。先日、イギリスで国連のCOP26という会議が開かれ、世界中の国のトップがなんとかして温度上昇を止めようとガチ切れしながら訴えていましたが、私たち日本に住む者はまず世界の人々が国連に集まって本気でなんとかしようとしているレベルの問題だということを認識すべきだと思います。私が1年を過ごしたニュージーランドの多くの仲間も同じように怒ってデモをしていましたが、日本との温度差があまりにも凄いので、この投稿をすることにしました。

具体的に何が問題なのか。(国連IPCC報告書によると)1800年代(産業革命以降)から、もし温度が1.5度以上上昇すると、住めない地域が出ます。日本もそうですし、特に途上国において現在人間が住んでいる地域からの移動を迫られます。理由は、例えば豪雨によって水浸しになるとか、雨が降らずに食べるものが育てられないとか、海面が上昇することで川・海付近が冠水する等々です。これによって移住を迫られた人々は難民となって日本に押し寄せることもあるでしょう。もちろん、日本に来なくとも行き場を失って露頭に迷います。4度上昇すれば、東京の江東区、墨田区、江戸川区が高潮で冠水するとされています。それぐらい普通にかなりやばい社会問題です。「本当にそれくらいやばいならもっとデモとか、社会運動が起こるでしょ」と思う方もいるでしょうが、それはあなたが英語でニュースを見ていないからです。世界中でやばいやばいと叫ばれてデモが起こっている中で、こんなに危機感がないのは本当に日本くらいなんです。中高で習った英語を使って他の国の状況を少し見てみてください。気候変動、地球温暖化の問題をこうして日本国内で訴えている私のような人が、変な人だと思われる日本社会自体がおかしいし、変わらなければいけないと思っています。

異常気象という言葉をよくニュースで聞くようになったかもしれません。熊本豪雨のような災害がいつ自分の住んでいる地域に起こるかわからないような未来を、私は生きたくはないです。今年の甲子園はめちゃめちゃ雨が降りましたが、これまで通り「甲子園」で見続けたいです。1900年に入ってから、人間は石炭・石油をガンガン燃やし、豪華な牛肉(高濃度の温室効果ガス・メタンを出す)を食べて、たくさんのモノを大量に消費しては捨てて生きてきました。それによって大量のCO2を排出した結果がこれです。だからこそ、私たちは声を大にして日本政府や世界全体に対して、CO2排出量を2030年までに半分以上、2050年までにゼロになるように、大企業や富裕層への法規制を求めなければなりません(世界の収入上位10%が、地球上のCO2の半分を排出しています)。

この投稿を見て、エコバックを使って欲しいわけじゃない。その程度でなんとかなる問題じゃないです。社会的な大きなムーブメントにしなければ、政府は動きません。「他の誰かと一緒に」問題提起しましょう。デモに参加するでも良いし、勉強会や集会に足を運んでも良いし、何人かで学校ストライキするでも良いし、政治家に陳情するでも良いし、何でも良いです。ただ、あなた一人が何かしようとしても無意味です。集まって、問題意識を話し合って、誰かと一緒に変えようとしてみることです。エコバックは使わなくて良いです。ペットボトルで水飲んでも良いです。移動も飛行機やガソリン自動車で良いです。ちまちま自分の生活を変えたって、「良いことした」と安心材料になって終わりです。そんな道徳的な善意で変わるほど、社会は甘くない。そのために私は、グレタ・テューンベリさんが始めた「フライデイズ・フォー・フューチュー」「未来のための金曜日」に仲間と参加して、学校を数日間ストライキしたいと思います。学校に行かないことに何の意味があるのかと思うかもしれませんが、ストライキは問題提起の伝統的な手段であり、社会運動としては良い選択だと思っています。別にこれじゃなくても良いです。今はコロナですが、街頭のデモに参加するでも良いです。そういった行動や参加を通して、日本に気候変動の問題を訴える声が大きくなっていくだろうと考えています。

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