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国民生活時間調査 by NHK #気になるオープンデータ #5年に1度

こんにちは。Bonaccia Design(ボナッチャ・デザイン)のデータ分析/データビジュアライゼーション担当 蓼丸(たでまる)です。

はじめに

今回は、個人が取得できる状態でネット上に公開されており、(規約の範囲で)自由に活用できるデータを探し巡るマガジンの第1弾。

今日のオープンデータとそのURL

今回ご紹介するオープンデータはNHKが実施、集計、公開している国民生活時間調査。こちらに公開されています(https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron-jikan/)。

国民生活時間調査の目的

同調査の目的は、NHKのホームページに下記のようにまとめられています。

人びとの1日の生活を時間の面からとらえ、生活実態にそった放送を行うのに役立てるとともに、時間の面から日本人の生活実態を明らかにする基本データとして、広く各方面での利用に供する。

NHK、国民生活時間調査、2020年の調査概要より引用
(https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron-jikan/about/summary.html)

文字通り、国民が何時にどのような活動をしているかを集計ているデータですね。視聴者(と潜在視聴者)へのコンテンツ提供の中身や方法、タイミングを考える活動に活かそうという趣旨が伺えます。

国民生活時間調査の収録データ

同オープンデータに収録されているデータセットは、以下のリンクで俯瞰することができます。

行動分類について 
(https://www.nhk.or.jp/bunken/yoron-jikan/about/classification.html)

ここでは、気になったものをいくつか以下に記載しておきます。

  1. 睡眠・食事・静養などの必需行動

  2. 仕事・学業・家事・通勤通学などの拘束を伴う行動

  3. レジャー・メディア接触・休息など自由に意思決定できる行動

個人的に気になったことのメモ

行動分類そのものが仕事に使えそう

データの中身もそうですが、「日常の生活の行動をもれなくできるだけダブりなく分類しよう」という試みの成果そのものが、調査設計やフェルミ推定に援用できそうなリストとして仕上がっていました。

行動分類も時代とともに移ろいゆく

加えて、その行動分類に定義・区分けの変遷があるのも興味深かったです。具体的には。2005年の調査で「趣味・娯楽・教養」がインターネット内外に分化しています。

ということは今後も、時代の節目節目ではたと立ち止まって生活上の行動の中身を定義・分類し直さなければいけない節目が来そうですね。

出典・参考

Cover photo by Zach Reiner on Unsplash



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